きょうは「顔面麻痺」の相談がありました。
40代男性。
左半面に麻痺を起こしてのご来院。
手術の後遺症として発症し、最近「まぶた」が以前より下がってきたとのこと。
唇も麻痺のない側へ引っ張られて歪んでいます。
調べてみると「まぶた」を引き上げる「上眼瞼挙筋/じょうがんけんきょきん」と
笑顔を作る「大頬骨筋/だいきょうこつきん」「笑筋/しょうきん」に麻痺を起こしていることが判りました。
幸い全く動かせない「完全麻痺」ではなく、いくらか動かせる「不全麻痺」のよう。
「これなら何とかなりそうだ。」
麻痺のほかに、長い間動かさなかった(動かせなかった!?)ために筋肉が萎縮してこわばって「拘縮」を起こしていました。
治療はこわばりを取ることから始めます。
筋膜リリースという局所的なストレッチを使いました。
続いて、萎縮して弱った筋肉に正しい運動を再教育。
治療後、ご本人に鏡を見てもらいました。
「もう治らないかと…」
ホッとしたようです。
セルフケアを教えてきょうの治療は終了。
次回の治療が楽しみです。
<おまけ>
きょう教えたセルフケア
その1
「大頬骨筋/だいきょうこつきん」「笑筋/しょうきん」
①麻痺を起こした側の口の端(口角といいます)を指で頬骨に引き上げつつ「ニッコリ」笑う
②そのまま8~10秒維持する
③一息つきながら3~5回ほど繰り返す
その2
「上眼瞼挙筋/じょうがんけんきょきん」
↑麻痺のためにまぶたが開き切れない状態
↑指で眉の上のヒフをまぶたの方向に抑える
↑めいっぱい眼を見開いたまま8~10秒保持
一息つきながら、これを3~5回繰り返す
40代男性。
左半面に麻痺を起こしてのご来院。
手術の後遺症として発症し、最近「まぶた」が以前より下がってきたとのこと。
唇も麻痺のない側へ引っ張られて歪んでいます。
調べてみると「まぶた」を引き上げる「上眼瞼挙筋/じょうがんけんきょきん」と
笑顔を作る「大頬骨筋/だいきょうこつきん」「笑筋/しょうきん」に麻痺を起こしていることが判りました。
幸い全く動かせない「完全麻痺」ではなく、いくらか動かせる「不全麻痺」のよう。
「これなら何とかなりそうだ。」
麻痺のほかに、長い間動かさなかった(動かせなかった!?)ために筋肉が萎縮してこわばって「拘縮」を起こしていました。
治療はこわばりを取ることから始めます。
筋膜リリースという局所的なストレッチを使いました。
続いて、萎縮して弱った筋肉に正しい運動を再教育。
治療後、ご本人に鏡を見てもらいました。
「もう治らないかと…」
ホッとしたようです。
セルフケアを教えてきょうの治療は終了。
次回の治療が楽しみです。
<おまけ>
きょう教えたセルフケア
その1
「大頬骨筋/だいきょうこつきん」「笑筋/しょうきん」
①麻痺を起こした側の口の端(口角といいます)を指で頬骨に引き上げつつ「ニッコリ」笑う
②そのまま8~10秒維持する
③一息つきながら3~5回ほど繰り返す
その2
「上眼瞼挙筋/じょうがんけんきょきん」
↑麻痺のためにまぶたが開き切れない状態
↑指で眉の上のヒフをまぶたの方向に抑える
↑めいっぱい眼を見開いたまま8~10秒保持
一息つきながら、これを3~5回繰り返す