新聞社を取り巻く環境は非常に厳しく崩壊寸前
日本は世界でも「新聞大国」として知られている。
発行部数は世界の新聞紙と比較しても群を抜いた数字で世界トップ3を日本勢が独占しているが、新聞業界がこれまで築いてきた強固な地盤も近年では崩れつつある。
新聞社は軒並み業績不振に苦しんでいる。
理由としては、年々読者の新聞離れが進み、広告費の縮小傾向や新聞業界の悪しき習慣の「押し紙」問題も無視できない。
「押し紙」とは、一般にはあまり知られていないが新聞社が新聞配達業務などを請け負う販売店に販売した新聞のうち、購読者に配達されずに売れ残った新聞の事です。
新聞社で刷られた新聞はすべてがユーザーに行き渡るのではなく、廃棄される部数がかなり存在するのです。
そのため実売部数と公称部数はかなりかけ離れているのが実態で、その数は新聞社によって異なるものの、2割とも3割とも言われております。
それでは何故新聞社はユーザーの手元に配達されず、廃棄されてしまう無駄な部数を刷るのだろうか。
主な理由は2つある。
1つが新聞社の売り上げを増やすため。
そしてもう1つが広告料を高く取るためだ。
まず1つ目の理由だが、新聞社は販売店契約を結んだ時点から販売店よりも有利な立場にあるため、過大なノルマを販売店に課すことがある。
このノルマのうち達成できない分は、当然大量の売れ残りとして発生してしまうが、販売店は廃棄分を含んだ代金を新聞社に支払わなければならない。
新聞社は売れようが売れまいが、販売店に押し付けてしまえば売り上げ計上される。
「押し紙」の数が多くなればなるほど、販売店の経営はきびしくなってしまう。
2つ目の理由
新聞社は売り上げもさることながら、広告収入を維持するために発行部数を落とすことはできない、これが2つ目の理由だ。
新聞の紙面にはたくさんの企業広告などが掲載されているが、新聞社は広告クライアントに対して公称部数をもとに広告枠を販売している。
これまで新聞業界で公然の秘密となっていた「押し紙」問題だが、これ以上続けた場合には販売店から、止めた場合も広告クライアントからそれぞれ訴訟問題に発展する可能性がある。
ゆがんだシステムではあるが、長い間機能してきただけに、「押し紙」を廃止することは容易ではなく、業界は身動きができない状態に陥っている。
パソコンや携帯電話などからインターネットによって情報を取得し始めた若者を中心に新聞離れが進んでおり、購読者の減少とともに広告費も縮小傾向、さらに用紙代の上昇や金融危機も業界による不況も深刻な影響をおよぼしており新聞業界のビジネスモデルは崩壊寸前と言えよう。
全国紙・地方紙を問わず、売上は右肩下がりだ。
近年では夕刊の廃止や休刊も相次いでおり、すでに毎日新聞社が北海道内での夕刊を昨年8月末に、東北地方で最も長い歴史を持つ秋田魁新報や、創刊62年の夕刊紙 「名古屋タイムズ」も昨年夕刊の休刊に踏み切ったほか、鹿児島県の地方新聞である南日本新聞(鹿児島市)も1934年から続いていた夕刊を今月末をもって休刊すると発表している。
ここ沖縄県でも今年の3月1日付けで「沖縄タイムス」「琉球新報」が夕刊を廃止した。
相次ぐ夕刊廃止の要因は、収益の2本柱である購読者数と広告費の減少、新聞用紙代の上昇や金融危機も大きな要因。
以前から業界内でも「新聞社のビジネスモデルはいずれ崩壊する」と将来を危惧する声も出ているが、これといって事業を回復させる明るい材料もなく苦しんでいる。
新たな戦略が打ち出せないまま各社が取り組み始めたのが「コスト削減」だ。
売上が減る中で、事業を維持するため経営陣も必死だが、コスト削減とともに既存のビジネスモデルを脱却しないことには、状況を打破するのは困難な状況にある。
相次ぐ夕刊の廃止で新聞業界が恐れる「ビジネスモデルの崩壊」も考えられる。
地方紙の中では比較的経営状況も良好と見られてきた南日本新聞の夕刊廃止決定は、業界関係者に大きな驚きを与えているが、夕刊の廃止についていえば、すでに毎日新聞社が北海道内での夕刊を8月末に、東北地方で最も長い歴史を持つ秋田魁新報が9月一杯で、さらに10月には創刊62年の夕刊紙、名古屋タイムズが休刊しており、沖縄県内の2紙も3月には夕刊の廃刊をしており、夕刊の廃刊は全国的な動きとなっている。
なぜ新聞社は相次いで夕刊の廃止に追い込まれているのだろうか。
廃刊の理由として発行部数や広告収入の減少、用紙代など製作コストの増大などを挙げているが、実際に現在新聞社を取り巻く環境は非常に厳しい状況にある。
原油高騰で紙代が値上げしている他、パソコンや携帯電話の普及によって情報収集の用途が多様化しており、若者を中心に「新聞離れ」が深刻な問題となっているのも一因。
新聞離れが進むことによって失うのは購読料だけでない。
広告出稿も10年前の水準より2割ほど減少している。
電通の調査によると、2007年の新聞広告費は、9,462億円(前年比94.8%)と推定されており、2年連続で1兆円を下回り、広告費の減少傾向は歯止めがきかなくなっている様で。
少子化による人口減が進むことにより、以前から業界では「新聞社のビジネスモデルはいずれ崩壊する」との声も出ているのだが、売上や広告費の減少は新聞社だけでなく、テレビ業界や出版社などを含めたマスコミ全般に共通する問題となっている。
購読者を増やす手立ては無いのか、不況下での購読者を増やす事は容易な事ではない。
夕刊が廃止され、朝刊のみとなり、その分配達が早く成るかと思いきや、逆に新聞社の新聞販売店への配送が夕刊が有った時より30分から60分も遅れており、配達の遅れは「サービス」の低下であり、改善するべき問題と思う。
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