なんとかしてきてなんとかなった

つれづれなるままに、つぅつぅれろれろ

テレビを見てないから

2020-06-01 23:41:39 | 日記
アメリカのデモを報道してないって本当なの?
いまも嫁と子供はバラエティ番組つけっぱなで、しかもそれぞれスマホとタブレット見てるんだが・・・・。

デモが暴動になって、車に火をつけたとことかスーパー襲ってるとか、日本に居たらそんなショッキングなところしか知りえないわけだけど、なんだろうなぁ、あんなん見たら、またぞろ暴力はとかもっと穏やかにだとか正当な手段でとか表面をなぞってなで回すような気持ち悪い主張する人が出てくるんだろう。
まぁ、たしかに関係のない店舗とかを襲うって無法状態は褒められたもんじゃないけど、集団でしかも怒ってるわけで感情が増幅している中で、そりゃ不届きものも出てくるし、運動会じゃないんだから整然と隊列組んで一糸乱れずのほうがなんだか気持ち悪いだろ。

なんだか黒人の不満が爆発したってとらえ方しかできそうにない日本にいるから、想像でしかないんだけど、あちこちネットの記事を読んでみると単純な白人対黒人みたいな構図じゃないみたいだね。根底にあるのはやっぱりトランプ政権になってからの差別と分断が根を張ってるっぽい。いや、根を張りだしたのは建国以来の200年前からだろう。それがヒョコヒョコ地表に顔を出してるって感じだな。
黒人差別の歴史に詳しいわけじゃないから、それをどうこう言うのは控えるけど、むしろこうして表面化した差別をキチンと叩くことのできる社会というのがうらやましく思うし、それくらい過酷な差別があったんだろうと思う。

流れ的に考えると、差別というのは人類が社会を形成してきた初期からあるわけで、差別の全くない社会、文明って寡聞ながら思い当たらない。まぁそれに言及しだすと話が収集つかなくなるから止めとくけど、ともかく内在する差別感情という個の問題を審判するのはどうしようもないのだが、それが社会的なシステムとして近世まで存在していたわけで、個人が社会の根を張り巡らせているとしたら、その中には差別的な根も介在しているのは今もなのだろうと想像できる。
根が深い、という言い回しよりも、根の張りが広いって感じだ。

そして、この根は科学的根拠が全くないのを栄養素にしてる。
肌が黄色でも黒でも白でも赤でも、遺伝子は同じ、性別が違うが種類は同じ、くらいの違いしかない。生物的にはホモサピエンスは一種類しかいない。
あえて言うとすれば、差別をするかしないかで種族を分けても良いと思うくらい。
それは社会を維持する事に意義を持つか、否か、という社会性をもってるかどうかであり、人間は社会性を持つことで生き残ってきた生命体なので、その社会性を空気のように当然あるかのように消費して、持つもの持たざる者と勝手な社会分断を起こしているわけで、分断そのものがシステムを破綻させていることに無頓着にふるまってしまう。
それは当然日本でも起こってるわけで、名目上のシステムが差別とか分断とかで反故にされるケースなぞ履いて捨てるほどある。
それに対して、社会を守るというよりも、システムを反故にしたのなら我々も従順は無しね、と暴れだすのは当たり前といえば当たり前。
だからこそ、暴れだす前にシステムの不全を修復する義務が権力側にはあるし、社会を構成する国民にはそれを要求する権利も社会自体を守る責務もあるから道に出て声をあげなければいけないわけだ。

黒人のデモのなかに少なくない白人がいる。
暴徒を止めようとする黒人のプロテスターがいる。
白人の警官が膝をついてデモに敬意と謝意をする。
やはりアメリカは民主主義の国だ。押さえるところは押さえる人がいる。

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