左上7番、先週金曜日にいよいよコアを立ててきました。
コアっていうのはまぁ神経を抜いた歯が丈夫に立っていられるようにする支柱みたいなものです。やっと土台工事終わったね!って感じになる……はずだったんですが。
これがまぁ、いいのがない。
しかもですね。一番細いやつを立てるためにも、また掘らなければならず、拡大して掘り掘りしてたら途中でドリルのバー(先端)が折れるというアクシデントに見舞われました。なんとかその後出てきましたけどね。
形成しながらもかなり歯茎のきわを触るので当然血まみれになりまして、「あ、今日印象取るの無理だな」と思い始めました。(血があんまり出るとうまく型がとれません)まぁ血は出てますが痛くはないのでなんとかかんとか。(多分普通の人なら割と痛いと思う。知らん。神経だいぶしっかり抜いてるし、左側上の歯茎は手術のせいか知らんけど元からあんまり感覚ないのでボーナスチャンス)とりあえず型取りは次回持ち越しです。治療中のまま年越し確定。年明け型取りです。
しかしこの歯、最後までこの調子。今は頑張れてるけど、あとちょっと顎が開かなくなったりして何か起こるともう治療ができず、抜歯になるかもしれんな……。思ったよりも歯の喪失が目の前にあるかもしれないと思い始めました。矯正科の先生が矯正が終わる頃のタイミングで「状況が許すタイミングで骨切りをすれば開口障害から解放される可能性があり、治療の選択肢が増える」みたいなこと言ってたな、とも思いましたが、あの時より状況厳しいな、とも。(あの時はなんとか数ヶ月は鉄剤がオフできていたけど、8年超えたくらいから厳しくなってきた)
やった方が間違いなくよかったろうな、だが、もうできぬ。引けない一線を超えた気がする。医学的にあの時は「ヤバいかも」だったけど、今は「確実にヤバい。あの手術をしたら多分再起不能」だからな。
ですから!有病者の口唇口蓋裂の患者さんで骨切りを勧められた患者さん、もし悩むなら、ちょっとでもやった方がいいかもと思うなら、よく考えましょう!見た目だけじゃなく、機能の問題も多分にありますので……。後から「やった方が間違いなくよかっただろうな」と思っても、加齢や病気自体の身体変化でだんだん厳しくなりますっ!(私は奥歯の虫歯治療のたびに機能面での辛さを感じて若干後悔してるぞ)特にもし治らない病気を合併している方は、時期いつだよって話ですからね。よく親御さんとも話し合って決めましょうね……。(ちなみにまた今度詳しく話すけど、病気になってから出てきた口唇口蓋裂の手術の選択肢で受けなかったもの、そしてもう今医学的にほぼ受けられないだろう中で後悔しているものツートップの一つですね。大変だっただろうけど、受けてたら生活の質と治療の楽さは間違いなく違ってた。一位はもちろん瘻孔閉鎖)本当に、一生の選択になるので、よく考えて決めてくださいね。
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