GITANESの味と匂いは微妙 なんてもんじゃない。
はっきり言って、まずくて臭くて素敵だ。
それとは無関係に・・・。
毎年この時期になると書くことではあるが、カレンダーと体感気温のギャップを
どうすり合わせるかが問題になる。
3月に入ったのだからもう春物の服を着なければならない。
そんなルールが会社にある訳ではないが、洋服関係の会社なのだから
気構えとしてもう、見るからに冬物 という服を着ている訳にはいかない。
しかし、3月に入ったからはい、温度を上げましょう なんてはっきりした機能が
自然界にはないのだから、平たく言って寒い。
震えながら春物の服を着る。これがこの業界人の矜持である。
なんて言ってしまうから、寒い。
矜持 という言葉を持ち出す場面は、いつも何かしらやせ我慢を伴っている。
しかし、矜持のない世界など
なんの面白味もないだろう。それだけは確かなのである。
と言い聞かせながら、まだ早い春物を羽織るのだ。
寒い。
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