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福岡 バリアフリー リフォーム 車いすの生活もらくらく♪  福岡市早良区荒江

2012年12月06日 | バリアフリー・介護リフォーム
■工事内容:車いす対応 リフォーム工事
 
■工事場所:福岡市早良区荒江

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前回のブログの書き込みから一か月、現場の作業が終わり、久々にパソコンに向かう
時間が出来ました。
 
今回は、11月に行ったマンションのリフォームについてご紹介いたします。
 
 
テーマ:車いすの生活
 
 
築30年のマンションを車イスの使用を前提とした、バリアフリー住宅へ リフォームしました。
マンションの構造は、鉄筋コンクリート(壁式構造)で出来ています。
2LDK+和室二間(85㎡) 2人住まい
 
↓マンションの外観
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◆工事の内容
 
車イスを使用するために、畳をフローリングにやりかえたり、居室の段差を無くしました。
今回の工事では、段差を無くす工夫や手すりの設置方法について参考にしていただけます。
 
 
 
◆住宅の問題点
 
一、廊下と居室の間に9cmの段差がある →車いすの使用が困難
 
一、あまり使われていない畳部屋が2部屋もある。 →未使用空間の有効活用
 
一、トイレやお風呂での安全を確保する手摺が無い。 →体を支える場所がない
 
一、電気設備、給水設備の使い勝手が悪い。 →手が届かない。見えにくい。
 
 
 
 
◆工事内容で分けて、解決方法を項目ごとに紹介します。
 
①資金面を解決!   リフォームに伴い、介護保険住宅改修費支給申請を行いました。
②狭いから広々へ!  和室二間(6畳間)から、洋室(12帖)へのフローリング工事
③危ないから安心へ! 安全の為に『浴室、洗面脱衣室、トイレ』に手摺を取り付けました。
④使いやすいへ!   インターフォンの高さを車いすからも利用できる高さに移設しました。
⑤ミストの水栓!    キッチンのワンレバー水栓を交換しました。
⑥車いすでも、壁を傷つけない! 高さ30cmの幅木を設置しました。
⑦車いすでも、玄関土間へ入れます!  土間のステップを設置しました。
⑧トイレへの出入りを快適に!  タテ型ブラインドで目隠しを設置しました。
 
 
 
 
① 介護保険住宅改修費支給申請
リビングルームの段差解消方法を選び、ケアマネージャーと一緒に提出書類を作成しました。
 
↓まずは、工事前の図面になります。(トライクルハウス作成) 申請書に添付
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↓工事前の写真1 (トライクルハウス作成) 申請書に添付
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↓工事前の写真2 (トライクルハウス作成) 申請書に添付
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↓介護保険住宅改修費支給申請に必要な書類のチャックリスト
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◆申請から1か月の時間が経ち、完成報告書を福岡市早良区役所へ提出しました。
↓完成時の図面 (トライクルハウス作成) 申請書に添付
20121203renovation07


↓完成時の写真1 (トライクルハウス作成) 申請書に添付
20121203renovation08_2


↓完成時の写真2 (トライクルハウス作成) 申請書に添付
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② フローリング工事
あまり使用されていなかった和室を、車いすやベットの置きやすいフローリングへ
リノベーションしました。
床材は、車いすのタイヤが動きやすく、傷の入りにくい専用の素材を使用しました。
(ワックスいらずの表面が固い素材です。)
 
 
 
↓採用した床材のカタログ
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↓和室東側 工事前写真
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↓和室東側 工事中写真
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↓和室東側 完成写真 フローリングへ リフォーム
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※広々とした洋室へリフォームされました。
 
 
↓和室東側 完成写真 アコーディオンカーテンを取り付け
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↓和室東側 完成写真 使いやすいアシスト取手を採用
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↓実際に使用してみました。 男性の手でもしっかりと持てる大きさで、小さな力で開けます。
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↓アシスト取手 メーカーカタログ(タチカワブラインド製)
 

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軽々と動きます!! おススメです。
 
 
 
 
↓和室西側 工事前写真
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↓和室西側 工事中写真
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↓和室西側 完成写真 フローリングへ リフォーム
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↓廊下と和室の敷居 工事前写真1
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↓廊下と和室の敷居 工事前写真2
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↓廊下と和室の敷居 工事中写真
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↓廊下と和室の敷居 完成写真 フローリングへ リフォーム

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15㎜の段差を解消するために、木製の面取り材を使いました。
色を変えることにより、段差の視認性を高めています。
 
 
 
 
↓和室の押し入れの襖は、長年の汚れと破れによりお部屋のイメージを暗くしていました。
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フローリングと和室の襖、いまひとつ落ち着かない雰囲気でした。
 
 
 
↓シルクの光沢のような明るい襖紙を選び、曲りの調整と取手の取替えを行いました。
出来るだけ襖の重さを軽くして、敷居にはロウを塗り込み開閉しやすいものとしました。

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