映画『新聞記者』。
公開されたのが2019年6月。
ここ2、3か月の間、新型コロナ対策、種苗法改正、検察庁法改正等の政治的ニュースが世間を騒がせている。
そのせいか、政治的なストーリー展開の、この『新聞記者』がしばしば話題に上る。
そんな中で、『新聞記者』を観た人の、こんな感想があった。
「もし、日本でこんな事が起こったら怖いな、と思った」
『新聞記者』はフィクションである。
しかし、私が知る限り、Dugway以外は、現実の日本で、安倍政権に対し向けられてきた数々の疑惑を模して描かれている。
映画が公開された2019年6月までの疑惑だ。
今は2020年5月。
公開から約一年が経ち、安倍政権に対する疑惑はさらに、次々と積み上げられている。
つまり、上記感想の「こんな事」は、現実にはもっと酷いことになっている。
かも知れない。
…
北村有起哉がよかった。
当作品や『太陽の蓋』で見られる、正義感溢れるわけではなく、妥協に甘んじるわけでもない、リアリティのある人物の演技がシブかった。
最後にひとつ。
赤木俊夫さん。
この作品を観たら、赤木俊夫さんの事を調べ、知って欲しいと思う。
『私は真実が知りたい』夫、赤木俊夫を忘れさせないために [English CC]
2018年3月7日、公文書の改ざんを命じられ自死に追い込まれた近畿財務局職員、赤木俊夫さんの妻、雅子さんのドキュメント。
2020/12/29
Docu Memo(YouTubeチャンネル)
--
2020/12/30 最終更新
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます