Tsuki軍団の野望

模型・廃墟・本・毎日のちょっとしたくだらない出来事を紹介するでござる。

一流の人の話し方

2012-07-25 02:00:45 | 本・漫画・雑誌

あちきは,一流の人とあまり交流がない。
それは,あちきが二流,いや三流だからでござろうね。

しかし,たまに一流の人と話す機会がある。
いや,別にその人が「私は一流なんですよ・・・」なんて云うことはない。
そう云った瞬間,その人は三流なのだから。



「一流の人の話し方」(アスコム:北側義則)でござる。

一流の人の話し方には,独特の魅力がある。
それは,「も一度会って話を聞きたい」と思うような魅力でござる。

分かりづらいか・・・。

えっとね,包み込む安心感と,
その逆,厳しい一面もある。
それから,独特の間。

こう云った書物を読んでいて思うのは,
一流の話し方とは・・・と云ってマニュアルを示すものではない。

何だろうな,結局は「人間性」と云うことになる。
お金持ちだから一流と云うものではない。
豊かな人間性と,豊富な知識,見識のある人は,
一流と云うことになる。

今回,この本には付箋を入れていない。
ためにならないと云う理由では無い。
あっと云う間に読んで仕舞って,付箋を入れる暇がない
と云うのが本当の処だ。

この本では,これまで読んできた本に出てくるような,
そうね,にたような表現が幾つかある。

でもね,あるページに,
筆者が若い編集者を叱責する場面が出てくる。
しかし,若い彼は,謝罪をしながらも視線を外さずに
筆者と仕事の話を行う。
そこで筆者は,出来る若者だと感じるのでござる。

この手の本は,ややもすると自分の自慢話に終わるものがある。
しかし,筆者がこのエピソードを入れていると云うところが
読んでいて心地よかった。

まさに一流の人間の一流のもののとらえ方でござる。


ぶ~。

コメント (1)
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