おもて
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鍬ヶ崎の防潮堤を考える会 宮古市内に10,000部配布(2019.6.9)
ニュース レター No.20
中締め特集号
────注意────
宮古市の防潮堤工事は終局を迎えているとして「中締め」特集にするつもりであったが、いざ書き出してみると工期が過ぎても何も変っていない。閉伊川水門は出来るのかどうか、さえ。「最大クラス津波」に対する備えも皆無の状態だ。そのため本紙は中締め(終局)特集というより現状ニュースのようになってしまった。まさに、市民による総点検の時期に入った、という事がいえる。
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閉伊川水門は残るだろうが──
(1) 藤原から中心地へ津波浸水 ?!
※ 旧藤原漁港防潮堤と閉伊川水門が同じ150mの長さでまっすぐに並ぶ。予算、強度、構造、基礎の不均衡性が将来に禍根を残さないだろうか?!
旧 藤原漁港防潮堤リフォーム工事の欠陥
▲ 旧防潮堤の足元をコンクリートブロックで補強しただけ。(陸側)2019.2.2撮影小林
▲ 高さを10.4mに合わせるために旧防潮堤の天板に鉄骨を打ちコンクリートでかさ上げした。壁面も同じ。(海側) 2018.12.10 撮影
(2) 鍬ヶ崎防潮堤はいまだ中途半端
鍬ヶ崎地区防潮堤の東端は浄土ヶ浜南の龍神崎に取り付ける(写真)。強度や安心感で疑問がある。
① ぼろぼろにはげ落ちている砂岩の崖に1m喰い込ませているだけの構造 ② 最後の数mの壁面には芯鋼管が入っていない事 ③ 同様にその場所に基礎鋼管杭が打たれているかどうか不明。
2019.1.17 撮影(陸側)古舘
そして、まだ工事はつづく。 ④ 残りの壁や陸閘の建設 ⑤ 人工衛星による陸閘の開閉ハード・ソフト問題 ⑥ 出崎ふ頭→漁協ビルへの避難高架橋の建設、など。工事には不備も目立つ。2016年度完成予定が1年延ばしに、2018年度もとっくに過ぎたのに完成の 気運 がない。県・宮古土木センター、宮古市は説明をする気があるのかどうか? ◯ ◯会議メンバーなど鍬ヶ崎住民も待ちくたびれて声も出ない。
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「鍬ヶ崎の防潮堤を考える会」は良いか悪いか防潮堤の行政広報を肩代わりしてきたという一面があった。岩手県も宮古市も広報にはきわめて消極的だったし市民の関心も高いとは言えなかった。みんなで真実を共有しなければならないのに…
(以上おもて面記事)
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