メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

あの頃、君を追いかけた

2018年10月09日 | 映画
あの頃、君を追いかけた
を観ました。



君の手作りの数学テスト 制服の背中に残る 青いペンのあと
夏の夜、見上げた空のリンゴのような月 2人で空に放った、願い事を書いた天燈
どの瞬間も、君の事しか思い出せない。
愛おしくもカッコ悪い、僕の10年間--。
あの頃、何よりも君に心奪われていた
でも、どうしても 想いを伝えられなかった--


長谷川康夫監督作品です。

自分の好みのタイプの青春純愛モノって感じなので見に行きましたが、予想よりだいぶおもしろかったです。
予告編をもう少しクオリティ上げたほうが良かったかもですね。
予告編の印象よりはだいぶハイセンスな映画だったので、切り取る部分を間違えている気がしました。

青春映画としては派手さは無く実に日常的なことを柱に描いていて。
ウリ文句通りに大人になってしまった人も青春時代を思い出すような、そんな仕上がりで。
ああ、こんなテンションだったな、こんな日々が輝いていたな。
青春だったな。
って痛烈に思わされるような映画で。
高校生の青春感をマックスに描いていましたね。
苦しくなるほどでした。

とにかく男子校の自分には羨ましすぎるシチュエーションだらけで。
共学の青春ってこんな感じなんだろうなってずっとニヤニヤ。

そこから大学生になって登場人物たちの付かず離れず感。
普段ならばこの手の映画の遠回りに共感出来ることは少ないのですが、今作のはめっちゃ共感しました。
おそらく登場人物たちの演技が見事だったからでしょう。
結局こんな感じで離れてしまった女性は自分にも居るな、、、何人か居るな、、、って思い出させられます。

ちょっとお粗末なシーンが無くはないですが、そんな青春タイムスリップが出来る映画でした。

下ネタや各キャラのわかりやすい設定が元々台湾映画って感じはありました。
とにかくモッコリ的な男には可愛い下ネタが多いのですが、幼い女の子客も結構居たのでドキドキしました。

山田裕貴はここ数年脇役として主人公を食うような存在感を出していましたが、
遂にガッツリ主演って雰囲気もありますね。
色んなキャラをクセのある感じで演じて、ギリギリ寒くならないようなキャラを作るのが上手な印象ですが。
その良さがフルに発揮されていたと思います。
この人の演技力がこの映画の大半だと思います。
家ではめちゃくちゃ裸族でずっと全裸だし、同級生や近所の人との絡み方のライト感。
クールなヒロインにいつも幼稚って罵られている感じ、素晴らしいクオリティでした。

齋藤飛鳥って初めてまともに演技を見た気がしますが可愛いですね。
ルックスもいいし演技も非常に雰囲気あって良かったです。
なんだこの可愛い子?が乃木坂ってことがここ数年非常によくあります。
さっさと乃木坂ファンになっておけば良かったと結構後悔しています。
僕が人生で見た日本人で一番顔が小さいです。

大好きな松本穂香がまたいい役で出ていました。
まず、めちゃくちゃ可愛かったですね。
おっとり天然役が印象的ですが、今作はエロくてクールなキャリアウーマンタイプな女の子でした。
色んな役をハイレベルにこなせる優秀な女優ですね。
もう主演級だと思うのでこの規模の作品のこの役にキャスティング出来たのは良かったと思います。

佐久本宝ってどこかで見たな、と思いましたが”怒り”に出てた子ですね。
雰囲気あっていい役者だと思います。

國島直希、中田圭祐あたりは変なキャラ設定されてましたがハンサムなので今後売れそうですね。

結構淡い雲地にさせられるいい映画でした。


そんなわけで8点。
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