goo blog サービス終了のお知らせ 

所持金8円…渋谷区のバス停で殴り殺された女性が最後に見たもの

2020年11月20日 23時49分20秒 | 事件・事故

11/20(金) 13:02配信

FRIDAY

女性が殺されたバス停には、小さな固いベンチがあった。屋根のあるここを居場所と決めて夜を過ごしていた 撮影:tenhana

所持金8円とわずかな身のまわりのものを抱えた女性が、11月16日の早朝、渋谷区幡ヶ谷のバス停で亡くなった。

女性の名前は、まだわからない。年齢は「60歳代」。彼女の最期の場所になったバス停のベンチにいるのを「この数か月、見かけるようになった」と近所の人はいう。足元にキャリーバッグを置いて、ベンチに座っていたという。

11月16日の午前5時、この女性がバス停のベンチの前に倒れているのを通りかかった人が見つけ、警察に連絡した。彼女は病院に運ばれ死亡が確認された。住所も、年齢もわからない。

彼女は何十年か前、誰かの赤ちゃんとしてこの世に生を受けた。よちよち歩きをし、おしゃべりができるようになり、学校に行き、少女時代を過ごした。成人して、それからも年齢を重ねて、生きてきた。

そして今年、2020年11月16日の早朝に、東京・渋谷区「幡ヶ谷原町」のバス停で、何者かに殴り殺された。

彼女の最期の場所になったバス停の近くに防犯カメラがあった。帽子をかぶりチェックのシャツを着た人物が、持っていた白い袋で彼女の頭を殴りつけた。彼女はその場に倒れ、亡くなった。死因は外傷性くも膜下出血。

新宿や渋谷にも近いこのあたりは、通りを入ると落ち着いた住宅街だが、片側4車線の甲州街道の上に首都高4号新宿線の高架が覆いかぶさるようにして、街を貫いている。バス停は「笹塚」の大きな交差点のすぐ近くで、ベンチは道路に背を向けて固定されている。奥行き25センチの、小柄な人でもゆったりとは座れない木のベンチが、彼女の「定位置」だった。

「終バスが行ったあと、どこからかやってくるんですよね。で、朝にはいなくなってるんです」

「新宿のほうに向かって、キャリーバッグを引いて歩いてるのを何度か見ました。足取りはわりとしっかりしていて。おばあさんという感じじゃ、ぜんぜんなかった」(近くの住人)

22:44渋谷駅行の最終バスが通り過ぎた後のこの場所で、彼女が夜を過ごしていたことを知っている人は少なくなかった。

彼女を殴った人物の姿は、周辺の防犯カメラの映像にたくさん写っている。まもなく警察に見つかり、司法の手にかかり、罪を問われ、罰を受けるだろう。でも、無残に殺された彼女は帰らない。

コロナ禍で、女性の自死が激増している。街で、路上で過ごす女性の姿を多く見かけるようになった。

「声をかけられなかった周囲の人を責められるのか? 自分だったら? と自問自答しています。食べるものや着るもの、お金を渡していた人たちが近隣にいたかもしれません。でもなにより、安全な場所『ハウジングファースト』の仕組みが必要と、あらためて痛切に思いました」

ホームレスの状態にある人を支援する「ビッグイシュー日本」東京事務所の佐野未来さんは絞り出すようにこういった。

「自助」が求められる日本。公的なセイフティーネットが機能しないこの国で、孫子の代まで生活に困らない資産のある家に生まれたひと握りの人以外、だれもが、いつ家を失うかわからない。今、路上やネットカフェなどで過ごす、家がない=ホームレスの状態にある人は東京都内で4000人。30代、40代の若年層も多い。

オリンピックを歓迎する「TOKYO2020」のフラッグがはためく。昼間のバス停には、ひっきりなりにバスがやってくる。傍に7つの花束と、「あったかいはちみつレモン」と「焼酎の緑茶割り」と、マドレーヌが2つ、供えてあった。バス停横のイチョウは黄色く色づいて、首都高の高架とビルの間から青空が見えた。夜の間だけここを居場所にしていた彼女は、この風景を見ていなかったかもしれない。

11月16日の早朝、渋谷区幡ヶ谷のバス停で殴り殺された人。女性で、もう若くはなく、安全な家を持たなかった彼女は、守られなかった。彼女が最後に口にしたものはどんな味がしただろう。彼女が最後に見たのはどんな景色だっただろう。殺されていい命はひとつもない。

*ホームレスの状態から抜け出すための方法をわかりやすく説明しているガイドブックがあります。

認定NPO法人ビッグイシュ―基金発行
「路上脱出・SOSガイド」
https://bigissue.or.jp/action/guide/事についてツイート
この記事についてシェア
FRIDAY

女性が殺されたバス停には、小さな固いベンチがあった。屋根のあるここを居場所と決めて夜を過ごしていた 撮影:tenhana

所持金8円とわずかな身のまわりのものを抱えた女性が、11月16日の早朝、渋谷区幡ヶ谷のバス停で亡くなった。

【画像】猛暑のゴミ部屋で愛児2人が餓死 ホスト遊びに走った「美人ホステス」写真

女性の名前は、まだわからない。年齢は「60歳代」。彼女の最期の場所になったバス停のベンチにいるのを「この数か月、見かけるようになった」と近所の人はいう。足元にキャリーバッグを置いて、ベンチに座っていたという。

11月16日の午前5時、この女性がバス停のベンチの前に倒れているのを通りかかった人が見つけ、警察に連絡した。彼女は病院に運ばれ死亡が確認された。住所も、年齢もわからない。

彼女は何十年か前、誰かの赤ちゃんとしてこの世に生を受けた。よちよち歩きをし、おしゃべりができるようになり、学校に行き、少女時代を過ごした。成人して、それからも年齢を重ねて、生きてきた。

そして今年、2020年11月16日の早朝に、東京・渋谷区「幡ヶ谷原町」のバス停で、何者かに殴り殺された。

彼女の最期の場所になったバス停の近くに防犯カメラがあった。帽子をかぶりチェックのシャツを着た人物が、持っていた白い袋で彼女の頭を殴りつけた。彼女はその場に倒れ、亡くなった。死因は外傷性くも膜下出血。

新宿や渋谷にも近いこのあたりは、通りを入ると落ち着いた住宅街だが、片側4車線の甲州街道の上に首都高4号新宿線の高架が覆いかぶさるようにして、街を貫いている。バス停は「笹塚」の大きな交差点のすぐ近くで、ベンチは道路に背を向けて固定されている。奥行き25センチの、小柄な人でもゆったりとは座れない木のベンチが、彼女の「定位置」だった。

「終バスが行ったあと、どこからかやってくるんですよね。で、朝にはいなくなってるんです」

「新宿のほうに向かって、キャリーバッグを引いて歩いてるのを何度か見ました。足取りはわりとしっかりしていて。おばあさんという感じじゃ、ぜんぜんなかった」(近くの住人)

22:44渋谷駅行の最終バスが通り過ぎた後のこの場所で、彼女が夜を過ごしていたことを知っている人は少なくなかった。

彼女を殴った人物の姿は、周辺の防犯カメラの映像にたくさん写っている。まもなく警察に見つかり、司法の手にかかり、罪を問われ、罰を受けるだろう。でも、無残に殺された彼女は帰らない。

コロナ禍で、女性の自死が激増している。街で、路上で過ごす女性の姿を多く見かけるようになった。

「声をかけられなかった周囲の人を責められるのか? 自分だったら? と自問自答しています。食べるものや着るもの、お金を渡していた人たちが近隣にいたかもしれません。でもなにより、安全な場所『ハウジングファースト』の仕組みが必要と、あらためて痛切に思いました」

ホームレスの状態にある人を支援する「ビッグイシュー日本」東京事務所の佐野未来さんは絞り出すようにこういった。

「自助」が求められる日本。公的なセイフティーネットが機能しないこの国で、孫子の代まで生活に困らない資産のある家に生まれたひと握りの人以外、だれもが、いつ家を失うかわからない。今、路上やネットカフェなどで過ごす、家がない=ホームレスの状態にある人は東京都内で4000人。30代、40代の若年層も多い。

オリンピックを歓迎する「TOKYO2020」のフラッグがはためく。昼間のバス停には、ひっきりなりにバスがやってくる。傍に7つの花束と、「あったかいはちみつレモン」と「焼酎の緑茶割り」と、マドレーヌが2つ、供えてあった。バス停横のイチョウは黄色く色づいて、首都高の高架とビルの間から青空が見えた。夜の間だけここを居場所にしていた彼女は、この風景を見ていなかったかもしれない。

11月16日の早朝、渋谷区幡ヶ谷のバス停で殴り殺された人。女性で、もう若くはなく、安全な家を持たなかった彼女は、守られなかった。彼女が最後に口にしたものはどんな味がしただろう。彼女が最後に見たのはどんな景色だっただろう。殺されていい命はひとつもない。

*ホームレスの状態から抜け出すための方法をわかりやすく説明しているガイドブックがあります。

認定NPO法人ビッグイシュ―基金発行
「路上脱出・SOSガイド」
https://bigissue.or.jp/action/guide/

 

【関連記事】

最終更新:
FRIDAY

男が突然 袋で頭を殴り...死亡女性はホームレスか

2020年11月16日 月曜 午後6:02 FNNプライムオンライン

東京・渋谷区で、バス停のベンチに座っていた女性が突然、男に襲われ、死亡した事件。
一部始終を、防犯カメラがとらえていた。
歩道に集まった警察官。
現場では、慎重に鑑識作業が進められていた。
東京・渋谷区幡ヶ谷の甲州街道沿いの歩道で、16日午前5時すぎ、女性が倒れているのが見つかった。
女性は、60代くらいとみられ、病院に搬送されたが、その後、死亡が確認された。
京王線笹塚駅から400メートルほど離れたバス停で、女性は、男に襲われた。
女性を目撃した人「高齢者の女性の人が倒れていて、救急車呼んだ。なんかもう、顔色が明らかに悪くて、何かしらおかしい状態」
女性の頭に傷があったことから、警視庁は、事件に巻き込まれた可能性があるとみて、捜査を開始した。
「いつも見かける人が倒れている」と110番通報したのは、通行人とみられる女性。
現場をとらえた防犯カメラには、犯行時の様子が映っていた。
防犯カメラには、笹塚方面から来た男が女性を襲ったあと、同じ方面へ戻って行く姿が映っていたことがわかった。
男は、バス停にあるベンチに座っていた女性に近づくと、何かが入った袋で女性の頭を殴り、そのまま逃走。
2人が言葉を交わした様子は見られず、突発的な犯行だったとみられている。
女性の所持金は、8円。
そのほか、衣類、電源の入らない携帯電話、そして食品のごみを所持。
女性は、ホームレスとみられている。
近所の人「(被害者の女性は)バス停のいすで寝ていました。朝2時くらいに来て、6時前には帰ります。新宿の方に歩いて。パーカ着たり上着着たりして寝てて、最近寒いので、凍死しちゃうんじゃないかなと心配していた」、「小柄でおかっぱ頭でね、そこのベンチに座ってね、もう1カ月くらい前から気になっていた。キャリーケースをつえみたいにして寝てるんです」
バス停で普段通りに休憩していた時に、突然、襲われたとみられる女性。
警視庁は、立ち去った男の行方を追っている。


所持金8円…渋谷区のバス停で殴り殺された女性が最後に見たもの

2020年11月20日 23時49分20秒 | 社会・文化・政治・経済

11/20(金) 13:02配信

FRIDAY

女性が殺されたバス停には、小さな固いベンチがあった。屋根のあるここを居場所と決めて夜を過ごしていた 撮影:tenhana

所持金8円とわずかな身のまわりのものを抱えた女性が、11月16日の早朝、渋谷区幡ヶ谷のバス停で亡くなった。

女性の名前は、まだわからない。年齢は「60歳代」。彼女の最期の場所になったバス停のベンチにいるのを「この数か月、見かけるようになった」と近所の人はいう。足元にキャリーバッグを置いて、ベンチに座っていたという。

11月16日の午前5時、この女性がバス停のベンチの前に倒れているのを通りかかった人が見つけ、警察に連絡した。彼女は病院に運ばれ死亡が確認された。住所も、年齢もわからない。

彼女は何十年か前、誰かの赤ちゃんとしてこの世に生を受けた。よちよち歩きをし、おしゃべりができるようになり、学校に行き、少女時代を過ごした。成人して、それからも年齢を重ねて、生きてきた。

そして今年、2020年11月16日の早朝に、東京・渋谷区「幡ヶ谷原町」のバス停で、何者かに殴り殺された。

彼女の最期の場所になったバス停の近くに防犯カメラがあった。帽子をかぶりチェックのシャツを着た人物が、持っていた白い袋で彼女の頭を殴りつけた。彼女はその場に倒れ、亡くなった。死因は外傷性くも膜下出血。

新宿や渋谷にも近いこのあたりは、通りを入ると落ち着いた住宅街だが、片側4車線の甲州街道の上に首都高4号新宿線の高架が覆いかぶさるようにして、街を貫いている。バス停は「笹塚」の大きな交差点のすぐ近くで、ベンチは道路に背を向けて固定されている。奥行き25センチの、小柄な人でもゆったりとは座れない木のベンチが、彼女の「定位置」だった。

「終バスが行ったあと、どこからかやってくるんですよね。で、朝にはいなくなってるんです」

「新宿のほうに向かって、キャリーバッグを引いて歩いてるのを何度か見ました。足取りはわりとしっかりしていて。おばあさんという感じじゃ、ぜんぜんなかった」(近くの住人)

22:44渋谷駅行の最終バスが通り過ぎた後のこの場所で、彼女が夜を過ごしていたことを知っている人は少なくなかった。

彼女を殴った人物の姿は、周辺の防犯カメラの映像にたくさん写っている。まもなく警察に見つかり、司法の手にかかり、罪を問われ、罰を受けるだろう。でも、無残に殺された彼女は帰らない。

コロナ禍で、女性の自死が激増している。街で、路上で過ごす女性の姿を多く見かけるようになった。

「声をかけられなかった周囲の人を責められるのか? 自分だったら? と自問自答しています。食べるものや着るもの、お金を渡していた人たちが近隣にいたかもしれません。でもなにより、安全な場所『ハウジングファースト』の仕組みが必要と、あらためて痛切に思いました」

ホームレスの状態にある人を支援する「ビッグイシュー日本」東京事務所の佐野未来さんは絞り出すようにこういった。

「自助」が求められる日本。公的なセイフティーネットが機能しないこの国で、孫子の代まで生活に困らない資産のある家に生まれたひと握りの人以外、だれもが、いつ家を失うかわからない。今、路上やネットカフェなどで過ごす、家がない=ホームレスの状態にある人は東京都内で4000人。30代、40代の若年層も多い。

オリンピックを歓迎する「TOKYO2020」のフラッグがはためく。昼間のバス停には、ひっきりなりにバスがやってくる。傍に7つの花束と、「あったかいはちみつレモン」と「焼酎の緑茶割り」と、マドレーヌが2つ、供えてあった。バス停横のイチョウは黄色く色づいて、首都高の高架とビルの間から青空が見えた。夜の間だけここを居場所にしていた彼女は、この風景を見ていなかったかもしれない。

11月16日の早朝、渋谷区幡ヶ谷のバス停で殴り殺された人。女性で、もう若くはなく、安全な家を持たなかった彼女は、守られなかった。彼女が最後に口にしたものはどんな味がしただろう。彼女が最後に見たのはどんな景色だっただろう。殺されていい命はひとつもない。

*ホームレスの状態から抜け出すための方法をわかりやすく説明しているガイドブックがあります。

認定NPO法人ビッグイシュ―基金発行
「路上脱出・SOSガイド」
https://bigissue.or.jp/action/guide/事についてツイート
この記事についてシェア
FRIDAY

女性が殺されたバス停には、小さな固いベンチがあった。屋根のあるここを居場所と決めて夜を過ごしていた 撮影:tenhana

所持金8円とわずかな身のまわりのものを抱えた女性が、11月16日の早朝、渋谷区幡ヶ谷のバス停で亡くなった。

【画像】猛暑のゴミ部屋で愛児2人が餓死 ホスト遊びに走った「美人ホステス」写真

女性の名前は、まだわからない。年齢は「60歳代」。彼女の最期の場所になったバス停のベンチにいるのを「この数か月、見かけるようになった」と近所の人はいう。足元にキャリーバッグを置いて、ベンチに座っていたという。

11月16日の午前5時、この女性がバス停のベンチの前に倒れているのを通りかかった人が見つけ、警察に連絡した。彼女は病院に運ばれ死亡が確認された。住所も、年齢もわからない。

彼女は何十年か前、誰かの赤ちゃんとしてこの世に生を受けた。よちよち歩きをし、おしゃべりができるようになり、学校に行き、少女時代を過ごした。成人して、それからも年齢を重ねて、生きてきた。

そして今年、2020年11月16日の早朝に、東京・渋谷区「幡ヶ谷原町」のバス停で、何者かに殴り殺された。

彼女の最期の場所になったバス停の近くに防犯カメラがあった。帽子をかぶりチェックのシャツを着た人物が、持っていた白い袋で彼女の頭を殴りつけた。彼女はその場に倒れ、亡くなった。死因は外傷性くも膜下出血。

新宿や渋谷にも近いこのあたりは、通りを入ると落ち着いた住宅街だが、片側4車線の甲州街道の上に首都高4号新宿線の高架が覆いかぶさるようにして、街を貫いている。バス停は「笹塚」の大きな交差点のすぐ近くで、ベンチは道路に背を向けて固定されている。奥行き25センチの、小柄な人でもゆったりとは座れない木のベンチが、彼女の「定位置」だった。

「終バスが行ったあと、どこからかやってくるんですよね。で、朝にはいなくなってるんです」

「新宿のほうに向かって、キャリーバッグを引いて歩いてるのを何度か見ました。足取りはわりとしっかりしていて。おばあさんという感じじゃ、ぜんぜんなかった」(近くの住人)

22:44渋谷駅行の最終バスが通り過ぎた後のこの場所で、彼女が夜を過ごしていたことを知っている人は少なくなかった。

彼女を殴った人物の姿は、周辺の防犯カメラの映像にたくさん写っている。まもなく警察に見つかり、司法の手にかかり、罪を問われ、罰を受けるだろう。でも、無残に殺された彼女は帰らない。

コロナ禍で、女性の自死が激増している。街で、路上で過ごす女性の姿を多く見かけるようになった。

「声をかけられなかった周囲の人を責められるのか? 自分だったら? と自問自答しています。食べるものや着るもの、お金を渡していた人たちが近隣にいたかもしれません。でもなにより、安全な場所『ハウジングファースト』の仕組みが必要と、あらためて痛切に思いました」

ホームレスの状態にある人を支援する「ビッグイシュー日本」東京事務所の佐野未来さんは絞り出すようにこういった。

「自助」が求められる日本。公的なセイフティーネットが機能しないこの国で、孫子の代まで生活に困らない資産のある家に生まれたひと握りの人以外、だれもが、いつ家を失うかわからない。今、路上やネットカフェなどで過ごす、家がない=ホームレスの状態にある人は東京都内で4000人。30代、40代の若年層も多い。

オリンピックを歓迎する「TOKYO2020」のフラッグがはためく。昼間のバス停には、ひっきりなりにバスがやってくる。傍に7つの花束と、「あったかいはちみつレモン」と「焼酎の緑茶割り」と、マドレーヌが2つ、供えてあった。バス停横のイチョウは黄色く色づいて、首都高の高架とビルの間から青空が見えた。夜の間だけここを居場所にしていた彼女は、この風景を見ていなかったかもしれない。

11月16日の早朝、渋谷区幡ヶ谷のバス停で殴り殺された人。女性で、もう若くはなく、安全な家を持たなかった彼女は、守られなかった。彼女が最後に口にしたものはどんな味がしただろう。彼女が最後に見たのはどんな景色だっただろう。殺されていい命はひとつもない。

*ホームレスの状態から抜け出すための方法をわかりやすく説明しているガイドブックがあります。

認定NPO法人ビッグイシュ―基金発行
「路上脱出・SOSガイド」
https://bigissue.or.jp/action/guide/

 

【関連記事】

最終更新:
FRIDAY

「感染急増の地域、GoTo見直しを」政府に分科会提言

2020年11月20日 23時49分20秒 | 社会・文化・政治・経済

11/20(金) 21:53配信

朝日新聞デジタル

政府の観光需要喚起策「Go To トラベル」のロゴマーク=トラベル事務局のHPから

 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会は20日、一部の都道府県が感染急増段階の「ステージ3」に入りつつあるとし、これらの地域で「Go To トラベル」の運用見直しを求める提言をまとめた。西村康稔経済再生相は分科会後の会見で「早急に対応を検討したい」と述べ、政府が21日に開く対策本部で対応を協議する。

 提言では、個人の努力に頼るだけでなく、「より強い対応」を期待したいと言及。「トラベル」の運用見直しについて「政府の英断を心からお願い申し上げる」と述べ、政府に決断を迫った。

 分科会は、感染状況を(1)感染者が散発的に発生(2)漸増(3)急増(4)爆発的に感染拡大という四つに分け、ステージが上がるごとに感染対策を強める考えを示してきた。ステージ4では「緊急事態宣言など強制性のある対応を検討せざるを得ない」とし、ステージ3では、夜間や酒類を提供する飲食店への外出自粛や、感染予防が徹底できない場合に感染拡大地域との行き来の自粛などを求めていた。

 政府の「トラベル」や「Go To イート」もステージ2以下で実施するよう9月に提言していた。人の移動や会食を促すため、感染拡大につながる恐れがあるためだ。

 これまで、どの都道府県もステージ2以下とみなされてきた。11月に入って北海道や東京都などでは、分科会が示したステージ3の六つの指標のうち多くで上回るが、判断は知事に委ねられ、分科会のステージに即した対策の議論は進んでいなかった。

 分科会がこの日まとめた提言では、いくつかの都道府県では一部地域でステージ3相当の強い対策が必要な状況と指摘。「トラベル」の一部区域の除外を含めて、政府に早急な見直しを求め、「イート」についても、感染状況を踏まえ、知事が食事券発行の一時停止などを検討するよう国に要請した。

 19日に会合があった厚生労働省の専門家組織は、「北海道の一部の地域では、接触機会の削減・行動制限などの強い対策が求められる状況」と評価。東京都、大阪府、愛知県もこの状態に「近づきつつある」とした。今回の提言では、どの都道府県がステージ3相当かは示していないが、分科会後の会見で尾身茂会長は「我々の考え」と断った上で、これらの地域を例示した。

 提言では3週間の期間限定で、感染リスクが高い状況に焦点を絞った対策も挙げた。感染拡大している自治体には、酒類を提供する飲食店に夜間の営業時間の短縮などを要請してもらい、これらの自治体への財政支援を国に求めた。


■分科会がまとめた政府への提言の骨子

 ・ステージ3に入りつつある都道府県がある。その一部の地域では、既にステージ3相当の強い対策が必要な状況に達したと考えられる

・感染の増加と減少の要因の拮抗(きっこう)が崩れた今、短期間(3週間)に集中し、感染リスクが高い状況に焦点を絞る。以下の点が特に重要

(1)営業時間の短縮

 感染拡大の自治体はできるだけ迅速に、3週間程度の期間限定で、酒類の提供を行う飲食店に対し、夜間の営業時間の短縮要請または休業要請を行ってもらう

(2)地域の移動にかかわる自粛要請

 感染予防を徹底できない場合は感染が拡大している地域との移動を自粛

(3)「Go To キャンペーン」事業の運用見直しの検討

・「Go To トラベル」は、都道府県知事の意見も踏まえ、一部区域の除外を含め、運用の早急な見直しの検討

・「Go To イート」は、プレミアム付き食事券の新規発行一時停止、発行済み食事券やオンラインで飲食予約したポイントの利用を控える呼びかけ

(4)これまでの取り組みの徹底

・年末年始の休暇分散

・小規模分散型旅行の推進

(5)経済・雇用への配慮

 この対策は経済・雇用への影響が大きく、政府においては財政支援などを迅速に

(6)人々の行動変容の浸透

・「五つの場面」(飲食を伴う懇親会など)の回避を今まで以上に順守

・職場でのテレワークを今まで以上に推進

【関連記事】


脇本雄太が落車棄権で敗退 ~小倉競輪祭~

2020年11月20日 13時50分18秒 | 未来予測研究会の掲示板
脇本雄太選手
まさかの一次予選敗退を喫した

約3年振りの落車

 小倉競輪場を舞台に開催されている第62回競輪祭において、初日8RでS級S班の脇本雄太(福井・94期)が落車するアクシデントが起きた。

 レースは、後ろ攻めの脇本が動かず、赤板を過ぎても隊列に動きはない。最終ホームで5番手から河端朋之(岡山・95期)が仕掛けるが、3番手の菅田壱道(宮城・91期)のけん制を受けて不発に。その煽りを受けた脇本は外を仕掛けられず、北日本勢後位に切り替えた阿竹智史(徳島・90期)の内に詰まってしまう。2センター付近で接触があり、脇本、阿竹、田中誠(福岡・89期)の3名が落車した。最終的に菅田が3番手から鋭く伸びて1着。脇本が圧倒的な人気を集めていただけに、3連単は463,400円の特大配当となった。
 脇本の落車は3年前の平塚グランプリシリーズF1決勝以来。落車直後の診断は後頭部打撲のみと、骨折などはないようだが、競輪祭2日目以降は欠場する。年末のグランプリまであと一ヵ月半を切っており、さらには来年の東京オリンピックも控えている。輪界最強の男の容態が心配される。

熊谷洋祐 記者

 


小倉競輪祭 5番手の平原は仕掛けられず、松井が逃げ切る

2020年11月20日 13時04分58秒 | 未来予測研究会の掲示板

7RS級一次予選2

レース巧者







選手名 府県



  12 1 1 山本伸一 京都 37 101 S1
  14 2 2 芦澤辰弘 茨城 32 95 S1
×   11 3 3 松井宏佑 神奈川 28 113 S1
    16 4 4 近藤龍徳 愛知 29 101 S2
  12 5 橋本強 愛媛 35 89 S1
    17 5 6 神山雄一郎 栃木 52 61 S1
    13 7 小川真太郎 徳島 28 107 S1
  15 6 8 萩原孝之 静岡 43 80 S1
  7 9 平原康多 埼玉 38 87 SS
誘導員 市橋 司優人       S2  
並び予想  3-8 1-4 9-2-6 7-5

レース評
立ち回り巧い平原が好位から捲り連勝。ワンツー実績ある芦澤が続く。スピード豊かな松井の一撃や、混戦で山本の浮上。

結果

2車単 3-8 3050円(9番人気)
3連単 3-8-5 2万1860円(52番人気)

その日の負けを何とか挽回して、胸をなでおろして帰ろうとした輪子。
ところが、トン子と駅前の交差点で出会ったことから、競輪場へ逆戻り。
そして、トン子の勝負勘を頼り、平原康多選手で「勝負!」。
でも思惑が外れ、二人でガッカリ!

「競輪場の門を出てみると、お金の価値を知る」と誰かが指摘してたと思う。
あれは「競馬場の門だつたかな・・・」
本当にそのとおり。




選手名 着差 上り 決ま
り手
S

B
勝敗因
× 1 3 松井 宏佑   11.2 B 好脚逃切る
2 8 萩原 孝之 3/4車輪 11.2   松井に続く
3 5 橋本 強 1/8車輪 10.9     中割萩原迫
4 9 平原 康多 3/4車輪 10.8     3角過外踏
  5 4 近藤 龍徳 3/4車身 10.5     BS最後方
6 2 芦澤 辰弘 1/2車輪 10.8     4角内踏も
7 1 山本 伸一 1/4車輪 10.6     後方で不発
  8 7 小川 真太郎 タイヤ差 11.1     好位車出ず
  9 6 神山 雄一郎 1/2車身 10.7     芦澤追一杯

レース後記

レース後記写真

 押さえて出た四国コンビを追った平原康多が3番手に入り、一本棒の8番手まで下げた松井宏祐は打鐘からの巻き返し。小川はそれほどペースを上げず、主導権を握った松井がダッシュを利かせてリズムよく駆ける。最終バックでも5番手の平原は仕掛けられず、松井が逃げ切った。
 「初日はせっかく2車付いてくれたのに、自分が主導権を握れなくて後ろに迷惑を掛けてしまった。だから、今日(2日目)は2車ですけど、積極的にと思っていた。(萩原孝之と)ワンツーで良かった。小川(真太郎)君もそんなに上げている感じじゃなかったし、平原さん、山本(伸一)さんも出ていく感じがなかったんで、そんなに脚を使わずに出られるかなと。昨日(初日)からセッティングを変えたんで、昨日よりかみ合ってる」
 小川の飛び付きを警戒しながら松井に付け切った萩原孝之が2着。
 「松井君のダッシュはすごいんで付け切れるか心配だったし、粘られるかなっていうのもあったんで良かった。松井君は出切ったあといい感じで駆けて、(最終)バックからまた踏み上がった。(前回、立川の落車の)怪我が長引いているけど、だんだん良くなっている」


強制性交の疑いで男を逮捕 岡山西署、民家敷地内に女性連れ込み暴行

2020年11月20日 12時55分05秒 | 事件・事故

11/15(日) 18:09配信

山陽新聞デジタル

岡山西署は15日、強制性交の疑いで、いずれも自称で岡山市北区、建設作業員の男(52)を逮捕した。

逮捕容疑は同日未明、同市北区の路上を通行していた岡山県南部に住む20代女性を背後から羽交い締めにして付近の民家敷地内に連れ込み、首を絞めて口をふさぐなどした上、性的暴行を加えた疑い。

 同署によると、男は「首を絞めたりはしていない」と容疑を一部否認している。女性の110番で駆け付けた署員が近くにいた男を発見した。

【関連記事】


16歳少女からスマホを取り上げ性的暴行…男が少女を連れまわす映像を独自入手

2020年11月20日 12時52分05秒 | 事件・事故

11/13(金) 18:53配信
16歳の少女に性的暴行を加えたとして無職の男が有罪判決を受けました。
男が少女を連れまわす様子を捉えた映像を独自に入手しました。

商店街を歩いてくる黒いキャップ姿の男。
少女はその少し後ろをついていき…、ビルのエレベーターに一緒に乗り込みました。

約4時間後、通報を受けた警察官がビルの中に入り、男は警察官に囲まれて出てきます。
この後、男は逮捕され、警察署に連行されました。

無職の岡竜介被告(34)は、去年8月、当時16歳の少女に電車の中で声をかけて、JR大阪駅でスマートフォンを取り上げました。

そして、雑居ビルの空き店舗に連れ込んで、性的暴行を加えた罪に問われています。

1審の大阪地裁は懲役8年の判決を言い渡しましたが、岡被告は「少女はナンパに応じて付いてきていて、合意があった」などと、無罪を主張し、控訴していました。

13日の控訴審判決で、大阪高裁は「少女の証言や防犯カメラの映像などの証拠から、岡被告の供述は到底信用できない」と指摘。

「強引かつ陰険な手口で少女の人格を踏みにじった極めて悪質な犯行で、一言の謝罪も述べていない」として、岡被告の控訴を棄却し、再び懲役8年を言い渡しました。

【関連記事】


夜中の路上 狙うのは「若い女性」 46歳会社員3度目逮捕 余罪を捜査

2020年11月20日 12時48分07秒 | 事件・事故

11/19(木) 9:19配信

STVニュース北海道

札幌・白石警察署は17日、札幌市豊平区の会社員の男(46)を強制わいせつ未遂の疑いで逮捕しました。

男は去年12月6日午前2時すぎ、札幌市豊平区平岸3条6丁目の路上で、20代女性に後ろから抱きついて服の上から体を触ろうとした疑いが持たれています。

警察によりますと、女性が男の手を払って声をあげたところ、男は逃走しました。女性にけがはありませんでした。警察は男の認否を明らかにしていません。

男は去年11月と今年8月にも強制わいせつの疑いで逮捕されていて、今回が3度目の逮捕です。

付近では同様の手口の事件が数件起きていて、警察は防犯カメラの映像などから男に余罪があるとみて追及しています。

 

 

 


仕事に悩み泣いていた女性に声をかけホテルで性的暴行、会社員の男逮捕

2020年11月20日 12時43分45秒 | 事件・事故
 

女子生徒“300人以上と売春した”…17歳女子生徒に売春させた容疑で38歳男逮捕

2020年11月20日 12時40分29秒 | 事件・事故

11/18(水) 17:17配信

交際相手の17歳の女子高校生を、出会い系サイトを通じて男性客に斡旋・売春させたとして、38歳の男が逮捕されました。

女子生徒は300人以上の客と売春したということです。  
警察によりますと、名古屋市の無職・森本正明容疑者(38)ら3人は、当時高校生だった17歳の女子生徒を出会い系サイトで知り合った60代の男性客に斡旋して、売春させた児童福祉法違反などの疑いがもたれています。  
森本容疑者は交際していた女子生徒に「借金を返さなければ逮捕される」と持ちかけて売春させていたということです。大阪市内で客引きをしている女子生徒を警察官が発見。女子生徒は“300人以上と売春した”と話し、売上金約630万円のほぼ全額が森本容疑者に渡っていたということです。  
取り調べに対して森本容疑者は容疑を認めているということです。

MBSニュース

【関連記事】

10代の孫娘にわいせつ容疑、養祖父逮捕 18日、唐津署

2020年11月20日 12時37分19秒 | 事件・事故

11/19(木) 7:42配信

佐賀新聞

 同居していた孫娘にわいせつな行為をしたとして、唐津署は18日、監護者わいせつの疑いで、唐津市の会社員の男(66)を逮捕した。

 逮捕容疑は2018年8月2日午後11時20分ごろ、自宅で、当時10代前半だった孫娘に対し、体を触るわいせつな行為をした疑い。

 同署によると、今年6月下旬、県北部児童相談所(唐津市)から「以前一緒に住んでいた養祖父から体を触られたと話している女性がいる」と通報があった。

【関連記事】


修学旅行中に児童ら62人乗せた船沈没 全員無事救助

2020年11月20日 12時33分21秒 | 事件・事故

11/20(金) 6:20配信

テレビ朝日系(ANN)

 香川県坂出市沖で修学旅行の児童らを乗せた海上タクシーが沈没しました。児童ら62人は全員救助されました。

 19日午後4時40分ごろ、坂出市与島の北側を航行中の海上タクシーの船長から「漂流物に衝突して船が浸水している」と通報がありました。海上タクシーには修学旅行中だった坂出市の小学校の6年生52人と教員、乗組員など合わせて62人が乗っていました。

巡視船などがデッキや船の天井の上にいた児童らを全員救助しましたが、児童2人とバスガイドの女性(72)が病院に搬送されました。3人とも命に別状はありません。高松海上保安部は男性船長(45)から事故当時の詳しい事情を聴いています。

テレビ朝日

【関連記事】


行楽シーズンに冷や水 キャンセル増えて旅行会社ため息

2020年11月20日 12時26分58秒 | 社会・文化・政治・経済

11/20(金) 6:30配信

朝日新聞デジタル

緊急記者会見で会食時の感染予防を訴える東京都の小池百合子知事=2020年11月19日午後5時18分、都庁、嶋田達也撮影

 新型コロナウイルスの国内の感染者は2日続けて最多を更新し、「第1波」や「第2波」を上回る勢いで感染が拡大している。東京都の小池百合子知事は会食での対策徹底を呼びかけたが、移動の自粛や飲食店への営業短縮の要請には踏み込まなかった。収束の兆しは見えないまま、観光業界ではすでに旅行のキャンセルが入り始めている。


「過去最多かあ」。東京発着を中心にバスツアーを扱う「四季の旅」(東京都千代田区)の社内では連日、ラジオから感染者の急増を伝えるニュースが流れる度にため息が漏れる。

 コロナ禍で今年は売上高の前年割れが続いていたが、政府の観光支援策「Go To トラベル」の対象に東京発着分が追加された10月以降、業績は回復傾向にあった。その途上で、再び感染が急拡大した。今月第2週のツアー予約金額(暫定値)は、第1週と比べ75%程度に落ち込んだ。「秋の行楽シーズンの真っ最中で、通常ならこれほどの減少は考えられない。都の感染者数が300人を超えた先週の11日あたりから予約が減ってきたというのが体感」と広報担当者は話す。

 予約の大半が「Go To」絡みで「政府の施策の見直しや中止が怖い。県をまたぐ移動の自粛要請が出ても、事業は成り立たなくなる」と不安を口にする。

 旅行会社「はとバス」(東京都大田区)でも、「18日、19日あたりから予約のキャンセルが増え始めた感覚がある」(広報担当者)という。今はまだ予約件数がキャンセルの件数を上回っているが、感染者数がさらに増えれば、「『Go To』で高まった『旅行しても大丈夫』というマインドが冷え込んでしまう」と懸念する。「仮に来週、感染者数の水準が元に戻っても、一度冷えたマインドが回復するには時間がかかる。それが一番怖い」

 一方で、対策の「特効薬」がないのも悩みの種だ。マスク着用、手指消毒、バス乗車時の検温……。「基本的な対策を、しっかり確実に実施していきたい」。感染状況は年末年始の業績に響くだけに行方を注視しているという。

【関連記事】


GoToトラベル、除外要請なし 国交相、継続方針強調

2020年11月20日 12時25分26秒 | 社会・文化・政治・経済

11/20(金) 11:07配信

共同通信

赤羽一嘉国土交通相は20日の記者会見で、観光支援事業「Go To トラベル」の対象から新型コロナウイルス感染症の拡大地域を除外するかどうかについて「(都道府県知事から)現時点でそうした声はない」と述べ、これまで通り事業を継続する方針を改めて強調した。

 赤羽氏は「トラベル事業でクラスター(感染者集団)を形成した事例はないが、引き続き高い警戒心を持って状況を注視し、感染拡大防止の取り組みをこれまで以上に徹底する」と話した。

【関連記事】

 


グリム兄弟とアンデルセン

2020年11月20日 11時07分48秒 | 社会・文化・政治・経済

 

グリム兄弟とロマン派の人々 (1985年)

 

高橋 健二 (著)

内容(「BOOK」データベースより)

対照的な両者の生涯と童話を語る。勤勉な学者兄弟と奔放な旅好きの作家、民族童話の収集者と童話の創作者…など、同時代人である両者の人と作品を比較考察する。
 
グリム兄弟: Brüder Grimm)は、19世紀にドイツで活躍した言語学者文献学者民話収集家・文学者の兄弟。

日本では、『グリム童話集』の編集者として知られる。

同じ両親から生まれた兄弟は全部で9人、幼くして死んだ者を除くと男5人、女1人の6人兄弟であったが、通常は後世にまで名を残した次男ヤーコプと三男ヴィルヘルムの二人を指す(今日では後述の六男ルートヴィッヒも含むこともある)。

多くをヤーコプとヴィルヘルムの兄弟として活躍したが、グリム童話集ではルートヴィヒも挿し絵を手がけている。

ヤーコプとヴィルヘルムはともにゲッティンゲン大学の教授だったが、大学の自治問題に関与して、1837年に他の数人の教授と自らの矜持を貫き、大学を去る。「ゲッティンゲンの七人事件」(Gottinger Sieben)とも呼ばれる。

1840年に兄はベルリン大学教授となるが、弟ヴィルヘルムは同じくベルリンで、より自由な立場で著述活動を行った。多くを兄弟として活躍し、『グリム童話集』の編集者として著名である。また、ゲルマン語の研究者としてもしられ、比較言語学を生み出した「グリムの法則」でも知られている。

ヴィルヘルムは、あまり体が丈夫でなかったこともあり、政治的にも目立った活躍をした兄と違い、身体をいたわりながら地道に研究を続けた。社交的な性格であったこともあり、兄弟はそれぞれの違いを認めつつ、よく補い合って活躍したと言われている。

1840年プロイセンの国王がフリードリヒ・ヴィルヘルム4世にかわると、兄弟はベルリン大学の教授として迎えられた。

---------------------------------------------------

ハンス・クリスチャン・アンデルセン(丁: Hans Christian Andersen、デンマーク語発音: [ˈhanˀs ˈkʁæsd̥jan ˈɑnɐsn̩](ハンス・クレステャン・アナスン)[、1805年4月2日 - 1875年8月4日)は、デンマークの代表的な童話作家、詩人である。

ハンスを可愛がってくれた父方祖母も病的な虚言癖を持っており、ハンスも平気で嘘をつく癖をもっていたが、その空想癖は作家としての創作力に役立った。
1818年には母親が再婚した。自分の進路を決めなければならなくなり、学校を中退する。織工の見習いをしていたが、15歳の時、彼はオペラ歌手になろうとし、1819年コペンハーゲンに行った。

生涯の支援者だったヨナス・コリン家。1862年。コリンはルズヴィ・ホルベアなども支援したデンマーク黄金時代のパトロンの一人で、アンデルセンはコリンを通じて多くの著名人や上流階級との知遇を得た
最初の3年間は困窮を極めた。彼が創作する劇作や歌なども認められなかった。その後も挫折を繰り返し、デンマーク王立バレエ団のバレエ学校にも在籍していた。自慢だったソプラノボイスも声変りして夢破れた。
秋からイタリアに移り各地を訪問。ローマ滞在中に『即興詩人』を書き始める。
1843年1月からパリを訪問する。この頃には文名が揚がっていたため、バルザック、ヴィクトル・ユーゴー、アレクサンドル・デュマ父子、ラマルティーヌ、ダヴィッド、ハインリヒ・ハイネ、ラシェル・フェリックスなどの有名人多数と交友した。

グリム兄1785年生まれ、弟1786年生まれ、アンデルセン1805年生まれ。

1844年(34歳)にアンデルセンはドイツへ行き、グリム邸を訪れ、尊敬する兄のヤーコブ・グリムに会った・アンデルセンはアポなしの突然の訪問だった。
しかも、ヤーコブはアンデルセンが何者かを知らなかった。
ヤーコプはベルリン大学の教授で、まともに相手にしなかったようだ。
アンデルセンはナイーブな性格で、自分のことを伝えられず気まずい思い出立ち去る。
せかく訪ねたにとガッカリしたように帰っていった。
その時、弟のヴィルヘルムは留守だった。
兄から訪問相手のことを知らされ名刺を見て、「この人、『即興詩人』で有名なアンデルセンさんだよ!」とヴィルヘルム言った。
ヤーコプは訪ねて来た人にはじめて気づく。
「ああ、悪いことしたな」とヤーコプも驚いた。
それから数週間後、コペンハーゲンのアンデルセンの部屋のドアをたたく人がいた。
ドアを開けるとそこにヤーコプ・グリムが立っていた。
「先日はわざわざ来てくださったに大変失礼しました。おわびが言いたくて、スカンジナビアへの旅行の途中ですが、おわびにあがりました」
アンデルセンのほうびっくりするやら、喜ぶやら。
グリム兄弟とアンデルセンの出会いはこんなふうだった。
「グリム兄弟ほどいい人はいない!」とアンデルセンは日記に書いた。
「私の生涯は一遍の美しいメルヘンのようだ」とアンデルセンは書いているが、この出会いのエピソードもそのなかにおさめられている。

1844年(34歳)にアンデルセンはドイツへ行き、グリム邸を訪れ、尊敬する兄のヤーコブ・グリムに会った・アンデルセンはアポなしの突然の訪問だった。
しかも、ヤーコブはアンデルセンが何者かを知らなかった。
ヤーコプはベルリン大学の教授で、まともに相手にしなかった。
アンデルセンはナイーブな性格で、自分のことを伝えられず気まずい思い出立ち去る。
せかく訪ねたにとガッカリしたように帰っていく。
弟のヴィルヘルム留守だった。
兄から訪問相手のことを知らされ名刺を見て、「この人、『即興詩人』で有名なアンデルセンさんだよ!」とヴィルヘルム言った。
ヤーコプは訪ねて来た人にはじめて気づく。
「ああ、悪いことしたな」とヤーコプも驚いた。
それから数週間後、コペンハーゲンのアンデルセンの部屋のドアをたたく人がいた。
ドアを開けるとそこにヤーコプ・グリムが立っていた。
「先日はわざわざ来てくださったに大変失礼しました。おわびが言いたくて、スカンジナビアへの旅行の途中ですが、おわびにあがりました」
アンデルセンのほうはびっくりするやら、喜ぶやら。
グリム兄弟とアンデルセンの出会いはこんなふうだった。
「グリム兄弟ほどいい人はいない!」とアンデルセンは日記に書いた。
「私の生涯は一遍の美しいメルヘンのようだ」とアンデルセンは書いているが、この出会いのエピソードのそのなかにおさめられている。