tontonjyoのブログ

yahooから引っ越して来ました。思ったことを適当に書いています

尖閣諸島周辺

2010-09-16 14:42:53 | 日記



いやはや。中国漁船と海上保安庁の巡視船の衝突事件。ここにきて中国側の抗議が激しくなってきましたね~。

韓国も竹島でやってるけど、日本は立場上、尖閣諸島に領有権問題は存在しないって主張なんだから、当然、清々粛々とことを進めれば良いのだけど、まぁ中国、台湾からすればね。それは領有権問題な訳でね。あちらが主張し続け、何らかの行動を続ける限り実質的には領有権の問題な訳だ。つまり対処が必要だと言うことに帰結する。



あちらさんにしてみれば、海洋資源、まぁ石油資源でしょうね。これを狙って引けないって言うか。それ以前に言った以上は国内向けとして引けないと言うか。結局、中国側の力が弱い内に厳正な処置を講じてこなかった自民政権時代の弱腰が招いたことなんだろうけどね。「何が保守派だ。」って声も聞こえて来そうだ。

国家なんてもんは国益が重視でね。国益と言ったって物質的なもの、例えば資源確保とか、領土拡大とか、また国民の個人の興味、例えば国家的使命とか、国家的栄誉とかまである訳なのだけど、その中で物質的なもの、例えば海洋資源があれば許容の範囲で確保するのが当然なんだよなぁ。

んで、相手方は領有権を主張し、ちょっかい出してきている訳だけど、まぁね。止めろと言って止める訳でもないでしょね。まぁ、重要になってくるのは「やっても無駄だなぁ。」って思わせる拒否的抑止力な訳だけどさ。

相手方にしたって全面戦争なんて嫌だろね。損害が大きくなるし、だからそこまではやらない。でも、「隙あらば。」とは思うかもしれないね。んで今回の事件やら先日の中国艦船による海上保安庁の調査活動に対する中止勧告やらなんか利用して消極的に揺さぶって様子を見ている。

何が、原因かなんて解らないよ。色々理由はあるでしょう。例えば中国は最近、融和的外交を繰り広げている帰来があるからね。その態度に対して所謂ナショナリストは不満を感じるなんてこともあるでしょう。そう言った不満を逸らす意味もあるかもね。

また、最近、日米関係がギクシャクしていたじゃん。その辺の、なんて言うかなぁ、日米の結束力みたいなものを試しているなんてこともあるかもなぁ。

キティーホークの事件なんかもそうだけど、挑発や軍事訓練や今回の事件のようなものを利用し、国内向けに自国の勢いを示すことと同時に日本側を揺さぶって政治や外交や防衛力とそれに伴なう意志の状態を確認し隙を見て、できれば日中中間線を越えたい。

自ら領有を主張する離島を実行支配したい。そうでなくても自らの抑止力を示し、外交を有利に進めたいなんて言うのが中国の本音なんじゃない。当たり前の話なんだろうけどね。


俺個人が考える日本がやるべきことを言うなら、政治では総理の揺るがないリーダーシップを示すこと、外交では一切曲げず毅然とした態度で挑むこと、防衛では、このブログで何度も言っていることだけど、自衛隊の防衛拠点を尖閣諸島周辺に置き意思の表明と訓練などを通じ拒否的抑止力を示すこと、なんて極々当たり前のことをやることだね。まぁ、それしかないしさ。

アメリカは、まぁ、そうね。日本が存在することの利を考えれば当然、連携を主張してくるんじゃない。日本にとっても現状では必要なものだろうしさ。日米の安全保障に関する政治的表明や合同軍事訓練などを通じ、日米共同の防衛体制を表明することで抑止力を確保しようとするんでしょう。



何れにしても領有権の問題なんて消えてなくなるものでもないからね。だから抑止力なんてものが必要なのであってさ。実際問題を言えば中国がどんなに騒ごうが、日本に実害が発生しなければ良いんじゃない。軍事に限らず十分な抑止力を備え、実質的に侵攻できなくすれば良いってことになりますか。