編集会議

2005年07月11日 | 活動報告
「機KIBIN敏」と「ぷるぷる南ぷらぁ」の内容充実のため、幅広い皆さんの意見をお聞きしたいと
思っています。
皆さまもどんどんご意見ご要望をお寄せください!!

昨日の朝日新聞に「ニューハーフ、女子房へ」という記事が目に留まりました。
大阪拘置所に収監されている20歳代の被告が、
心と体の性が一致しない「性同一性障害」で男性から女性への性転換手術を受けていた事を理由に
戸籍上の性別変更を大坂家裁に申し立てて認められ、5月に女子用施設に移されていた初めてのケースとの記事でした。性同一性障害、ジェンダー等最近耳にする機会が多くなった。
とはいえ、なぜ今日話題にしたかというと、作家の吉永みち子さんから、新作の「変な子と呼ばれて」という本をいただき、読み終えたばかりだからだ。その本には、『男と女とふたつの性のみが存在するという二分法的な考え方では、どうにも生きにくい人たちがこの世の中には確かに存在する。「性同一性障害」とひと言で言い表せないほど、性には様々なグラデーションがある。』と書いてあった。もちろんそのようなタイプの方々がいることは知っていた。
ただ、この本を読んで、その人たちが胸のうちに抱える苦しみに目を向けていたかと言えば気づかなかったのが正直なところだ。人権問題しかり、宗教戦争、テロしかり、みんな相手を思いやる気持ちを持つこと、違う価値観もあるのだと認識することによって心を含めた平和を人類は手にすることができるはずだ。いろんな評論家がだいたい同じようなことを言ってはいる。実現できないのはなぜか。考えてみる時間を持つことも必要だろう。