今日のプログラムは、最初に川久保賜紀のメンデルスゾーンのバイオリンコンチェルト。彼女の演奏は初めて聴く。伸びやかに、情感もあり、いい演奏だった。それほど大仰でもなく、押さえながらもしっかりみたいな演奏だった。
マーラー5番[関連したBlog]
。第一楽章、出だしからトランペット他金管はよく音も良く出ていた。弦が、非常にゆったりとした包み込むようないいアンサンブルだった。第二楽章、かなりグロテスクな表現もあり、インバルの音作りなのだろうか。打楽器や木管、あるいはバスがそういう表現が多かった。第三楽章、ガラッと雰囲気が明るくなるような音作りではなかった。ここで、霧が晴れるような展開をこのシンフォニーでは通常感じるが、そういう感じではなく、延長線上という受け止め方をした。金管は良かったけどね。第四楽章。これは美しかった。今日の弦はそれほどシャープではないのだが、ここはきれいに決めた。第五楽章、またグロテスクな表現が多く、カオスを表現しているようであった。終演後、ブラボーの声が凄かったが、正直、あそこまで絶賛するのは、僕はわからなかった。確かに、今まで15年前のボストン=小澤に始まり、マゼール=ウィーン・フィル、シノポリ=フィルハーモニア等々生でも随分聴いたし、CDも主だったところは聴いている。そういう中で、異彩を放つ表現ではあると思う。
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