決断之日

よっしゃ！・・・

 

今日は、世界禁煙デーだったのですね。

すっかり忘れていましたが、二年前のブログを見て「あ～！」って。

そう言えば、今日、宇和島組の住職会があったのですがテーブルに灰皿が置かれていたものの吸う人もなかったな～。

これでいいんです。

自分が吸って自分が病むだけなら何ら問題はありません。

公の場所となれば、他の人に害を与えることがあれば控えなくてはいけないでしょう。

なんて偉そうなことを言える私ではないのですけど・・・

９年近く前には私も他の方にご迷惑をお掛けしていたのですから・・・

 

この日を境に「明日から禁煙！」って決めた方もおられるかもしれません。

明日から６月だし、区切りもいいから・・・

なんて思いで今日は吸い納めでスパスパって感じで。

そして、明日を迎えてまた明日から・・・

これ、よく義父が法話でおっしゃっていました。

 

決断するということは、もの凄く勇気がいることですよね。

しんどさを伴うのですから・・・

苦しんでいる自分を思うのですから・・・

辛いの嫌ですもんね・・・

少なくとも私は嫌なんです。

自分が可愛くて堪らないんです。

 

だからコイツは「決断」出来ずにいつまでもズルズル引きずってしまうのです。

姑息にもいつもどこかに逃げ道を作りつつ・・・

「明日から・・・」って！

 

「今日を大切に出来ない人は明日を大切にできない」って先日の法話で聞かせていただいたことです。

今日で５月も終了ですね。

今日を反省しつつ、自らの明日を迎えることが出来ればその今日を大切に生かさせていただこう！

修多羅のはなし

全長25㎝のミニ修多羅です

お友だちにプレゼントするために編んでみました

紐が2.5mしかなかったので、編み目を詰めてギリギリで仕上がりました


「修多羅」とは「スートラ」というインドの言葉を音訳したものです

意味は「たて糸」…つまり「お経」ということです


仏さまのおはたらきが、私の人生を貫く「たて糸」となってくださるのです

その「たて糸」に、様々な出遇いやご縁が「よこ糸」となって織られてゆき、私の人生の景色となるのでしょうね

今日もいちにち、暮れました…


あっ、そうそう

暗くなった境内でホタルが光って飛んでいるのを見ました

もう、ホタルの飛ぶ時季なんですね…

おやすみなさい

初之参拝

子や孫に・・・

 

お母さんのご祥月の御縁にお参りいただきました。

丁度、今年はお年忌も当っており先日御自宅でお勤めされたのですが、続いての御縁をいただいたことです。

 

「子どもや孫は未だ徳正寺さんにお参りしたことがありませんので、ご祥月に皆で改めてお参りさせていただきます。」

ということでした。

その施主様自身も久しぶりだった様子で、「あ～、小さい時にお参りして以来だわ～・・・」って感慨深げ。

お子さんも見渡されながらいい表情をされています。

お孫さんは、つまらなそうでお母さんに纏わりついていました。

 

有難いご縁です。

自らが有縁の方々のおはたらきをいただきこの本堂に座らせていただいたように、子や孫を導きここに座って下さる。

決して消えない繋がりに気付くように・・・

 

今日、つまらなそうに座っていたお孫ちゃんもいつの日か齢を重ねてここに座るかもしれません・・・

「お婆ちゃんやお母さんと一緒に座ったよな～」って・・・

懐かしくて有難くて涙さまがいっぱいこぼれます、きっと。

 

大事に送日して下さい。

徳正寺の本堂はいつでも開けておきますから・・・

水分補給

水分を取って・・・

 

今日は、決して「夫源病」の原因ではありません。

偶々空いた一日・・・

昨日の事、「明日、松山行かない？」

「ん？なんで？」

「勉強会があるから一緒にドライブしないかな～っと思って・・・」

「ん～・・・」

「その間、温泉でも入っていたら・・・」

「温泉か～・・・いいね～！」

ということでコイツは坊守とデートの運びとなったことです。

別に私が着いて行こうとしたのではなく、お誘いを受けたので堂々と・・・

と思うのはコイツの方で、坊守が常に先手でいいように導いてくれているのでしょう。

御子様住職が腹立てんように・・・

 

今日も快晴でドライブ日和。

気持ち良く運転しながらいろんな事を話すことです。

このひと時が好きです。

今の味わい・・・

これからの味わい・・・

不安を抱えつつも肩寄せ合いながらボツボツの人生。

 

途中、中山町の道の駅で一休み。

最近、恒例となったパン屋さんにて無料のコーヒーをいただきつつ美味しいカレーパンを１つ。

松山に向かうと献血の午前の部に間に合いそうだったので高島屋の近所で別れました。

坊守は勉強会に私は献血と温泉に・・・

 

午前の部に入れていただき問診を受けます。

「血圧も正常で大丈夫ですよ！」っていただいたのですが、ついでに数値的に不安に思っていることをお尋ねしたことです。

「すべて数値内だから心配ありませんよ。ただ、血液の色が少し濃いので水分を取って下さい！」

「濃いとどうなんでしょうか？」

「ドロドロとなり血管内で詰まることになり病気を引き起こします。とにかく、水分摂取です！」

「ありがとうございました。」

 

成分献血後、血圧を測るとドンと下がっているのです。

こんなの初めてで少々ビックリしたのですが、少し安静にしていれば大丈夫とのこと。

やっぱり、調子が悪いのでしょうか・・・

ロビーで水分摂取しながら休みます。

休みながら「温泉、どうしようかな～」なんて考えながら・・・

結局、行くのですから・・・コイツ。

献血の後は安静ですよ！

いけませんね！

 

案の定、しんどくて入れたもんじゃありません。

これまでも何回もこういうパターンもあったのですが、ここまでしんどかったのは初めてです。

流石にふざけたことも出来ずに、程々で出たことです。

 

フラフラになりつつ坊守の会場まで迎えに行きます。

「信巻の御話で勉強させていただきましたよ！」って満足そう・・・

一方、献血と温泉でフラフラ状態・・・

なんと情けないことかと思いつつも帰りの道も寝ることもなく私の伽をして下さる坊守と楽しく帰ったことです。

 

このドロドロのまんま、グタグタのまんま・・・

本当に間違いなく参らせるの願いに包まれ大切に生かさせていただきます。

白黒写真のはなし

先日、弟のお嫁さんが姪っ子ふたりの写真を送ってくれました

可愛い可愛い仲良し姉妹です
少し会わないうちに、ずいぶん大きくなりました

あら…!?

なんだか、どことなく、私の幼い頃の顔に似てるんじゃないかな…？

そう思い、古い写真を出してみました

嫁いで来るときに写真を何枚か持って来ていたのです


白黒写真に写っている私は
父に抱かれ、母に抱かれ、おばあちゃんに抱かれ、姉に抱かれています

雪遊びや庭で遊んでいる写真もありました

全く記憶にない頃の写真なのですが

なつかしくて、なつかしくて…

父や母の顔や手を撫でていました

抱かれていた心地よさをたずねるように…


もう二度と触れることはできないけれど


いまは仏さまとなって、私のいのちの上にいきいきとはたらいてくださっています

悩んだり、落ち込んだり、喜んだり、悲しんだり…の私の一時一時を

そのままに…

ひかりの中に…

響きの中に…