the other side of SmokyGitanesCafe
それとは無関係に・・・。
 




GITANES嗜好者の自主的禁煙ゾーンは、実際の禁煙ゾーン
より広い。
それとは無関係に・・・。


屋外でも、火がついたたばこを手に持っただけでアウト
というエリアが全国で設定されつつある。
条例でそう決まった以上、そのエリアでは吸ってはいけない。
どうしてそういう条例が生まれるのかというと、
公共の場所でタバコを吸われるのがイヤだと感じる人が
いるからである。
もう条例で決まったのだから、例えばその時間帯に
たまたまタバコを吸う本人以外に誰もいなくても、
そのエリアがその時間帯に偶然にもちょっとしたアイアムレジェンド
状態になっていても、吸ってはいけないのだ。
条例ができたということは、「迷惑をかけるかかけないか」という
次元を超えてしまったということを意味する。
「迷惑と感じる人がいるいないに関わらず吸うな。」という意味だ。
元々マナーには敏感で、決して嫌煙者に迷惑をかけないように
心がけていた喫煙者も、同じようにタバコを吸うことを禁じられる。
原因は喫煙者側にあるのだから仕方ないのだが、かなり広い範囲での
連帯責任と言えなくもない。


ところで、貧乏性の私でもようやく
「あ、そうか。携帯電話のカメラでいくら写真を撮っても
(電気代などを除いて)タダなのだ。」という事実に気付き、
最近では何の意味もなく携帯電話カメラで写真を撮るようになった。
フィルム代もプリント代も不要ということを実感するのが
ちょっと遅すぎる気もするが、やっと気軽に写真を撮れるような
心境になれた。

で、外食時などにちょっと写真を撮ってみようと思うのだが、
ここで困るのは「シャッター音」だ。
静かな店内などの場所では、この音が
「はーい、私、写真を撮りましたよー。」宣言に他ならないので
ここで撮影を躊躇してしまう。
「あいつ、あんなもの撮って何の意味があるんだ?」とか
「料理の写真なんか撮って、生活習慣病の治療中か?」なんて
思われるのも不本意だ。


どうしてシャッター音がわざわざ必要か、どうしてそれが消せないのか
というと、そりゃあもう盗撮防止以外の理由は考えられない。

道徳と禁煙エリアとの関係と同じように、
盗撮する少数の人間のせいで、盗撮しない人間までが不自由を
強いられているのである。抑止力になるかならないかは別として。


それでもやはり遠慮なく気軽に写真を撮りたいから、
ケータイの、音が出そうな箇所全てにテープなどを貼って
サイレンサーにしようかと思ったが、そんなケータイを他人様に
見られたら「あいつ、もしかして・・・。」と、盗撮常習犯だと
誤解されても困る。

何かいい手はないものかと考えているうちに、しょうがないから
自宅の鉢植えの葉っぱばかり撮っている。

別にそんなものは撮りたくないんだがなあ。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )