いっちょ堂々と宣言してやるぜぃ！

いや、自分じゃないし、関白宣言とか禁煙宣言とか無理だし。

結局与野党呉越同舟で、新型コロナは既知のウィルスって事になっちゃって、新しい法律作っちゃう、なんともおっとりとしてて緊急事態とは思えない緊急事態宣言こみこみの改正新型インフルエンザ等対策特別措置法が通ったらしい。なんかメンドクサイ特措法（改）なんだけど、宣言できるってさ。

なんか体裁を整えれば、なにをかやった気がする伝統芸能は文化のにおいすら放ってる。
もちろんそれに賛成するのも反対するのも、おれはなにをかを成し遂げたって気になってるんだろう。それを悪く言うつもりはないのだが、問題はここから先どうするの？ってのが大事なのに、それはあいかわらずわからねーしさ。

そもそも、伝家の宝刀、緊急事態宣言！！！って抜こうにも抜けやぁしない。
だって後生大事な「おりんぴっく」に多大な影響がでるやん。いまや観光でしか外貨を稼げない、いつかのどこかの後進国のような雰囲気を醸してるのに、安全安心が取りえだったのに、ああ、それなのにそれなのに、なのですよ。

まぁ、緊急事態宣言を危険視するのは当然で、いつか来た道をまた通るの？って危惧されるのは判る。さんざんっぱら、いい加減なこととか嘘八百とか友達優遇とかしてきたんだから、これでおおっぴらにできてしまうわけで、官邸周りの防御レベルのほうが、ウィルスからの国民衛生よりも数段アップしそうだし。
棄民政策で生き残りをかけてるって感じがして、コロナに感謝してるかもしれないねぇなどと意地悪なことも思えてしまう。

でもねぇ。株がブラックマンデーよりもひどく下落したわけで、日本高齢化社会の虎の子だった年金原資が目減りどころか溶けちゃった（溶けちゃう）かもしれないので、いくら７５歳まで駆けて駆けて駆け抜けようとハッパをかけても、櫛の歯が落ちるように社会構造自体がグズグズになりかねない。悪い意味では旧態全とした因習レベルの生産性のなさが生き残れなくなることで屍の山、いい意味では抜けた櫛から新しい社会構造の発露が期待できる。

えーあい、とか、あいてぃーとか、言ってるだけでなんかわかった気になってるこの国の支配層（たぶんバブル期でいちばんおいしい思いをした年代）が、それらが今現在のテクノロジーの先端ではなく根幹になってることと、それの意味する最大のアドバンテージは速度と容量が人知を超えだしてるってところに本当は恐怖を感じなければならないのに、そうは思えない。
つまり、屍の山は累々となる可能性のほうが高い。

このピンチで緊急事態な構造は、掛け値なしで「教育」でしか変えられない。生めよ育てよ地に満ちよだけじゃネズミのほうが優秀だ。
労働力だけでしか人口の増減を語っても意味がない。
これじゃ本当にサルから進化してきたホモサピエンスとして、サルに申し訳がない。地球をぶっ壊してきただけじゃん。

あ、だからエーアイが人間に代わって支配するって話につながるんだ。
さもありなん、だな。