前回からのつづき・・・。
皮膚科の扉を開けて中に入ると一旦カーテンで仕切られた狭い空間になっていた。
すぐに「どうぞ」と聞いただけで医者とわかるような慣れた男の声で呼ばれた。
カーテンを開けるとそこは診察室。
簡素なベット低い丸イス。
職員室みたいな机。
あーこれだ、これが医者というやつだと、実感する。
志村けんのコントで見たことがあるやつばかりだ・・・。
(こう考えると知識の源はコントの世界観から来るものもかなりあるのではないか?世界そのものがコントなのではないか?なんてどうでもいいことを思う。)
やわらかい物腰の先生だった。
先生 「どうしました?」
僕 「2,3日前から急に腕が腫れだして痛みだしました」
先生 「ちょっと見せてください」
僕 服の袖をめくる
先生 触診する
僕 痛みと恐怖に耐える
先生 「膿が溜まっているかも知れないのでちょっと調べてみます。じゃあそこのベットに横になって下さい」
僕 「はい」
先生 「針を刺しますのでちょっとチクっとしますよ」
僕 心の準備ができておらず手に汗を握る
先生 僕の腕の腫れに針を刺す
僕 激痛に顔がゆがむ・・・がしかし三国志の関羽が麻酔無しで腕の手術に耐えたエピソードを思い出し痛みに耐える。
程なくして処置は終了。
診断の結果はやはりただの感染症のようだった。
しばらくは通院しなくてはならないが、早めに処置したため腕を切って膿を取る必要も無く抗生物質で治るということだった。
一時は生死に関わる病の前兆と思い、あっさりと死を覚悟したがそんな大げさな事はなくめでたし、めでたしだった。
その日から僕の皮膚科通いがはじまった。
そして今僕は友達の結婚式2次会の幹事と披露宴の出し物を任されてほとほと草臥れている。
出し物や、人集めや、景品や、本番のさばきや・・・。
ただでさえ仕事が忙しい中、無駄な憂鬱を抱えている。
本当に悩む。
そこでことあるごとに友達に相談したりする。
僕「披露宴の出し物どうしようかなー?」
友A「歌なんてどうや」
僕「歌、それえーな。・・・でもなー自分大して歌も上手ないのに人前で歌ったりして、あーあの人自意識過剰な人やなーとか思われたくないしなー」
友A「考えすぎや、そしたら今流行の芸人の真似とかしたらえーんちゃう?欧米か!とか言ってな。」
僕「俺タカトシの事あんま好きやないもん」
友A「関係ない!お前の好みなんてどーでもえーねん。そしたらなんか手品でもやったらエエやん。」
僕「お前俺が手品してるとこ見たことあんのか。本番2週間後やぞ今から何ができんねん。」
友A「そんなん必死にやったら何とかなるやろ。」
僕「お前手品師の手の器用さ見くびるなよ。あんなもん毎日毎日練習して3年くらいやってやっと人前で見せれるレベルやぞ。」
友A「そやったら、式場の窓からバンジージャンプでもやったらみんなキャー言うて盛り上がるやろ」
僕 即座に友Aをビンタ
友A「痛っ!・・・お前手出したらアカンやろ」
僕「もうええ、お前に相談したんが間違いや」
友A「・・・ほならどないすんねん」
僕「いつも行ってる皮膚科の先生に相談するわ」
友A「なんでもかんでも無理や、もうええわ」
ってやり取りができるようになるなぁ・・・。
父さん、これがこの冬僕の身に起きた初めての通院です。
皮膚科の扉を開けて中に入ると一旦カーテンで仕切られた狭い空間になっていた。
すぐに「どうぞ」と聞いただけで医者とわかるような慣れた男の声で呼ばれた。
カーテンを開けるとそこは診察室。
簡素なベット低い丸イス。
職員室みたいな机。
あーこれだ、これが医者というやつだと、実感する。
志村けんのコントで見たことがあるやつばかりだ・・・。
(こう考えると知識の源はコントの世界観から来るものもかなりあるのではないか?世界そのものがコントなのではないか?なんてどうでもいいことを思う。)
やわらかい物腰の先生だった。
先生 「どうしました?」
僕 「2,3日前から急に腕が腫れだして痛みだしました」
先生 「ちょっと見せてください」
僕 服の袖をめくる
先生 触診する
僕 痛みと恐怖に耐える
先生 「膿が溜まっているかも知れないのでちょっと調べてみます。じゃあそこのベットに横になって下さい」
僕 「はい」
先生 「針を刺しますのでちょっとチクっとしますよ」
僕 心の準備ができておらず手に汗を握る
先生 僕の腕の腫れに針を刺す
僕 激痛に顔がゆがむ・・・がしかし三国志の関羽が麻酔無しで腕の手術に耐えたエピソードを思い出し痛みに耐える。
程なくして処置は終了。
診断の結果はやはりただの感染症のようだった。
しばらくは通院しなくてはならないが、早めに処置したため腕を切って膿を取る必要も無く抗生物質で治るということだった。
一時は生死に関わる病の前兆と思い、あっさりと死を覚悟したがそんな大げさな事はなくめでたし、めでたしだった。
その日から僕の皮膚科通いがはじまった。
そして今僕は友達の結婚式2次会の幹事と披露宴の出し物を任されてほとほと草臥れている。
出し物や、人集めや、景品や、本番のさばきや・・・。
ただでさえ仕事が忙しい中、無駄な憂鬱を抱えている。
本当に悩む。
そこでことあるごとに友達に相談したりする。
僕「披露宴の出し物どうしようかなー?」
友A「歌なんてどうや」
僕「歌、それえーな。・・・でもなー自分大して歌も上手ないのに人前で歌ったりして、あーあの人自意識過剰な人やなーとか思われたくないしなー」
友A「考えすぎや、そしたら今流行の芸人の真似とかしたらえーんちゃう?欧米か!とか言ってな。」
僕「俺タカトシの事あんま好きやないもん」
友A「関係ない!お前の好みなんてどーでもえーねん。そしたらなんか手品でもやったらエエやん。」
僕「お前俺が手品してるとこ見たことあんのか。本番2週間後やぞ今から何ができんねん。」
友A「そんなん必死にやったら何とかなるやろ。」
僕「お前手品師の手の器用さ見くびるなよ。あんなもん毎日毎日練習して3年くらいやってやっと人前で見せれるレベルやぞ。」
友A「そやったら、式場の窓からバンジージャンプでもやったらみんなキャー言うて盛り上がるやろ」
僕 即座に友Aをビンタ
友A「痛っ!・・・お前手出したらアカンやろ」
僕「もうええ、お前に相談したんが間違いや」
友A「・・・ほならどないすんねん」
僕「いつも行ってる皮膚科の先生に相談するわ」
友A「なんでもかんでも無理や、もうええわ」
ってやり取りができるようになるなぁ・・・。
父さん、これがこの冬僕の身に起きた初めての通院です。