2009/04/30-05/07 麻生内閣メールマガジン第29号 より転載
[国民に安全と安心を]
先週来、メキシコや米国などで、豚インフルエンザの感染が拡大し、国際
的に懸念される状況となっています。メキシコでは、すでに多数の方が亡く
なり、非常事態宣言が出されました。
豚インフルエンザは、これまで、ウイルス感染により、豚にインフルエン
ザの症状を引き起こすものの、通常、人には感染せず、まれに、豚と直接接
触した場合に発症する、と考えられてきました。
28日未明(日本時間)、WHO(世界保健機関)は、各国の専門家によ
る第2回緊急委員会において、「人から人への感染が増えている」ことを確
認し、感染警告レベルをフェーズ3から4に引き上げました。
このような状況を踏まえ、政府は、今回の豚からのウイルス感染を、新型
インフルエンザと認定して、28日午前8時に「新型インフルエンザ対策本
部」を設置しました。この本部で、すぐさま「基本的対処方針」を定め、水
際対策のさらなる強化などを行うことを決定しました。
新型インフルエンザ対策は、国家の危機管理上、重大な課題です。国民の
皆さんの安全と安心を守るため、政府の総力をあげて、取り組んでまいりま
す。
まず、国際的な連携を密にし、諸外国の罹患状況や新型インフルエンザウ
イルスに関する情報収集に、最大限の努力をし、国民の皆さんへの迅速かつ
適切な情報の提供に努めます。
また、メキシコへの渡航延期を勧告する感染症危険情報の発出、在外邦人
への情報提供や帰国支援などを行うとともに、ウイルスの国内侵入をできる
限り防止するため、徹底的な検疫や入国審査を実施します。
発生国から入国した感染者や感染したおそれがある方については、法律に
基づき、空港などの周辺に隔離、しばらく留まっていただく措置を講じます。
これらと同時に、海外から新型インフルエンザウイルス株を入手し、予防
のためのワクチンの製造に取り組みます。
いまのところ、国内では、感染者は出ていませんが、万が一の国内での発
生に備え、医療関係者への情報提供とともに、国内での情報収集を強化し、
保健所や病院に相談センターや発熱外来を設置する準備なども進めます。
なお、海外での症例では、タミフルなどの薬品の効果が認められており、
国内には、十分に蓄えられています。
国民生活の安全と安心を守ることは、政府の最大の責任。政府として取り
うるあらゆる手段を講じて、全力を尽くしてまいりますが、国民の皆さんに
は、新型インフルエンザへの警戒を怠ることなく、冷静な対応をお願いした
いと思います。
火曜日、政府は、海外で発生している新型インフルエンザについて、対策
本部を設置し、第一回会合を開催しました。
新型インフルエンザの予防法は、出かける時のマスク着用、家に帰ったら
うがい・手洗いなど、通常のインフルエンザと同じです。また、豚肉を食
べて感染するものではなく、調理された豚肉及びその製品を食べても安全です。
政府として、国民の皆さんに迅速かつ的確な情報提供に努めてまいります。
皆さんも警戒を怠ることなく、冷静な対応をお願いしたいと思います。
下をクリックしてご覧下さい。
美ら島Blog奮闘記
[国民に安全と安心を]
先週来、メキシコや米国などで、豚インフルエンザの感染が拡大し、国際
的に懸念される状況となっています。メキシコでは、すでに多数の方が亡く
なり、非常事態宣言が出されました。
豚インフルエンザは、これまで、ウイルス感染により、豚にインフルエン
ザの症状を引き起こすものの、通常、人には感染せず、まれに、豚と直接接
触した場合に発症する、と考えられてきました。
28日未明(日本時間)、WHO(世界保健機関)は、各国の専門家によ
る第2回緊急委員会において、「人から人への感染が増えている」ことを確
認し、感染警告レベルをフェーズ3から4に引き上げました。
このような状況を踏まえ、政府は、今回の豚からのウイルス感染を、新型
インフルエンザと認定して、28日午前8時に「新型インフルエンザ対策本
部」を設置しました。この本部で、すぐさま「基本的対処方針」を定め、水
際対策のさらなる強化などを行うことを決定しました。
新型インフルエンザ対策は、国家の危機管理上、重大な課題です。国民の
皆さんの安全と安心を守るため、政府の総力をあげて、取り組んでまいりま
す。
まず、国際的な連携を密にし、諸外国の罹患状況や新型インフルエンザウ
イルスに関する情報収集に、最大限の努力をし、国民の皆さんへの迅速かつ
適切な情報の提供に努めます。
また、メキシコへの渡航延期を勧告する感染症危険情報の発出、在外邦人
への情報提供や帰国支援などを行うとともに、ウイルスの国内侵入をできる
限り防止するため、徹底的な検疫や入国審査を実施します。
発生国から入国した感染者や感染したおそれがある方については、法律に
基づき、空港などの周辺に隔離、しばらく留まっていただく措置を講じます。
これらと同時に、海外から新型インフルエンザウイルス株を入手し、予防
のためのワクチンの製造に取り組みます。
いまのところ、国内では、感染者は出ていませんが、万が一の国内での発
生に備え、医療関係者への情報提供とともに、国内での情報収集を強化し、
保健所や病院に相談センターや発熱外来を設置する準備なども進めます。
なお、海外での症例では、タミフルなどの薬品の効果が認められており、
国内には、十分に蓄えられています。
国民生活の安全と安心を守ることは、政府の最大の責任。政府として取り
うるあらゆる手段を講じて、全力を尽くしてまいりますが、国民の皆さんに
は、新型インフルエンザへの警戒を怠ることなく、冷静な対応をお願いした
いと思います。
火曜日、政府は、海外で発生している新型インフルエンザについて、対策
本部を設置し、第一回会合を開催しました。
新型インフルエンザの予防法は、出かける時のマスク着用、家に帰ったら
うがい・手洗いなど、通常のインフルエンザと同じです。また、豚肉を食
べて感染するものではなく、調理された豚肉及びその製品を食べても安全です。
政府として、国民の皆さんに迅速かつ的確な情報提供に努めてまいります。
皆さんも警戒を怠ることなく、冷静な対応をお願いしたいと思います。
下をクリックしてご覧下さい。
美ら島Blog奮闘記