おはようございます。トピアリスト・topiarist宮崎です。
トピアリー庭園の発祥はローマではないか、と昨日述べました。
小プリニウス(『博物誌』を書いた大プリニウスの甥)の書簡集が発表された100年前後のローマではトピアリーが高く評価されたことが読み取れます。
その後、ローマ帝国は東西に分裂し476年には西ローマ帝国が滅亡。
ここからルネサンスまでの1000年を中世とよびます。
中世ヨーロッパは十字軍遠征開始、英仏100年戦争、と領土の奪い合い!
動乱期となり不安な人々のよりどころとなったのが宗教であり修道院。
初期のキリスト教美術を発展させるとともに造園文化の支持者となるのです。
*写真は『西洋庭園造園史』針ヶ谷鐘吉著より
▲刈り込みトピアリーのイラスト
『Mediaeval Gardens』Crisp,Sir Frank
▲イギリス・セントポール寺院(604年建立)
▲地下鉄の駅からすぐ