goo blog サービス終了のお知らせ 

Running On Empty

Pretenderの備忘録

1兆円を盗んだ男

2025-04-05 23:34:13 | 読書
仮想通貨帝国FTXの崩壊 マイケル・ルイス著 日本経済新聞出版2024

原題はGoing Infiniteで2023年に出版されている。ライアーズポーカー、マネーボールのマイケルルイスの手になるもので、面白く読める。効果的利他主義という考えで、多分発達障害のIQの高い人たちが活躍し、巨大な富を得、それをばら撒き、破綻し、犯罪者にされてしまう。何が本当かが最後まで明確ではない。主人公の本性についても解明されつくしていない。一応の司法判断も出ている中で、真実はどうだったのかと改めて考えさせられる本である。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

公安調査庁秘録

2025-03-30 22:32:04 | 読書
日本列島に延びる中露朝の核の影 手島龍一、瀬下政行著 中央公論新社

最初に佐藤優の解説がある。その後は基本的に手島と瀬下の対談。公安調査官の仕事が簡単に語られる。ウクライナについても、ロシアの侵攻以前からの重要性が語られ、その後は北朝鮮をめぐる様々な事象についての分析。非常に面白かった。公表しても構わない範囲での情報だとは思うが、国民がこのくらいは知っておいてもらってほしいということもあるのだろう。公刊時点で秘録ではないが、笑
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

メトロポリタン美術館と警備員の私

2025-03-28 11:51:00 | 読書
世界中の<美>が集まるこの場所で パトリック・ブリングリー著 晶文社2024

読み終わって、良い本だなあと思う本がたまにある。学術書に近いものだったらしっかりした論証だったり、ノンフィクションだったら取材の緻密さだったり、小説は没入感等々。本書は著者の体験をベースにしていて、ノンフィクションというかエッセイというかだが、淡々としていて、そこに美術品や多彩だが濃密ではない人間関係が描かれていて、何とも言えないものを醸し出しているのだ。メトロポリタン美術館は何十回と訪れた。随分いろいろな人をガイドもした。思い出せる作品もあれば、意識したことのない作品も多かった。もう一度、脚を運びたいと思わせる良書。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ワイルドランド

2025-03-23 15:19:00 | 読書
アメリカを分断する「怒り」の源流 上・下 エヴァン・オズノス著 笠井亮平訳 白水社2024

非常に読みごたえがある。ジャーナリストが様々な取材を行い、その事例をナラティブ的に示して、アメリカの分断がどこから来ているかを探る。
ウエストヴァージニア州という馴染みのない地域、金融には馴染みのあるグリニッジ、そして前駐日大使が市長時代も描かれるシカゴの様子が語られる。
銃規制の問題、BLM、そして議会襲撃。。。

読んでいて心が痛む部分も少なくないし、ウォールストリートのエリートのホワイトカラークライムも。

原著は2021年、翻訳は2024年。2020年のバイデン勝利でも分断につき楽観的な評価をしなかった著者が2024年選挙と現代をどうみているか続編が楽しみな良書である。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビートルズ VS. ストーンズ

2025-03-18 13:02:00 | 読書
60年代ロックの政治文化史 ジョン・ミクミライアン著 ミネルヴァ書房2024年

学者が書いた本、原著は2013年らしいが。
ビートルズとストーンズのメンバーの生い立ちから、その後の両者の交差する関係を含めて描いている。翻訳の関係か読みにくいけど、面白い内容だった。ビジネスとしてのカネの問題や、マネージャーとの関係。トリビアも散りばめられていて楽しい。ヨーコについては辛らつ。
ポールもミックもステージを観たのは、2002年の米国、懐かしい。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする