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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム

2019年07月04日 | 映画
スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム
を観ました。


師であるアイアンマンことトニー・スタークから託された、ヒーローとしての責任。
ピーター・パーカー(トム・ホランド)は、悲しみを忘れ去る為、街の平和に努めていた。
そしてようやく訪れた夏休み。ピーターは、大好きなMJ(ゼンデイヤ)、親友のネッド(ジェイコブ・バタロン)達と共に楽しみにしていたヨーロッパ旅行に出かける。
この旅でMJに自分の気持ちを打ち明け、最高の夏休みにしたいと願うピーターを待っていたもの、それは元S.H.I.E.L.D長官のニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)だった。
迫りくる新たなる脅威を察したニックは、異次元から来たというミステリオ(ジェイク・ギレンホール)と共に既に戦う準備を始めていた。
そこにスパイダーマンの力も必要としていたのだ。楽しみにしていたヨーロッパ旅行に出かける。
突如としてヴェネチアに出現した巨大な人型の“水”。
その圧倒的なパワーに翻弄されるピーターは「ソーは? キャプテン・マーベルは?」とアベンジャーズのヒーローたちに助けを求めるも、彼らは不在。
この巨大な敵を相手にまだ戦い方すら掴めないスパイダーマンに替わり、果敢に戦いを挑むミステリオ。
空中で両手から強力な光線を放ち、敵を制する。ここに新ヒーローが誕生した。
ヴェネチア以外でも、“火”や“土”の巨大な敵が現れ、ニックを中心とした攻防戦が続く中、ピーターは決意する、「世界には新しいアイアンマンが必要だ」。トニーから引き継いだ“鉄の意志”。
親愛なる隣人から、真のヒーローへ。厳しい戦いに立ち向かい、挑み、闘うスパイダーマン。新しいアイアンマンとなる為に—。


ジョン・ワッツ監督です。
前作と変わらずです。

スパイダーマンの映画は何度やり直してもなかなかピンと来ません。
中でも今のこのシリーズが一番ピンと来ない気がしますが。

アベンジャーズシリーズは終わりましたがやっぱりMCUの世界観の中です。
アベンジャーズが世界を救って消えた人々が戻ってきた世界です。
アベンジャーズたちは出てこないですが会話の中には頻繁に出てきます。

街のヒーローをやってるスパイダーマンは何故かフューリーに反抗的でアベンジャーズ入りを嫌がるスタイルになっています。
一応正義感は強いですがそれ以上に片思いの女の子とうまくやりたいってことと普通の高校生活を送りたい願望も強いです。

基本的には主人公がおっちょこちょいでそのミスでストーリーが浮き沈みするパターンのやつです。
度々言うバカがバカをすることで物語を転がす大苦手なタイプではありました。
ただこの辺を許容しないと見れない作品ではあります。
主人公の凡ミスで世界の危機を招く程ですが、それなりに主人公も後悔と反省していたのでそれが回収とも言えましょう。

コメディ要素は前作から引き続き笑えませんでした。
結構しんどいコメディです。

序盤にまあまあ世界が一変するようなどんでん返しがあって展開としてはいいタイミングで盛り上がりがあって。
全般、退屈はせずに見れました。
友人やら登場人物たちとの関係やらやり取りはなかなか見心地良かったです。
憎たらしいクラスメートはサラッと痛い目を見て主人公との格の違いが出るのは痛快です。

アベンジャーズ系なのでエンドロール後にも映像があると冒頭に注意書きがありますが、それでもエンドロール中に帰る人は多いですね。
謎です。

主演のトム・ホランドはこの役以外を多分知らないのでこのキャラのイメージですね。
歴代のスパイダーマンに比べるとちょっと頼りないような存在感弱いような気がしますが。
徐々にワイルドになってきてるような気がするのでこのまま続編で成長物語になりそうな気がします。

仲間のヒーロー役をジェイク・ギレンホールがやっていました。
ちょっと噛ませ犬的な役柄でしたが存在感があり作品に重みをもたせるいいキャスティングでしょう。
個人的にはヒーロー物のイメージからはかなり遠いですがキャリア的には良いかもですね。

サミュエル・L・ジャクソンはなんかいつもよりクレバーさに欠けるキャラ設定になっていた気がします。

個人的にはあまり好みではない作品ですが、流石のマーベルヒーローものなので妥当に楽しめる娯楽作品でした。
他の作品より暗さや怖さも無くて間口は広いと思います。


そんなわけで5点。

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