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the other side of SmokyGitanesCafe
それとは無関係に・・・。
 



GITANESの煙の向こうに妄想が見える。
それとは無関係に・・・。

喫茶店に居続けても新たな情報はない。
何かわかったら連絡してくれるようマスター
に頼み、とりあえず店を出る。
しかし、「30分のライアン」も慌てて
飛び起きついてきた。監視役なんだから
仕方ない。しばらくどこへ行くのも
ライアンと一緒ということになりそうで
憂鬱だった。
私「やっぱりついて来るよね?」
30分「あたりめえだ。ピンセットに
殴られるのも嫌だからな。」
何時間か前までは「ピンセットのジョー」
のことを「兄貴」と呼んでいた筈だが、
今では「ピンセット」と呼び捨てだ。
いや別に「ピンセット」が名前じゃ
ないんだから呼び捨てでもないか。
とにかく「兄貴」と呼ぶ敬意が一時消滅
したか、まあ心境に変化はあったようだ。

私「アパートに帰るか、『旭の事情』に
行くかだけど、ついてくるよね?」
30分「なんだよその旭の事情ってのは?」
私「あのママの店。ゲイバー。」
30分「あいつ、あきらって名前か?」
私「いや、小林旭が好きなんだって。」
30分「・・・」
私「・・・」

ゲイバーに行ってもまだ何も事態は
進んでいないだろう。アパートに
帰ることにして、商店街を進んだ。
間隔を2mほど空けた状態で並んで歩く
我々を面白がるように、商店街の
店の連中は注目しているようだ。
揚げ物屋「よう大家さん、寄ってく?」
私「今日はいいや。」
寝具店「やあ大家さん、寄ってく?」
私「布団屋に寄ってもなあ・・・」
何でも売ってる店「よう、茶柱さん、
もっと面白いスリッパが、」
私「しばらくスリッパはいいや。」
少し進むだけでいろんな人から声がかかる。
みんな暇なのだ。

占い師「やあ大家さん、座っていけ。」
私「いやだよ、インチキ占い師。」
占い師「どこがインチキなんだよ?」
私「顔つきだよ。なんだよそのなまずヒゲ」
占い師「ドジョウひげよりマシだろうが」
ライアンが小声で言った。
30分「お前、ロクな知り合い居ねえな」
私「お前よりマシだろ?」
30分「・・・俺もそんな気がする」
何なのだ、弱気な30分のライアン。
占い師「お前、そっちのお前。
お前が座れ。タダで見てやろう」
30分「俺に構うなよ!」
占い師「まあ座れ。妹は元気か?」
30分「え?」
占い師「郷里に妹いるだろ?」
30分「なんでわかるんだよ!」
占い師「まあ座れ。大家さんも。」
私「俺も?椅子ひとつじゃん」
占い師「半ケツずつシェアしろ。」
私「いやだよ・・・」
占い師「探し人なんだろ?」
私「なんでわかるんだよ!」
占い師「俺は占い師だよ?わかるよ。」
30分「じゃあなんで暇なんだよ。
もっと客がくる場所を占ったら
よかったじゃねえか!」
占い師「お前、そういう本質を
抉るようなこと言うなよ。
自分のことはわからんのだよ。」

そうか、占い師という手があったか。
一応ミッチについて訊いてみるか。
なにしろ時間はたっぷりある。
暇だからな。

」」」」」」」」」」」
続かないと思う。


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