こうして忘れていくんだろう。

昨日のテレビ三昧とは打って変わって、まったくテレビの画面を見なかった。
来年か再来年からの追悼集会をやめるって言ってたけど、コロナで今年もできなかった、というかするつもりもなかったというか、あっさりしたもんだ。
あっさりしてもらっても困るのだけど、地震と津波だけならともかく、原発事故もセットになってるから、権力を持ってる人たちにはなにかと不都合なんだろうさ。

思えば、バブル期から始まった日本のぶっ壊れようが、この震災で決定的になった気がする。２０年かけて煮あがったゆでガエルが、一瞬我に返った瞬間でもある。そこで本当に復興できればまだ救われたのかもしれないけど、第二次安倍内閣発足で言ってることがバブルよもういちどってな感じで、そりゃ失敗するわな。
森きろーなんかも脈々と生き残って復興五輪なんておためごかしまくっているし、それも疫病で足元が危ういわけで、これはもうペンペン草も生えないくらいの地獄がきてもおかしくない。

なんか批判ばかりで～なんて批判者に対して批判してる人もかなり多いのだけど、議論は批判ありきで成り立ってるものだし、議論がなければ思考も思想もアップデートできないって一般常識じゃなかったのにちょっと愕然とする。

追悼の意味はもちろんのこと、こんな場面での日本国の権力も、そして利権との相反で個人の権利と社会の人倫はどうなっていくのか、忘れちゃダメだろ。
そのうち忘れるだろう・・・・功を奏して長期政権だし、目論見通りだし。