明日9月1日は,防災の日です。大正12年の関東大震災から95年目になります。この地震は,揺れによる建物倒壊などの圧死があるものの、強風を伴った火災による死傷者が多くを占め,10万人を超える死者・行方不明者が出たと言われています。鳥沢小学校創立百周年記念誌「学窓百年」に当時の様子が記されていたので紹介します。
【~9月1日,夏休み明けの学校からの帰り,宿(しゅく)に遊びに出かけ上級生が将棋を指しているのを眺めていた時である。突如として,恐ろしい地鳴りとともに,激しく揺れる地面,両側の板塀がばたばたと倒れ,壁が落ち,もうもうと土煙りに包まれ,私たちは恐ろしさで動くことも出来ず,ただただ揺れ動く地面に座り込んでいた。やや治まった時「竹やぶに逃げろ」という声に,裏の竹林にのがれ,次々とおそう余震に竹にしがみついて耐えた。~中略~ 1週間程度は,庭の柿の木の下に野宿し,夜は蚊帳をつって星を眺めながら寝た。東の遠山の上に真っ黒い入道雲がもくもくと昇り「東京は全滅した」と聞かされた。】奈博氏p18より抜粋
8月26日(水)に避難訓練(写真)をしました。今回は児童への予告なしで中休みに行いました。地震発生の知らせと同時に・ドロップ(姿勢を低く)・カバー(頭を守る)・ホールドオン(動かない)の動きがしっかりできていました。その後の避難指示から避難完了まで2分15秒という素早い避難行動ができました。何より,予告なしの中で落ち着いて行動できたことが素晴らしいことです。
●夏休み作品展,本日31日が最終日です。5年生の校外学習帰校予定が18時ですので18時まで見学時間を延長します。お迎えに20分ほど早くお出でいただき作品展をご覧ください。
●明日,鳥沢のお祭りです。ケガや事故のないようにし,楽しく過ごしてください。