先に、goro komaiさんより、当ブログに次のようなコメントが寄せられていた(田老「第一防潮堤」の今(5)2013.7.25)。鍬ヶ崎の防潮堤に対する警告のユーチューブ映像であった。国内外に拡散を呼びかける。英語版もある。真摯な訴えが伝わってくる。後半に鍬ヶ崎への切々たる思いが写る。
今世紀最大の環境破壊 (goro komai)
2013-07-31
田老地区のみならず東北三県370km、405ヶ所の港が高さ10m以上(最大16m)の巨大防潮堤の建造で覆われようとしています。高さ16mいえば府中刑務所の塀5.5mの2~3倍に及びます、この朝陽の射さない高い塀の中で果たして人間はまともな日常を送れるのか、漁師は海を見ることもなく生きることができるのか、子供は健やかに成長できるのでしょうか。この愚劣きわまる暴挙を阻止することはほとんど絶望的なのですが、マスメディアから無視されている現状では、SNSを利用し何とか事実だけでも国内外の多くの人に知ってもらうことから反対世論が形成できればと、facebook(GORO KOMAI)及びyoutubeに「海・耐えられない軽さ」英語版“The unbearable lightness of sea”名で動画投稿しています、広く拡散することを願ってやみません。
海・耐えられない軽さ
youtube公開日: 2013/06/25
この動画は今日本で進んでいる今世紀最大の環境破壊へのささやかな証言といえるものです。東北復興の名のもとに 三陸一帯の港で巨大防潮堤の建造が始まりました 総額8000億円を費やし高さ10m(最大16m)のコンクリートで、東北三県405ヶ所、370キロの海岸線を覆い尽くそうとするものです。とりわけ陸中海岸国立公園のシンボル・浄土ヶ浜からわずか数百メートル西に位置し 国内でもきわめて珍しい防潮堤のない大型漁港として 自然港の佇まいを残す宮古市鍬ケ崎港の場合ことは深刻です。
このyoutubeへのコメント:
日本の全周を33889㎞、防潮堤で囲まなければ、私たちは常に危険にさらされるのでしょうか。
毎日、海の音と色と匂いを肌で感じて暮らす人々のこと・・・どう考えるのでしょうか。
たぶん、海とともに生きていない人は、海の豊かさも恐ろしさも日ごろ感じることはないでしょう。
たまに、美味しい魚を食べて、海を思い出す人たちが、海と苦楽を共にしてきた人たちから海を取り上げる。
『いのちをまもる』という看板を掲げて、日々の暮らしを・・・『いのちのいとなみ』を考えることもしないで・・・
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地上の星
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