爺ちゃんの法事で帰省。
もう大分立っているので法事はウチの家族と伯母だけ。
こうして時代の移り変わりを知る。
自分が幼いころ賑で居た親戚の集まり、
冠婚葬祭の感じはすっかり無くなった。
兄は家族を築き、僕は甥っ子姪っ子と戯れる。
昔は必ず参加していた親戚は疎遠になったり絶縁になったりと
もう何年、何十年と会っていない。
年をとると、
過去が圧縮してしまい、
10年が一瞬に感じてしまう。 . . . 本文を読む
自分と違う人種が居るとやっぱり構えてしまう。
人間とは言えそれは動物的習性であり、意識しなければ抑えられないと思う。
ただしそれを越えるだけで簡単に幸福感にありつける。
異なる人種の人と友達になったり、話をするだけで人は幸せになれる。
ミュンヘンのタバコ屋にタバコを買いに行くとおばさん店員二人がなんか早口で笑っていた。
僕の呼びかけを無視するので気付いて無いのかな?
何て一瞬思ったが、次の瞬 . . . 本文を読む
ベルギーはブリュッセル。
ヨーロッパの中でも比較的物価が高い。
そしてそこそこの近代都市、メトロポリタンである。
それまで一緒に旅してた友達と別れここに来たという寂しさもあった。
中でも安い宿をとったがスペインやイタリアに比べれば全然高い。
その宿が刑務所のように臭くて汚くて地獄だった。
遠い異国の地でこんなひもじく惨めな気持ちになり鬱になり泣きたくなる。
それでも流石のヨーロッパ。
グ . . . 本文を読む
東北をバイクで放浪している時にしんどかったのは、
何処に泊まれるか?さっぱりわからなかったこと。
今夜はこの町で泊まろうか・・・
いや、もう少し進もうか・・・
その選択に毎度苦しんだ。
東京と違って次の町が遠い。
旅の中の一時間はとても貴重だが、
その選択は一時間に影響を及ぼす。
徐々に下がっていく気温の中、
今夜は布団にありつけるのか?
という不安に襲われる。
毎日がその繰り返しだった . . . 本文を読む
舟を編む を観た。
出版社に勤める馬締(マジメ)という正確も真面目な青年が辞書作成の部署にて恋に仕事に奮闘する物語。
とてもいい映画でした。
大好きな松田龍平主演、ヒロインが大好きな宮崎あおいということでその時点で興味津々でした。
石井裕也監督作品です。
川の底からこんにちはでは相当感動させられました。
若手ならではの個性的監督なイメージが強かったです。
映画監督としてはかなり若いですが相当 . . . 本文を読む
俺アカデミー賞のつづき。
例年のように厳選した20本、僕の心に響いたベスト20の発表です。
と去年は沢山観たのでベスト20の紹介。
もし見ていない作品があればコレを参考に観てみて下さい。
1、インポッシブル
(日本人皆に観てもらいたい映画です。日本はもう以前の日本では無いのです。
東日本大震災もいつかこんな映画になって欲しいと心底思いました。)
2、地獄でなぜ悪い
(普通で考えればコ . . . 本文を読む
さてさて今年もやってきました、俺アカデミー賞。
いつも言いますけど世界で最も権威ある映画賞です。
去年の同記事で予告してましたが、
昨年は一年の3分の1くらい旅の中に居たので例年程には観れませんでした。
・・・と思って数えてみたら映画館へ行って劇場鑑賞した映画は113本。
かなりのハイペースで映画観ていたのだなぁと染み染み。
とても印象に残っている映画とすでに記憶の忘却の彼方へと消え去った映 . . . 本文を読む
僕はよく夢を見る。
夢はなるべく起きてすぐメモする。
よく見る夢のパターンが幾つかあるが、
その中のひとつ。
犬の夢。
夢の中ではジャムはいつも生きている。
普通に生きていて昔みたいな暮らしが
なんの違和感もなく繰り広げられる事もあれば、
あの時死んだと思ったジャムは実は生きていた!
なんてパターンもよくある。
ジャムが生きている時からジャムの夢はしょっちゅう観ていたが、
死んでからも夢を . . . 本文を読む
日々をどうやって記憶しようか?
と人生の間ずっと考えている。
毎日日記をかいて毎日行った場所、食べたモノの写真を撮る。
ふと思うが人生の時間は増えてく一方なのだが、
コレはいつかどうにかなってしまうのであろうか?
溢れに溢れ、僕はどうなってしまうのか?
想像してたまに怖くなる事もある。 . . . 本文を読む
きっと恥ずかしい、ダサいという無駄な文化が人の心を大きく抑制している。
俺は猛烈に感動しながら人生を過ごしたい。
普通ならば恥ずかしいと思われるような、
そんな感情のピークを何度も体験したい。
人前でバンバン涙を流してやりたい。 . . . 本文を読む
旅というものは最高なのである。
もう一年経ってしまったが、
絶対に忘れたくないし、
忘れるどころかいつまでもアピールし続けたい出来事である。
そんなわけで常に海外での体験談に置き換えられる準備をしている。
まあ実際は準備してるわけじゃないですが。
話は得意なのでいつでも話せるようにしきりに記憶の整理をしている。
どんな角度の話でもそこに持っていけるように。
もう日本人とは見られたくないのです . . . 本文を読む
人生の振り幅ってやつに悩んだりする。
ミュンヘンの真夜中、乗るトラムを間違えてとぼとぼと宿を目指して何時間も歩いていた。
その時何度かミュンヘンの空を見上げた。
トラムが来るのかどうか不安になるほど小さな停留所のベンチに腰掛けてタバコを吸った。
やっぱりミュンヘンの空を見上げていた。
何故かそんな場所で一人ぼっち真夜中だった。
・・・それから一年。
毎日同じ電車に乗って同じ席に辿り着き、 . . . 本文を読む
魔女の宅急便 を観た。
ご存知の魔女の宅急便の実写化です。
大筋は宮駿監督のアレと近いですが、舞台は思いっきり日本なのでやっぱりあまりそれを意識しないで観るほうが理想的ですね。
主人公のキキを小芝風花ちゃんが演じていますが、まあまあですね。
可愛い魔女が孤軍奮闘して好かれたり嫌われたりするわけですが。
もう少し応援したくなるような天性のオーラみたいなものは感じませんでした。
正直あまり当た . . . 本文を読む
大統領の執事の涙 を観た。
黒人差別が日常で行われていた時代のアメリカ南部。
幼いセシル・ゲインズは、両親と綿花畑で小作農として働いていた。
しかし、ある事件で親を失い、ハウス・ニガー(家働きの下男)として雇われる事に。
「ひとりで生きていく」
努力の末、見習いから高級ホテルのボーイになった青年は、
その仕事ぶりが認められ、遂にはホワイトハウスの執事となる。
キューバ危機、ケネディ暗殺、ベトナ . . . 本文を読む