ベンチプレスで同じ肩を痛めるメカニズム

2022年06月01日 | 治療の話

治療では痛めた個所に目が向きがちですが、痛めた個所に無理を集める背景要因への手入れのほうが治療上けっこう重要だったりします。

例えば、ベンチプレスで痛めた肩の治療では肩関節ばかりに目が行きがちですが、肩に負担を集めてしまう原因が胸郭にあるということを忘れてはいけません。

いつも同じ側の肩や肘を痛めてしまうというケースでは、胸郭が痛めた肩の逆方向に捻じれています。
確認に仕方は簡単です。
椅子に座って身体を左右に捻じります。
すると回りやすい側と回りにくい側がはっきりします。
傷めてしまうのは向きにくい側の肩となります。

なぜそうなるのか?
それは、土台となる胸が片側へまわっているせいで、ボトムで胸の向きと反対の方にはより深い角度からプレスを強いられてしまうことになるからです。

なので肩の治療も大事なんですが、胸郭…体軸といった方がいいかもしれませんが…腕の土台になる部分への手入れも同じぐらい大切なんです。

こうした問題にお薦めしたいエクササイズはリボルバーとFTです。
動画を添付いたしますので、ぜひお役立てください。
〇リボルバー

〇FT

 


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