アラーム(The Alarm)のレコード・デビューは1983年。
フル・アルバム『Declaration』の発売が1984年。
70年代後半、ロンドンで起こったパンク・ムーブメントは80年代に入った時点でとっくに終わっていて、日本でもこんなモノが作られた。
80年代の半ばだというのに見た目がパンクっぽくて、パンクっぽいんだけれ気が弱そうというか優し気というか、音の方もパンクというよりは「力んでる」という感じで、おまけにU2と比べられたりして、ちょっとダサいというイメージで語られる事が多かった、アラーム。
そんなアラームが「ダサさ」を払拭したのは3枚目のアルバム『Eye of the Hurricane』あたりからだと思う。
発売されてから30年以上の月日が流れているが、今でも愛聴している1枚だ。
また、私自身はダサいと思っていなかったし、今も思っていない。
もうひとつ、念のために言っておくと、80年代に入ってパンクをやるのはダサかったのかというと、まぁ実際ダサいと言われることもあっただろうけど、それは最新の流行や最先端の音楽を求めている人達からすると、流行ってないし新しくもないという事であって、ダサいというのとは違う。
だって、2021年の今でもやってる人がいるし。
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2021/08/24 最終更新