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メイズ・ランナー 最期の迷宮

2018年07月05日 | 映画
メイズ・ランナー 最期の迷宮
を観ました。


”WCKD(ウィケッド)”に囚われたミンホを助けるため、彼が乗った列車をトーマスと仲間たちが急襲。
戦闘機も駆使して列車の一両を切り離すものの、その中にミンホの姿はなかった。
「ラスト・シティ」と呼ばれる隔離地域に運ばれたミンホは、WCKDの研究室で実験対象となっていた。
強力なウィルスである「フレア」の感染者が急増し、抗体の開発が急務となっており、WCKDで働くテレサも、かつての仲間、ミンホを実験台にしようとしていた。
ミンホを奪還したいトーマスは、仲間の反対を押し切り、ニュートとフライパンを伴ってWCKDへ向かう。
都市の周囲は何重もの高い壁が築かれ、侵入は不可能。
周囲にはレジスタンスの勢力が都市内に入ろうと攻防を繰り広げており、その中に、かつて迷宮で死んだと思われた仲間の姿もあった。
綿密な侵入計画を立て、壁を越えることに成功するトーマスたちだが、その先には巨大な敵と、誰もが予期せぬ試練と戦いが待ち受けていたーー。


何時も通りウェス・ボール監督です。

ハンガー・ゲーム以降、その流行に乗った印象の作品がいくつかありますが、その一つって感じですね。
ダイバージェントとメイズ・ランナーがその代表ですかね。

過去作すべて劇場鑑賞してきていますが、ギリギリ覚えているくらいの記憶力で見に行きました。
大筋は覚えていましたが、細かい部分はかなり忘れていたのでうまく把握できない箇所もいくつかありました。
個々のキャラのそれぞれのエピソードは流石に覚えて居なかったですね。

ただハンガー・ゲーム同様、最初は閉ざされた迷路を攻略するだけの映画から2作目で急に世界が広がりゾンビ映画になり。
更に今作ですべてを回収しつつ迷路感もゾンビ感もありつつの戦争映画のようになっていて。
そういう大きな流れはしっかりと覚えています。

マッド・マックスみたいな荒廃した世界観は結構好みですし、そこから隔離された選ばれた人間だけが住む壁に囲まれた都市。
そこのまるでブレードランナーのようなSFな街の雰囲気も良かったです。
壁に囲まれている世界観は日本人的には進撃の巨人っぽかったです。
1本で何味も楽しめるような要素はありました。
テンポもよく濃さもあって完結編にふさわしいボリューム感でした。

ただ全般的に僕が強く思ったことは
「ああ、、、これってお笑いウルトラクイズだな」
ってことでした。
なんか逃げてる人の周りが爆破したり、すぐに車両を持ち上げたりするのがもうその影響だろ!と。
自分世代には思えてしまいました。
それを実践してる若者たち、子どもたちはたけし軍団並みの芸人魂があるのだなと思って見てました。

ストーリーの壮大さ、極限のサバイバル状態で生き残る人とそうでない人のショッキングさ。
かなりドラマティックなクライマックス。
場内は結構泣いている人もいました。

主演のディラン・オブライエンは年々ハンサムになっているような印象を受けます。
最初に迷路に入ってきたときから考えるとその激動な人生っぷりが意外と感慨深くなったりしました。
世界を救うための最も貴重な人物になっていく様はなかなか痛快でした。
見た目もいいが演技もとても説得力あって今後もっとビッグになる予感もありますね。
偶然直前にみたアメリカン・アサシンも彼の主演作品でした。

カヤ・スコデラリオはあまり好みではないですが、こういう非現実な大作には向いているかもですね。
ストーリー展開によって目立ったりそうでなかったり。
敵か味方か?な立ち位置で非常にキーパーソンではあり唯一の世界を救う方法を見つけたりと重要でした。

トーマス・ブローディ・サングスターも今まで通りの出演で。
この子は演技もうまいし見た目もインパクトあって結構好きですね。

その他常連キャストが今まで通り出ていて良かったです。
ストーリーもキャストのクオリティも非常にブラッシュアップされていたと思います。
シリーズでは一番おもしろかったです。

原作を観ると更に2作くらいあるのですかね?
映画的にはかなり終わりな感じで、大団円なクライマックスでした。


そんなわけで7点。

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