レッツラ寝坊

まれに大寝坊してしまう。

普段から寝付きが悪い僕。
こんな暑い夏はさらに眠れない。

そんなわけで今朝は会社からの電話で目覚めた。

減点されるが特に怒られもしない。
フリーター時代よりぬるくなっている。

のんびりと会社へ向かう。
朝の雑踏は消えいつもより空いている電車。

席に座って窓の外を見ていた。
次の駅で結構混んだ。

出入口一つ分向こうに杖をついた老婆が立っていた。
驚くべきことに誰も席を譲らない。
僕は少し距離があったが、迷わず老婆を呼び席を譲った。
大遅刻で開き直っていたせいか特に勇気も必要なかった。

会社へ向かう公園でいつも通り立ち止まって空を見る。
流れる雲は己でさえ何処へ流れていくか知らないのであろう。

夜は無性にとんかつが食べたい気分だった。

こんな感じの日が幾つか連なって人生が出来ている。