ニュースレターNo.20の情報交換に岩手県・宮古土木センター訪問
6/14(金)
岩手県は
本気で津波対策をしていない
会談はなにも進展なし。役所の担当者は設計コンサルタントや建設業者に任せっ切りで何も分かっていなかった。
【藤原防潮堤】藤原漁港旧防潮堤の図面などもその存在も分からない状況。それをかさ上げなど廃物利用リフォームして強度が大丈夫か?…強度?かさ上げも基礎強化も元図面や元計算がないので分からないようだった!
【鍬ヶ崎防潮堤】防潮堤末端の龍神崎崖への取り付け(1mの差し込み、基礎工事など)の強度などの質問では「ほかのところ(防潮堤)もそうやっている」の返答。これ以上の対話は不能。はぁ?が飛び交った…
【日立浜・鍬ヶ崎の避難階段】この度、防潮堤陸閘の補助避難道として防潮堤を跨(また)ぐ階段を設置する事になって工事が進められている。最初からの計画だと強弁しているが地元ではほとんど知られていない。使い方の広報もなく好き勝手をやっている印象。
【閉伊川水門工事の進捗】国の会計検査院から監査があるというので担当者が忙しくて出席できないという。監査の内容は知る術もないが、それはもう国としても監査に入らざるをえないだろう。外目には来年度完成はムリ。
【最大クラス津波】今後大きな確率で予測される南海トラフ地震、東日本大震災クラスの津波については、当局は頻度の高い L1 クラス津波対策工事で手一杯、問題意識自体が何もなかった。使命感も負託感もない…
*これでは会談も何も進展しない。津波は地元で自衛するしかない思いを強くした。
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