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2011.6.1~。大津波、宮古市、鍬ヶ崎復興計画。陸中宮古への硬派のオマージュ。
 藤田幸右 管理人

「正常性バイアス」

2018年08月13日 | 写真

 

 日本経済新聞(2018.8.3)



 ※「写真」のカテゴリーでアップします。西日本豪雨の記事。でも日本人に共通…


正常性(の)バイアス   : 画面の下方にあるバイアス(傾向)記事。

「人が身の回りの異常を正常の範囲内と解釈し、精神の安定を保とうとする心の機能<正常性バイアス>も避難の足を鈍らせる」


津波が来るというのにそれを見ようとして海岸や堤防の上に駆け出すような人がいる。あくまで自分が正常だと信じきっている。

モノを取りに戻るとか‥‥

「高を括る(たかをくくる)」という言葉に通じるものがある。

※ 人が身の回りの異常を正常の範囲内と解釈し、精神の安定を保とうとする心の機能。

※ (少し長くなるが)なぜ、人は逃げ遅れるのか。東京女子大学名誉教授(災害心理学)の広瀬宏忠さんは一因に正常性バイアスを挙げる。災害時「自分は大丈夫」と思いたがる心理のことだ。とりわけ高齢者は経験が豊富な分「ここまで土砂や水は来ないだろう」と甘く見て避難が遅れる傾向がある。広瀬さんは「今は過去の経験が生きず、想定外の事態が起こる時代になったと肝に銘じるべきだ」と話す。正常性のバイアスに陥らないための処方箋は、災害情報に敏感になることだ。もはや何が起きてもおかしくないという心構えが大事。広瀬さんは「心のトゲ」と呼ぶ。常に丈夫かと疑い、最悪の事態を想定しておけば、すぐに行動を起こせる。(日本経済新聞「くらし」)



経験の逆機能   :

「被害の小さい災害の経験がある場合は結果を過小評価する<経験の逆機能>も起こりうる」


たくさんの地震を経験してきた。しかし大きな津波は来なかった。

または、大きな津波を経験した。しかし大したことはなかった。




[関連記事] 鵜住居の児童・生徒は「正常化の偏見」を二度打ち破って危機を修正した。  2011.6.20

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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