Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

ワンマンカーを堪能する

2007-07-30 12:02:36 | ひとから学ぶ
 トラブル続きの1日の始まりだ。駅に着くと電車が来ない。ところが反対側のホームへ定刻どうり上り線の電車がやってくる。「どうしたんだ下り線は・・・」そう思っていると場内放送が入る。下り線の常に使っている電車は32分遅れで元善光寺を出たという。放送が聞き取りにくいから理由がよくわからないが、遅れていることだけは確かだ。そのうちに伊那大島駅始発の電車は、定刻どうりに出たと言う。ようは1本後の電車が先にやってくる。ワンマンカーである。たまたま高校は夏休みに入っているから、この通常使う電車の乗客は少なめではあるが、ワンマンカーが通勤時間帯に走るというのも、なかなかつらいものがある。運転手が雨の降る中、顔を出しては前から降りてくださいと言っている。乗客が少ないからワンマンカーで良いだろうが、多いときにはきつい。放送をするのも運転手である。車両前部分のドアしか開かないから、乗客も混乱するだろう。

 そんな電車に乗ってから気がついたのは、日記用に持ち歩いているメモリーディスクを自宅に忘れてきた。ということで、今日一番に記録しようとしていた日記は、帰宅後になる。そういうわけで、ちょっと落胆しながら最新の日記を書いている。たった20分ほどいつもと時間が違うだけなのに、車内の雰囲気は違う。とくに前述したようなワンマンカーだという放送が頻繁にされるからもあるだろうが、ウィークデーの昼間の電車のような雰囲気がある。もちろん20分遅れということは会社には遅れる。電車の中からでは電話はまずいと思い、同僚に乗車前に連絡をとってある。まるで1時間くらい遅いような雰囲気の中、落ち着かないワンマンカーを堪能する。駅に到着するごとに、乗客が車内を前の方に向かってぞろぞろ歩く。不思議な風景だ。降りようとしていた高校生が急にドアが閉まってしまって声をあげた。すぐ前の運転席に乗務員がいるから出てきて対応してくれたが、運転手さんも大変だ。いろいろ気を使わないとお客さんに迷惑がかかる。雨が降っているから輪をかける。やはり満員だったらこんなことはできない。

 さて、わたしのこのごろの日記は、電車の中で書かれている。そのため小さなメモリーにそのための下書きデータも保存している。ということで、今日は帰宅の際もそれように用意しておいたデータは使えない。さてさてというところだ。
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