the other side of SmokyGitanesCafe
それとは無関係に・・・。
 





GITANES線香も夢ではなくなる。
それとは無関係に・・・。


盆の供養が終わった。

やれやれ、別にそれほど大変な行事でもないのだが
なんとなく気分的に開放された感じで、ばんめしも美味い。
中華丼だから尚更美味い。


それにしても、先祖代々の仏壇が置かれた家というのは
それなりに大変なものではある。
線香代や花代や坊主のギャラなどという細かいことはどうでもいいのだが、
13~15日の間に何人かの人々がそれぞれの都合のいい時間に
バラバラにやってくる ということだけでも気分的に疲れるのだ。
その間は留守にできず、「お構いなく」と言われても額面どおりに
受け取る訳にもいかず、おまけに俺は長男ではなくて次男なのに
どうして仏壇が  などと、やはり気分的な重労働である。


中華丼をかみ締めながら、あ、思いついた。

私「おお!画期的な案を思いついたぞ!」

家人「早く食べてくださいね」

私「墓をいっそのこと『よくある集合マンションタイプ』に入れてしまって
  その『ロッカー』だかなんだか知らないが、自分の先祖が納まってる
  扉の画像をずっとウェブカメラで撮っておけばいいのだ!」

家人「はあ?」

私「ログインすればいつでもその映像が見られるのだ。そうすれば仏壇が
  そもそも不要だ。パソコンがあればいいのだ。長男でも次男でも
  分家でも本家でもログインすれば自宅で仏壇代わりの墓所が見られるんだから
  いろんな問題がすべて解決だ!」

家人「坊さんが失業するわよ。」

私「坊主がその事業をやればいいではないか。盆暮れに走り回る必要もなくなる。
  師走という言葉はなくなるが。」

家人「・・・。」

私「仏壇を置く場所がない って住宅問題も解決だ。パソコンなら多くの家庭に
  あるではないか。場合によってはスマホでもタブレットでも、とにかく供養する
  気持ちがあればいつでもどこでも誰でも供養できるではないか!」

家人「早く食べてくださいね」

私「この価値がわからんか?!ログインしたら仏壇が出て来るんだぞ。画面の右上には
  『LIVE』って文字と人工衛星のマークが小さく出ていて・・・」

家人「早く食べて」

私「画期的ではないか!このシステムは『ネットdeチーン!』と名づけて・・・」

家人「そんなこと、ご飯粒を飛ばしながら力説すること?」

私「こうしては居られない!」


でも、どうすればよいかわからない私であった。


とりあえず中華丼をおかわりした。








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