とり急ぎ宮古市議会への陳情の次第を報告しておく。
…陳情は不採択であった。
「鍬ヶ崎の防潮堤を考える会」の陳情は先きの「権能外」陳情に引き続いて「岩手県に説明を求める」陳情も否決された。
●「権能外について」の陳情は9/17に議会運営院会にて陳述して即日不採択になった(既報)。
●「岩手県に対して(工事の進捗等)説明を求める」陳情は9/24に建設常任委員会にて陳述を行い委員会の審議にかけられたが結論は出ずに継続審議になった。
●「岩手県に対して(工事の進捗等)説明を求める」陳情は9/29に再審議が行われた。委員長から再審議に至った経過が報告され陳情者が改めて再陳述を行い、委員会で審議の結果不採択になった。
写真は宮古市議会Facebookより(2015.9.24)
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不採択の事情は報道記事や
フェイスブックの方が分かりやすい。
記事
毎日新聞・岩手版「ニュースBOX」(2015.9.30)
鍬ヶ崎巨大薄っぺら防潮堤、宮古市議会 建設常任委員会 継続審議は否決されました。
陳情の内容が多伎にわたるので、否決。だけど内容は重要。っていう否決。
同じような意見書を会期中に建設常任委員会が議会に提出するのは、あまり好ましくない。←議会事務局
なんとか建設常任委員会は、会期中に県に説明してもらうように検討してくれている。不採択とはしたけど、県からの説明を求めるように委員会が働きかける。感じ。です。
K.古舘さんFacebook「タイムライン」より(2015.9.29)
「県に説明を求める」陳情を否決して、委員会は「県に説明を求める」よう本会議に働きかける。というのは本当です。陳情者自身も意味が分からない結論でした。分からない事は陳情者に質問すればいいのに委員会にはその勇気もないようです。
同上「タイムライン」へのK.Fujitaコメント
Fさん、追加のご説明ありがとうございます。いろんな人達が、いろんな次元で意味が分かってない、なんか日本らしい感じだと思って傍聴していました。なんか、分かったふりをして、そーゆー意味ではないでしょう。と思う議員さんの発言もありました。議会事務局の規約もあんまり理解していなそうな、ある議員さんの発言もあったと思いました。誰がどこまで分かってるのか分かってない、ものすごく日本らしい、なあなあというか、そんな感じ。というか、最終的にはO議員がまとめてくださいましたが、終われば駐車場で営業してたのか?とか、ほんとに最後まで分からない、とっても不思議なコミュニティー!!!?????何なんでしょう???(+_+)??
同上「タイムライン」
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経緯
否決した内容を本会議には肯定的に報告するという不可解な決議になった。つき合いきれない気持ちがする。24日の委員会では継続審議になったがその兆候はあった。陳情(賛成)採択やむなしの流れを採択しきれなかったのである。陳情は多岐にわたっているとか、陳情趣旨と陳情理由が合っていないとか、理事者側に探させた県のちらしを愛でたりしてずるずる継続審議にもっていったのである。しかし委員長は確信的であった。委員会が終わって陳情者にニコニコと愛想が良かった…。
I 議員を通じて陳情者に委員長の意向が伝えられた。事務局と相談して陳情書を分かりやすく書き直して29日の委員会に再提出する事、と。それで28日(月)事務局に出向してその相談をしようとした。事務局がいうには「全議員事前配布の陳情書は書き直す事は出来ない」と。それはそうだろうと陳情者は即納得した。どんな田舎の議会であっても改ざんは許されることではないからである。その話し合いの議会ロビーに I 議員、O議員、T委員長が顔を出しては分からない事を何かいいすぐ立ち去って消えた。
翌29日の建設常任委員会に出席を求められて着席した。冒頭、委員長は述べた「陳情書を書き直す事は出来ないので、そのままの趣旨をここで再陳情するか、書き直して12月議会に再陳情するか、陳情者は決めていただきたい」と。この無体言動につけ加えて「前者の場合は陳情はおそらく不採択になると思う」と…。なんと乱暴な、と思った。陳情者の二人は前の日のトラップに安易にひっかかった事を恥じて、相談して「揃って土下座して、採択をお願いしよう」と腹をくくっていたのに結論を先きに聞いたのであればそれも出来ない、と顔を見合わせた。
傍聴席で審議の内容を見守った。前回の議論がむし返されている。陳情書が6ページもある。理由が多岐にわたっている。整合性に問題あり。文章がむずかしい、下手すぎる。黙って聞いていると腹が立つので聞かないようにしていたが、もはやなにを陳情されているのかも分からなくなっているようである。K議員などは「陳情の目的がべつにあるようだ」などと迷いごとを言って同僚議員の視線で下を向いた。冷笑や含み笑いも気に障る。驚くべき事はS議員は一人明確に陳情に賛成意見を述べたのに委員長は、最後に「全委員の意見が一致していると認めますので特に裁決を致しません」と全会一致をほのめかした。
本会議に、この委員長はどのような報告をするのであろうか