DUNE/デューン 砂の惑星
を観ました。
アトレイデス家の後継者、ポール。彼には”未来が視える”能力があった。
宇宙帝国の皇帝からの命令で、その惑星を制する者が全宇宙を制すると言われる。
過酷な《砂の惑星デューン》へと移住するが、それは罠だった・・・。
そこで宇宙支配を狙う宿敵ハルコンネン家の壮絶な戦いが勃発!
父を殺され、巨大なサンドワームが襲い来るその惑星で、全宇宙のために立ち上がるーー
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品です。
もはやファンと言っていいくらい特別に好きな監督ですね。
過去見た作品はどれも高評価です。
最近は非常に作家性の強いSF映画が良いですね。
圧倒的スケールのSFなのに不思議とミニシアター系みたいな静けさやサイズ感に見合わない不思議な閉塞感があったり。
妙に死生観を感じさせるようなロケーション、無機質な舞台で繰り広げられる物語。
今作も期待通りにその手の作品で序盤からワクワクでした。
予告編を軽く観た程度で前情報はさほど入れずに見に行ったのですが、
ドゥニ・ヴィルヌーヴ作品にしては予想外に複雑なストーリーでかなり必死に関係性を把握しようと必死でした。
それでもことの重要さやら固有名詞やらはさっぱりだったのでこれから見に行く人は軽く公式サイトで知識入れたほうが楽しめるでしょう。
最近のブレードランナーやメッセージ的な非常に巨大なスケール感のオブジェクトや砂の惑星の感じ。
それでいて他のSF作品みたいなメカニックな細かさがない感じは実にいい塩梅でした。
結構映画を見るのですがエンタメはブラッシュアップされて映画の尺はどんどん短くなっていく傾向で、
もう長尺のエンタメ映画の時代は来ないと思ってたのですが最近映画の尺が長いです。
この映画も結構長いです。
この部分必要だった?このくだりをこんなに時間かける必要あった?って思いたくなるシーンもありますが。
世界観を気持ちいと思うと苦じゃなく自分は全然楽しめました。
かなり古い小説が原作らしく、それはスタウォーズにも影響を与えたという説があるだけあって。
スターウォーズを先に知ってる自分としてはそっちを基準に重なる部分を多々感じてしまいました。
帝国軍という強大な敵や砂の惑星や特別な能力を持つ主人公や複雑な四つ巴な構図や。
想像以上に実力派の役者が沢山参加しててその見ごたえも素晴らしかったです。
エンタメ作品が主戦場じゃないインディペンデント映画を主戦場としてる役者ばかりで個人的にたまらなかったですね。
25年くらい前は結構その仕切は分厚かったですが近年はその行き来が盛んで時代を感じますね。
まあエンタメ系からハイセンス系に行く逆のパターンは圧倒的に少ない気はしますが。
主演のティモシー・シャラメは自分の好みのハイセンス系映画専門なイメージなので、
こういうSFに出てくるだけでかなりのインパクトでしたがドゥニ・ヴィルヌーヴなら納得という感じですね。
ちゃんと個性を活かしたままSFに馴染んでアクションもこなしてて引き続きステップアップ中という印象でした。
主人公の父親で一国のリーダーをオスカー・アイザックが演じていました。
彼らしいカリスマ性がよく出てたしちょっと衝撃的な展開もあり存在感は抜群でした。
元々はハイセンス系映画俳優なイメージでしたがスターウォーズですっかりSFもこなせる印象です。
主人公の母親をレベッカ・ファーガソンが演じていました。
声で人を操れる相当スペシャルな能力を持っていました。
大作にたくさん出てくるべっぴんさんですが今作はさほど美貌を売りにせず良い塩梅でした。
主人公の国のめちゃくちゃ強い戦士をジェイソン・モモアが演じていました。
アクアマンでインパクトを残していましたが今作もそれに匹敵する格好良いキャラでした。
大好きなジョシュ・ブローリンも出ていました。
元々ハイセンス系な印象ですが年々大作エンタメ作品で良いバイプレイヤーになってますね。
時代を感じますが渋さは増すばかりですね。
シャーロット・ランプリングが裏ボス的な怖い役でした。
この人も作家性の強い作品に多くでてる印象ですが、こういう怖いポジションもよくハマります。
大御所ステラン・スカルスガルドがライバルの悪役でした。
特殊メイクしてましたが全然わかるその圧倒的存在感、不気味な怖さもありました。
デイヴ・バウティスタがその部下の悪役でした。
ボスの悪行にちょっと引いてる感じで良心の呵責は感じましたが。
この人はガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの印象が非常に強いですが今作も似た感じの役でちょっと笑いそうでした。
ゼンデイヤが原住民かつヒロインな役でした。
思ったより出番は少なかったですが非常にインパクトがある役でした。
大好きなハビエル・バルデムが原住民のリーダー的な役で。
ノーカントリーは人生の一本なのでジョシュ・ブローリンと共演してるのが嬉しくてニヤニヤしてしまいましたね。
この人は存在だけでもう作品になる佇まいです。
ただただ理想で好みの映画で劇場で見ておいて良かったです。
そんなわけで8点。
を観ました。
アトレイデス家の後継者、ポール。彼には”未来が視える”能力があった。
宇宙帝国の皇帝からの命令で、その惑星を制する者が全宇宙を制すると言われる。
過酷な《砂の惑星デューン》へと移住するが、それは罠だった・・・。
そこで宇宙支配を狙う宿敵ハルコンネン家の壮絶な戦いが勃発!
父を殺され、巨大なサンドワームが襲い来るその惑星で、全宇宙のために立ち上がるーー
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品です。
もはやファンと言っていいくらい特別に好きな監督ですね。
過去見た作品はどれも高評価です。
最近は非常に作家性の強いSF映画が良いですね。
圧倒的スケールのSFなのに不思議とミニシアター系みたいな静けさやサイズ感に見合わない不思議な閉塞感があったり。
妙に死生観を感じさせるようなロケーション、無機質な舞台で繰り広げられる物語。
今作も期待通りにその手の作品で序盤からワクワクでした。
予告編を軽く観た程度で前情報はさほど入れずに見に行ったのですが、
ドゥニ・ヴィルヌーヴ作品にしては予想外に複雑なストーリーでかなり必死に関係性を把握しようと必死でした。
それでもことの重要さやら固有名詞やらはさっぱりだったのでこれから見に行く人は軽く公式サイトで知識入れたほうが楽しめるでしょう。
最近のブレードランナーやメッセージ的な非常に巨大なスケール感のオブジェクトや砂の惑星の感じ。
それでいて他のSF作品みたいなメカニックな細かさがない感じは実にいい塩梅でした。
結構映画を見るのですがエンタメはブラッシュアップされて映画の尺はどんどん短くなっていく傾向で、
もう長尺のエンタメ映画の時代は来ないと思ってたのですが最近映画の尺が長いです。
この映画も結構長いです。
この部分必要だった?このくだりをこんなに時間かける必要あった?って思いたくなるシーンもありますが。
世界観を気持ちいと思うと苦じゃなく自分は全然楽しめました。
かなり古い小説が原作らしく、それはスタウォーズにも影響を与えたという説があるだけあって。
スターウォーズを先に知ってる自分としてはそっちを基準に重なる部分を多々感じてしまいました。
帝国軍という強大な敵や砂の惑星や特別な能力を持つ主人公や複雑な四つ巴な構図や。
想像以上に実力派の役者が沢山参加しててその見ごたえも素晴らしかったです。
エンタメ作品が主戦場じゃないインディペンデント映画を主戦場としてる役者ばかりで個人的にたまらなかったですね。
25年くらい前は結構その仕切は分厚かったですが近年はその行き来が盛んで時代を感じますね。
まあエンタメ系からハイセンス系に行く逆のパターンは圧倒的に少ない気はしますが。
主演のティモシー・シャラメは自分の好みのハイセンス系映画専門なイメージなので、
こういうSFに出てくるだけでかなりのインパクトでしたがドゥニ・ヴィルヌーヴなら納得という感じですね。
ちゃんと個性を活かしたままSFに馴染んでアクションもこなしてて引き続きステップアップ中という印象でした。
主人公の父親で一国のリーダーをオスカー・アイザックが演じていました。
彼らしいカリスマ性がよく出てたしちょっと衝撃的な展開もあり存在感は抜群でした。
元々はハイセンス系映画俳優なイメージでしたがスターウォーズですっかりSFもこなせる印象です。
主人公の母親をレベッカ・ファーガソンが演じていました。
声で人を操れる相当スペシャルな能力を持っていました。
大作にたくさん出てくるべっぴんさんですが今作はさほど美貌を売りにせず良い塩梅でした。
主人公の国のめちゃくちゃ強い戦士をジェイソン・モモアが演じていました。
アクアマンでインパクトを残していましたが今作もそれに匹敵する格好良いキャラでした。
大好きなジョシュ・ブローリンも出ていました。
元々ハイセンス系な印象ですが年々大作エンタメ作品で良いバイプレイヤーになってますね。
時代を感じますが渋さは増すばかりですね。
シャーロット・ランプリングが裏ボス的な怖い役でした。
この人も作家性の強い作品に多くでてる印象ですが、こういう怖いポジションもよくハマります。
大御所ステラン・スカルスガルドがライバルの悪役でした。
特殊メイクしてましたが全然わかるその圧倒的存在感、不気味な怖さもありました。
デイヴ・バウティスタがその部下の悪役でした。
ボスの悪行にちょっと引いてる感じで良心の呵責は感じましたが。
この人はガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの印象が非常に強いですが今作も似た感じの役でちょっと笑いそうでした。
ゼンデイヤが原住民かつヒロインな役でした。
思ったより出番は少なかったですが非常にインパクトがある役でした。
大好きなハビエル・バルデムが原住民のリーダー的な役で。
ノーカントリーは人生の一本なのでジョシュ・ブローリンと共演してるのが嬉しくてニヤニヤしてしまいましたね。
この人は存在だけでもう作品になる佇まいです。
ただただ理想で好みの映画で劇場で見ておいて良かったです。
そんなわけで8点。