さむらい小平次のしっくりこない話

世の中いつも、頭のいい人たちが正反対の事を言い合っている。
どっちが正しいか。自らの感性で感じてみよう!

ひでーニュース 

2022-12-14 | 社会・経済


こんにちは
小野派一刀流免許皆伝小平次です

書きたいことはいっぱいあったんですが、やっぱり多忙で…

そんな中、いつもの通りYahooニュースを見ていますとこんな記事

『労災支給の取り消し、請求可能に? 「事業主に権利」高裁判決が波紋』朝日新聞

この件は、ニュースになる前から知っていたんですが、ひでー話だと思います

小平次は、本業のメインの仕事の他、ちょっとした文章書きをしているんです

それは、主に争い事、特に多いのが労使間の争議について、裁判、労働審判、労働委員会などに提出する自分の訴状とかに書かれる自分の主張、そう言ったものを作ることを3年ほど前からよくやるようになっているんです

普通の人は、裁判だとか無縁、と言う人が大半だと思います
だから、そういう争いごとになれば、場合によって弁護士に依頼し、代理人として闘ってもらう、そして弁護士や労働組合が何でもやってくれると思っている

ところが、弁護士なんてほんと当てにならないんです

特に労働争議において、解雇だとか、その他明らかな労働法令違反があれば話は早いんですが、パワハラだとかセクハラ、その他のハラスメントなどで退職を余儀なくされたとか、それにより精神疾患になったとか、そういうのは結構難しいのです
それに対してやり場のない怒りなどをぶつけたい、と思っても、弁護士は基本的には法的な話しかしませんので、裁判所や労働委員会、などに出す文章、その他会社宛の文書などは作成してくれたりはしません

多くの場合、自分で作らなきゃいけないんです
弁護士は、その文章について、法的に問題があるとか、相手に突っ込まれるとか、その辺のことを添削してくれる程度です

ですが、普通の人はそんなの作ったこともないでしょうから、なかなか自分の思いを伝えられないんです

小平次は、その弁護士や、裁判所他、関係機関、行政機関などに出す前の段階、本人とよく話をして、その上で本人の思いのたけをぶつけた殴り書きのような文章、いわば宝石の原石のような文章を研磨するみたいな仕事を時折やっているんです

事業主側、労働者側、双方の立場に立つことがありますが、労働者側の立場に立ったとき、実のところ話を聞いているうち

『ああ、なんて我が儘で自分よがりの人だろう、この人が部下だったらおれでもクビにしたくなっちゃうだろうな』

と思うこともしばしばです

ですが、それでも、『解雇』でもされない限りは、このような争い事は圧倒的に事業主側が強いのです

圧倒的に労働者の方が弱者です

裁判も『やっぱり強者の味方か』と思う事の方が多いのです

さて、あくまでも例え話です

ある企業で、10年間事務職として東京で、総務部で働いていた女性、そこで会社が大きなリストラを断行しようとする、で、まずは早期退職を募る、それでも20代~40代くらいの女性、まだまだ子供の教育費やその他生活費、会社を辞められない、まして10年勤めていたら給料もそこそこ、とても辞められない、で、会社は何をするか

仮にAさんとします

まずはAさんを例えば鹿児島など、全く土地勘も何もないところへ転勤させる、しかも未経験の営業職として

Aさんは、ただでさえ転勤をするなんて考えてもいなかったし、前経営者の時代は、面接時にそういったことも考慮して採用されている、そして未経験の営業職、厳しいノルマが与えられ、精神的にもかなり追い込まれます

通常の一上司のハラスメントなんかだったら闘えるでしょうけど、この場合、会社を上げてのパワハラ、転勤先の上司も先輩も同僚も、会社の意図を知っていますので、我が身可愛さに、総がかりでAさんに嫌がらせをします

営業資料をAさんだけに渡さないとか、それで数字の上がらないAさんを上司がまた追い込む

それでもAさん、頑張って少しずつ顧客を開拓し、業績を上げ始める、すると、今度は新潟への転勤命令、また一からやり直し、総がかりの嫌がらせの始まり

で、けっきょくAさんは精神疾患を起こし、休職、そして退職、家から一歩も外に出られないほどになってしまった

小平次の女房殿だったら『テメーふざけんじゃねーぞ!!』

ってやっちゃうんですけど、普通はなかなか…

そしてこのAさんが、労災を申請して認定された、そしたら会社がその取り消しを求めて国相手に裁判を起こした、地裁では国が勝利し、Aさんも守られたのですが、高裁でそれが覆された

ってのが今回の判決です

例えば、Aさんの場合でこうなったらどうなるのか
会社側の要求が認められ、認定取り消しとなれば、Aさんは支給された保険金の返還、下手をすれば会社側が、虚偽の労災申請をしたとして、損害賠償を起こす、もしそれに負ければ…

今回の判決の類似案件で、小平次の知るある会社は小悪党ではなく、超ド悪党です

上の例え以上に酷いことをしています
お前、それでも人か? 
レベルです

小平次は普段、労働者の権利ガー!、とかの左よりの組織だとか主張は、あんまり好きではないのですが、今回の判決、これじゃあ強者のやりたい放題になりかねない

ひでー話です

こうして弱者は強者に従っていればいいんだ、って世の中にどんどんなって行くんでしょう


で、このニュースを報道しているのが今のところ「朝日」しか見当たらない… 残念!

次の「ひでーニュース」



『地域の医療提供体制強化 改正感染症法など成立 参院本会議』

これは、早い話、今回のコロナみたいのが流行ったとき、医療機関が診療を拒否するな、みたいなことですかね

これ自体は、長尾医師も言っていたことなので、患者を診ないでワクチン打って金儲けしている日本医師会や、空き病床でぼろ儲けしている尾身クロンみたいのがいますんでいいんじゃないかと思うんですが、問題は、検疫法の改正

記事より抜粋

『空港や港の検疫所の所長は、感染のおそれがある人に、自宅などでの待機や報告など、感染防止への協力を求めることができるとしています。
正当な理由なく協力に応じない場合は、待機の「指示」が可能となり、従わない場合は6か月以下の懲役、または50万円以下の罰金を科すことも盛り込まれました』


これが、エボラ出血熱やペストみたいな恐ろしい伝染病ならばともかく、コロナ程度でこれだけ大騒ぎしているような国で指示に従わなかったら『懲役』もあり得る、とんでもなくひでー話です

記事では

『感染のおそれがある人に…』

と、非常にあいまいな表現が使われています

この件の問い合わせ先に電話してみました

『今回、感染症に関する法律の改正が決まりまして、その中の検疫法の改正の説明に、感染のおそれがある人に…とあるのですが、おそれのある人、って具体的にどういう基準なんですか?』

『ああ、そうですね、それに関してはまだ詳細がこちらには下りてきていませんので、お答えできません』

『つまり、具体的な基準は法律の条文や、規則に盛り込まれ、これから決められるってことですか』

『おそらくはそうかと…』

『だって、おそれのある人、なんていう曖昧な基準で、従わなかったら懲役になるかもしれない、恐ろしい話だと思いませんか』

『おっしゃる通りです、このようなご意見を頂いたこと、必ず報告を致します』
『宜しくお願いします』

ふざけんな!って話です

小平次は当初からコロナはインフルエンザと比較して脅威と言えない、と言い続けてきましたし、3年経った今、数字的データはそれが正しいことを証明していると思います

この程度の感染症で自由を奪われる、従わなかったら牢屋にぶち込まれる

何て時代だ!!!

今、この国で起きていることは、先の高裁の差し戻しも含め、弱いヤツは強いヤツに、貧乏人は金持ってるヤツに、素直に従っていればいいんだよ!!

それがどんどんエスカレートしています

最後に、これはまあいいニュースかな



『ファウチ博士を「訴追せよ」、マスク氏が米政府のコロナ対策批判…「接種で寝込んだ」とも』

どんどんやってくれ!って思います


イーロン、打ってたんですねWW


御免!











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4 コメント

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Unknown (gai6969)
2022-12-14 15:47:36
<そしてこのAさんが、労災を申請して認定された、そしたら会社がその取り消しを求めて国相手に裁判を起こした、地裁では国が勝利し、Aさんも守られたのですが、高裁でそれが覆された>
加害者がいざ反撃されたら被害をでっち上げて被害者を更に追い込むんですね。本当にひどい話です。高等裁判所の人達は自分らも地位やパイプがあるものだから、事業主やお偉いさんに媚び売って肩入れするんですかね。

個人の些細な粗探しをして、絞りとるようなおかしな決まりごとがホント多くなりましたね。

改正感染症法?読んでいると製薬やらマスク会社を儲けさせるために制定された感じがします。

改正検疫法…中国ですら緩和の方向に向かっているのに日本はホント嘗められてますね。
Unknown (小平次)
2022-12-14 17:25:40
gaiさん、こんばんは!

本当にひどい話なんです
正義はどこに行った!

今私がほとんどボランティアで労働争議などに首を突っ込んでいるのは、悪党がのさばっているのが許せないからです

大したことができているわけではありませんが、戦わなければ勝てない、進撃の巨人のセリフを励みに戦っていますw

「国の決めたことにはまず従う」

こんなこと言ってるベイビーブーマーがいるから好き放題やられてしまいます

そしてそのしわ寄せは悠々自適なジイサンではなく、未来ある若者や子供たちに降りかかります

gaiさん、共に頑張って行けたらと思っております

ありがとうございました
Unknown (ナガシマ)
2022-12-19 11:59:39
ひどい話です。国家の基本として、公平な税制度、公平な裁判制度があるはずです。
庶民が最後にすがるのは公的な「正義」なわけで、それが公平にジャッジしてくれる。そう思っていましたが…。
国民の生活を守るために妙なものがはびこらないように監視し、規制する。粗製乱造の自転車や妙な乗り物が走っているのを見ると、それらはとっくに機能してない感じです。すべてセルフサービス(自己責任)化し、誰も守ってくれない。国って何なんだ?と思います。
ナガシマさん、こんにちは! (小平次)
2022-12-19 12:35:47
ナガシマさん、こんにちは!

コメントありがとうございます
政治家も、特に自民党はそうですが、結局のところ金持ちの優遇しか考えていません

記事の高裁判決は、強者の理不尽が今後まかり通るということになります

もちろん、いつも労働者側が正しいわけではありませんが、力関係から考えれば、弱者の救済に重きが置かれるべきだと思います

まして、労災認定を取り消させて利益を得る部分は、保険料の値上げを阻止するくらいで、大企業からすれば微々たるものです

この大企業による取消訴訟は大げさでは無く、強者による見せしめ、陰湿なイジメに他なりません

>>誰も守ってくれない…

そうなんです

だから私は悪党とは闘わなくてはならない、そう思って活動していますが、悔しい思いをすることの方が多いです

皆、無関心ですしね、トホホですよ。。。

ありがとうございました

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