琉球民話より
昔、首里の金城に兄と妹が住んでいました。
兄は大里に移り住んから,どうした事か、洞窟にこもり、動物や人を捕まえて食う鬼になってしまいました。
兄の悪業はいつしか妹の知る事となり、兄の悪行を見逃さない妹は、一計を案じて、鬼になった兄の所へ行きました。
妹は鬼を退治するために、ふつうの餅と中に石の入った餅を用意しました。
「お兄さん、今日はおいしいムーチーを作ったので一緒に食べましょう。」
と言って妹は中に石の入ったムーチーを兄に差出、妹はわざと着物のすそをひらいてすわり、普通の餅を食べ始めました。
兄は石の入ったムーチーを食べようとするのだが、歯がたちません。
石の入った餅が食べられず困った兄は、平気でムーチーを食べている妹へ視線をやり、妹の頭から下へと目で観察をし股を大きく開いた妹の下の方に目をとめて、「お前その下の口は何だ」 とたずねました。
妹はすかさず平然と「上の口は餅を食べるための口、下の口は鬼を食べるための口」 と答えると、兄はびっくりして、逃げようとして足を踏み外し、崖下に落ちて死んでしまった。
この日が旧暦の12月8日だったので、鬼退治をしたこの日を厄払いの日として、ムーチーを作って食べる様になた・・・ というお話。
今ではムーチー(鬼餅)は、街のお菓子屋さんでも一年中売られています。
時期になるとスーパーでも売られ、通販でも販売されております。
この機会にご賞味されてはいかがですか?
昔、首里の金城に兄と妹が住んでいました。
兄は大里に移り住んから,どうした事か、洞窟にこもり、動物や人を捕まえて食う鬼になってしまいました。
兄の悪業はいつしか妹の知る事となり、兄の悪行を見逃さない妹は、一計を案じて、鬼になった兄の所へ行きました。
妹は鬼を退治するために、ふつうの餅と中に石の入った餅を用意しました。
「お兄さん、今日はおいしいムーチーを作ったので一緒に食べましょう。」
と言って妹は中に石の入ったムーチーを兄に差出、妹はわざと着物のすそをひらいてすわり、普通の餅を食べ始めました。
兄は石の入ったムーチーを食べようとするのだが、歯がたちません。
石の入った餅が食べられず困った兄は、平気でムーチーを食べている妹へ視線をやり、妹の頭から下へと目で観察をし股を大きく開いた妹の下の方に目をとめて、「お前その下の口は何だ」 とたずねました。
妹はすかさず平然と「上の口は餅を食べるための口、下の口は鬼を食べるための口」 と答えると、兄はびっくりして、逃げようとして足を踏み外し、崖下に落ちて死んでしまった。
この日が旧暦の12月8日だったので、鬼退治をしたこの日を厄払いの日として、ムーチーを作って食べる様になた・・・ というお話。
今ではムーチー(鬼餅)は、街のお菓子屋さんでも一年中売られています。
時期になるとスーパーでも売られ、通販でも販売されております。
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