宮古on Web「宮古伝言板」後のコーケやんブログ

2011.6.1~。大津波、宮古市、鍬ヶ崎復興計画。陸中宮古への硬派のオマージュ。
 藤田幸右 管理人

★これでいいのか復興工事(1)宮古港湾工事

2012年07月08日 | どうなる復興計画


鍬ヶ崎港でも港湾工事が始まっている。多くの宮古市民がその工事を見守っている。地震と津波で破壊されたり地盤沈下した港湾インフラ施設がどのように復活するのか見守っていきたいという市民感情がある。どんな工事だろう?どんな風になるのだろうか?と。工事の写真をブログに載せて広く紹介してくれている人もいる。私の知るかぎり、この方々は皆ジャーナリスト魂をもった方々で、良心的にファインダーをのぞいている。

 


サンマの時期に間に合うか?かさ上げ工事― Shingo Iwami(2012.6.30)
 



岩手県 宮古ジャーナル 復旧進む宮古港(20012.6.30)
 



漁師の徒然なるブログ 波が岸壁超え~~~ (2012.6.20)
 



風に吹かれるままに、ギターの音に乗って クレーン船と潜水夫…宮古湾にて… (2012.2.5)



しかしながら、市民の関心の強さと裏腹に、復旧、復興のどんな情報も、これらの写真とその記事以上にどこからも聞こえてこないのである。

どんな堤防になるのか?どんな岸壁になるのか?前のものとどう違うのか?大きくなるのか?強くなるのか?高くなるのか?──見た目以外なにも分からない。


この港(みなと)全体がどのように生まれ変わるのか?港湾施設として、防災機能として、港湾景観としてどうなるのか? 本当によくなるのか、どのくらいよくなるのか?


そもそも、現地を通りかかって偶然目にするか、よほど特別な関心がない場合は、工事が行われている事すら分からないのである。宮古市民の間で、少なくとも鍬ヶ崎地区では、3.11からちょうど1年が過ぎ、時期としても港湾復興の話題がけんけんがくがくと議論されているべきなのにである自分たちの災難であったはずなのになんという静けさ

答えはこうである。担当局が、情報を流さないようにしているからである。必死で情報を止めている、といってもよい。担当局は外部(市民)に情報は流さない、内々で計画を練り、予算をとって、計画通り工事を進める方針である。担当局が国なのか県なのか市なのかも、これすらも分からないように口止めしている。市民にとってはとっかかりがなにもない。そのように思わさらる。



その中で心あるブロガーがなにか知らせることが出来ないかと写真を撮りつづけているのである。ほとんどのマスコミは当局が口を開くまで何も分かろうとしていないようである。


 

 

 

コメント (2)
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