goo blog サービス終了のお知らせ 

すなば たかひろ

「元気で人に優しい鳥取」を取り戻すため、県議になった元新聞記者の挑戦記。みんなで鳥取の未来像を考えましょう!

鳥取で開催された関西広域連合議会

2012年08月23日 | 日記

  関西広域連合の8月定例会が鳥取県議会の議場であり、鳥取県議会の山口享議員ら連合議員11人が一般質問されました。国出先機関の地方移管や道州制導入に関する質問が多かったようですが、首長間でも意見が分かれ、興味深く話をお聞きしました

  連合長の井戸敏三兵庫県知事は、連合が道州には進まないと設立の時に合意していると指摘したうえで、「道州制の定義が煮詰まっておらず、府県だ」と反対の立場のようでしたし、橋下徹大阪市長は「連合が道州にそのまま移行するものではない」としつつも、「導入は必要。地方を強化するため制度を一から作り直すべきで、選挙で決めるしかない」と賛成の立場を改めて強調されていました。

 連合議会終了後、各知事や連合議会議員、鳥取県議会議員らで懇親会があり、こちらにも参加させていただきました。鳥取県特産の酒造好適米「強力」を使った吟醸酒が、飲み物のカウンターにあることを見つけた私は、瓶ごともらい、他県の知事や府県議のみなさんに注いで回ったのですが、その間、おもしろい話がたくさんできしたのは大変有難く思いました。

 井戸知事には今春、豊岡を訪れ、山陰ジオパーク議連で意見交換会を開いたことを申し上げ、兵庫県は山陰の県でもあり、山陽の県でもあるのに、山陰ジオパークに冷たいのではと話を向けると、「決死してそんなことはない。ジオパーク議連の会合もお誘いがれば喜んで参加していましたよ」と予想もしないお話で、うれしくなりました。

 嘉田知事は京都精華大学の先生をしておられました。「私は朝日新聞の記者時代、京都精華大学で植生から京都の景観の変遷を研究しておられる先生によく取材したんですよ」と話すと、嘉田知事もよく知っておられて、景観保全で話が盛り上がりました。浜田議員、山口議員、私と知事の4人で話したのは、原発事故による琵琶湖の汚染です。滋賀県庁には福祉生活病院常任委員会の県外調査で滋賀県庁を訪れたときのことなどを紹介し、「原発事故が起こると放射能で琵琶湖が汚染されるのではと深く危惧している」と聞いても、滋賀県庁職員は「研究はこれから」と話され、危機が感ないのではと率直に申しました。

 仁坂和歌山県知事が、東京一極集中に本当に強い危機感を持たれていることも印象的でした。和歌山にできることではなく、和歌山にしかできないこと、鳥取にできることではなく、鳥取にしかできないことを、見つけて、しっかり応援していくのが県であり、県議会であると話され、私も全く同感ですと返事をしたのですが、話せば話すほど、私と思いが一緒だなと思い、意を強くしました。

 会の終了後は、ジオパーク議連で豊岡を訪れたときに、大変お世話になった日村さんら、兵庫県議会議員の皆さんと二次会へ行きましたが、話は地域の経済を元気しなければいけないが、ジオパークを活かしていくことが山陰には必要ではなどと意見交換は続き、本当に勉強になった1日でした。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 終戦記念日に思う日韓間関係 | トップ | 父親は大変です »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事