近年,船底模型にも新たな光が当たり,
「いっちょ造ってみるか!」と云う,モデラーも増えていること感じるでござる。
勿論,我々がちいさい頃は,
みんな一度は船を造って川や池に浮かべに行ったものでござる。が。
今のように精密な作品を造ろうとは考えていなかった。
最近では,出来の良いプラモが増え,
更に,興味のある人は,エッチングパーツなどでディティールをアップさせている。
内山睦雄氏の作品は,それらの模型とは一線を画すところにある。
実に細密に表現されていながら,
じつに温かさを感じるのはあちきだけでござろうか。
氏の作品は
1/100,1/250,1/500と云う少し大きめの縮尺で表現されている。
それから,今ではリリースされているものもあるかもしれないが,
給糧艦や潜水母艦,給油艦,運送艦,敷設艦などと云った,
ちょいと個性的な役割を持つ艦でござる。
すべては気の遠くなるようなリサーチを行い,
更に,身近にある材料を匠に使って造られているのでござる。
とにかく,驚きの作品群でござる。
ひとつの作品を造るのに,5ヶ月,6ヶ月は当たり前,
細部にこだわった作品の数々,
まさに神業の境地でござる。
惜しむべきは,カラーのページが少ないこと。
それに,氏が直接シャッターを切ったもので,
写真美術的な意味合いは薄いことでござる
(撮影した台が写っていたり,後ろの布のシワや,切れ目が気になる)。
作品重視の写真集だと考えていただきたいと・・・
あちきなんかが云うことでもないが・・・。
コミュニティ「ゆるゆる模型軍団」を立ち上げました。
詳しくは,みじぇっとをクリック
人気blogランキングへ
「Tsuki軍団」のホームページでござる。