メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

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「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

神様の愛い奴

2012年10月16日 | 映画
神様の愛い奴 を鑑賞。


ゆきゆきて神軍で有名な奥崎謙三。
77歳7ヶ月になった彼の出所後を追ったドキュメンタリー。
血栓溶解法や独自の理想郷の話などを熱く語る。
さらにはキワモノAVを企画し主演する。
彼を取り巻く子分たちと共に過ごす日々を追ったドキュメンタリー。


ってお話。

ゆきゆきて神軍を観た衝撃で観ちゃいました。
しかしコレは相当最悪な作品ですね。

正直もう狂ってしまっている、体も大分不自由になった癇癪持ちのおじいさんで遊んでる不謹慎なドキュメンタリーです。
何処に地雷があるかわからないがすぐに怒り出す奥崎謙三。
彼を支持する若い取り巻きたち。
しかし取り巻きたちも多分、正直もう馬鹿にしてるようなそんな空気を感じます。

血栓溶解法といって体を振りまくり、子分たちも常に手を揺らしてます。
取り巻きたちもなかなかイタイ感じの人達です。

AVの撮影に入っていくともうただの狂ったブラックユーモアでしかないです。
80歳間近のお爺さんと普通の女性の絡み、ス◯ト◯的な事もやってるのでかなり最悪です。
悪趣味です。
当然出来上がりの劇中劇も酷いものです。

とにかく耄碌した奥崎謙三をいじってみようってな感覚だったと思います。

しかし人は老いるとこんな感じになってしまうのか、と悩まされました。
ゆきゆきて神軍の時は狂ってる感じはあっても芯が通っているような、
何処か理解できるモノはありましたが、今作ではもうただの狂ったお爺さんです。
天皇とかの文句も無く、神様があーだこーだと神様神様、そんな発言ばかり。
老いるとその人間がこだわってた僅かな狭い部分だけが突出してしまうのですね。
彼も結局神様が好きだったのですね。

ゆきゆきて神軍を観た人は観ないほうがいいですね。
そっちの評価まで芋づる式に落としてしまいかねない酷いものです。


そんなわけで1点です。


自分が老いたらどうなってしまうのか?
とちょっと不安にさせられました。

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