空も大地も風も星も変わらない
ただ僕が前後左右に移動している
引っ越したばかりの頃
当ても無く歩いていると決まって江戸川の土手に辿り着いた
今日みたいな冬晴れの日には
風が冷たく吹く
空のガスを吹き飛ばし嘘みたいに晴れた青空が見えた
僕は無職だったから昼間からずっとたたずんでいた
他にもぽつぽつと人が居た
みんなどうしたんだろう?
僕が心配する身分ではないが気になった
実感はないけどそんなそれぞれの憂いも、青空も丸ごと星と回転していた
夏だったらビールを飲んだけど冬だったからビールは飲まなかった
ただ自分がどうしてここに居るのか
この先どうなってしまうのか
それがまるでわからなかった
晴れた空
満点の星空
緑の山
大河の流れ
その全てに僕は殺される
ずっとそんな気がしていた
でもそれはとてもバランスの良い事にも思える
いつまでも川を見て居たかったけど
寒いし、見たいテレビがあったから僕が帰らない事はなかった
僕を部屋に導いたものはたったそれほどの事だ
ただ僕が前後左右に移動している
引っ越したばかりの頃
当ても無く歩いていると決まって江戸川の土手に辿り着いた
今日みたいな冬晴れの日には
風が冷たく吹く
空のガスを吹き飛ばし嘘みたいに晴れた青空が見えた
僕は無職だったから昼間からずっとたたずんでいた
他にもぽつぽつと人が居た
みんなどうしたんだろう?
僕が心配する身分ではないが気になった
実感はないけどそんなそれぞれの憂いも、青空も丸ごと星と回転していた
夏だったらビールを飲んだけど冬だったからビールは飲まなかった
ただ自分がどうしてここに居るのか
この先どうなってしまうのか
それがまるでわからなかった
晴れた空
満点の星空
緑の山
大河の流れ
その全てに僕は殺される
ずっとそんな気がしていた
でもそれはとてもバランスの良い事にも思える
いつまでも川を見て居たかったけど
寒いし、見たいテレビがあったから僕が帰らない事はなかった
僕を部屋に導いたものはたったそれほどの事だ