今年、春から秋にかけての田園風景を見られたのは幸いでした。
春に田んぼに水が引かれ、田植えが始まり、稲が伸びて穂が実るまで。
じっくり半年かけて成熟する変化の過程を見るのは、楽しいものです。
季節ごとに違った景色は飽きることがありません。 こんな景色が見られるなら、態々景勝地に行かなくてもいいなと思います。
初夏の稲。
田園の中の白鷺は白磁の花瓶のようです。
実りの季節は一面の黄金色。
田園風景は、人が丹精して、わたしたちの命を支えるお米をつくる、本当に価値ある営みだと思います。
こんな景色が1年に1回だけ連綿と繰り返されて、大抵の人はその過程を何十回か見たら、この世からいなくなってしまいます。
わたしもあと何回みられるのかなと思います。