すなば たかひろ

「元気で人に優しい鳥取」を取り戻すため、県議になった元新聞記者の挑戦記。みんなで鳥取の未来像を考えましょう!

天敵は時間制限

2011年10月06日 | 日記
 県議会本会議での一般質問も今日限り。明日以降は委員会審議、そして、討論、採決となります。
一般質問で与えられた時間は25分です、知事らに聞きたいことはいっぱいあるし、議論に持ち込むとなるとテーマは絞り込まなければならないし。本当に痛し痒しです。
 どうも、私は聞きたいことがありすぎて、いつも時間が足りません。担当者に十分話を伺ってから質問していますので、どうしても、問題点の指摘としては時間が長くなります。委員会審議は時間制限がありませんから、気が済むまでじっくりと聞けますが、なんせ25分です。ところが、知事ら執行部側には時間制限がありません。私が掻い摘んで、問題点を指摘すると、そこからは、なぜ、そこが問題かという論拠がどうしても、要約なります。ところが、知事は時間制限がありませんから、ゆっくりと丁寧に話されます。その結果、どうしても論破したというところまで、この短い時間で追いつめる技量はまだまだ私にはないようです。
 今回の質問での県民債と市中金融機関からの借り入れの議論でも、「市中からの借り入れの方が経済的です」と簡単にいなされてしまいましたが、手元に県民債経費の試算表と、融資の試算表もあり、さあ個別に詰めようかと思うと、あと3分もないような状況で、う~~~んと唸ってしまいました。そこで思ったんです。議員の任期は4年間ある。だったら、25分を2回、3回と連続した質問にしたら、時間の壁はやぶれるのではないか。今回のテーマは財政という本当に大切なテーマです。今回の議論を前提として11月議会で、もう一度やり直したいと思います。ほんとに難しいです。
 パネルを使ったり、手元に資料を配布したりと、工夫はしているのですが、うまくいきません。質問を聴いていて、ああ流石だなという先輩議員も居られます。どうしたらいいか教えを請いに行くと、「それは年季よ。議員になって半年の議員と、10年近くやっている議員が同じなら、有権者に申し訳ない。だんだんうまくなるから頑張って、いろいろ工夫してみてね」と励まされる始末です。読者のみなさん、何かいい知恵はありませんか。本当に悩んでいます。どうか教えてください。よろしくお願いします。
  
 それと今議会で同僚議員の皆さんの論戦を聴いていて思ったことは、本会議と委員会、そして、個別に県の担当者にお話しすることと、それぞれテーマが違うはずですが、それが、ごちゃごちゃになっている議員が何人もいたということです。「そんなことは担当者の所に出向いて話をしたら、それで終わりでしょう」というテーマを25分も使って長々とやった議員もおられました。もちろん、小さなことだけど大事なことありますし、小さなことから県の在り方全体を考えることもあると思いますが、そうではなく、担当者に話せば事足りることを延々と質問されるんです。また、県の仕事、市の仕事、国の仕事の区別を理解できていない議員もいます。県政を質す大切な場所という認識がなくて、自己PRの場所と勘違いしている議員もいます。
 確かに私も質問が下手で何とかしようと頭を抱えていますが、こういう議員を見ると正直、腹立たしくなります。なぜ、もっと真剣にやらないんだろうと思います。それと、知事をよいしょする議員。もちろん、是々非々で評価すべきところは評価すればいいのですが、聞いてて、ちょっとこれはやりすぎだなという議員もおられます。
 でも、そんな議員を選んだのは有権者のみなさんです。今。ネットで議論の様子は本会議も、委員会も動画で見ることができますので、一度見ていただくといいと思います。自分が投票した議員がどんな質問をしているか、確認することも有権者の仕事だと思います。
 
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 地域文化を大切にしたい。そ... | トップ | 社会福祉法人の不正経理問題 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事