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スキップ・トレース

2017年09月24日 | 映画
スキップ・トレース
を観ました。


香港警察の刑事ベニー・チャン(ジャッキー・チェン)は、香港犯罪界のドンと疑うヴィクター・ウォン(ウィンストン・チャオ)を捜査中、同僚のヤン(エリック・ツァン)を失った。一人娘のサマンサ(ファン・ビンビン)を託されたベニーはその後見人として面倒をみることに。
9年後。引き続きヴィクターを追っていたベニーは、潜入捜査の失敗から住宅街に甚大な被害を与えたことで停職処分を受ける。
その頃、マカオのカジノで働くサマンサのもとに現れたアメリカ人詐欺師コナー・ワッツ(ジョニー・ノックスヴィル)はサマンサを巻き込んだイカサマにより大金をせしめて姿をくらます。サマンサの上司ウィリーは何としてでもコナーを探し出すようサマンサに命令、彼女はベニーに助けを求める。
コナーが既にロシアまで高飛びしているとわかったベニーは、単身ロシアに乗り込んで彼を逮捕した。が、なぜか二人まとめて追われることになってしまう。実はコナーはロシアン・マフィア、香港マフィアなどありとあらゆる組織に狙われている厄介者だったのだ。とんだ疫病神に出会ってしまったベニーだったが、何と、よりによってこの男が、ベニーが9年も追っているヴィクターの事件のカギを握っている人物だということがわかる。二人は衝突しながらも世界を逃げ回ることに。
逃亡先でさらに敵を作るコナー。怒り心頭のベニー。これ以上ないほど相性最悪なコンビは、巨大な犯罪に立ち向かうため、いや目の前の敵からとりあえず逃げるため、ありとあらゆる手段を使って目的地マカオを目指す。果たして、大逃亡の行方は!?


レニー・ハーリン監督です。
ハリウッドではそこそこのヒットメーカーだと思いますが、それがジャッキー・チェンとタッグを組んだのは時代を感じます。
時代が流れると色んなことが有りになっていくものです。

冒頭からなかなかショッキングな始まりで作品の重さも表現しつつ、
大枠は得意のアクション・コメディで非常に見心地が良かったです。

中盤以降は警官のジャッキー・チェンと護送する犯人のジョニー・ノックスヴィルとのバディムービーです。
いがみ合い騙し合いながら追手から逃げつつ、事件の真相を暴いていきます。
ジャッキー・チェン演じるベテラン刑事が過去に相棒を失った事件の解明の流れです。

協力して逃げるようでジョニー・ノックスヴィルがジャッキー・チェンを騙して逃げ続けるパターンの繰り返しです。
ただこの繰り返しは決して無駄なことではなく2人の人間性を現すのに非常に効果的でした。
協力しあわないと逃げれないけど、そこまで心を許しているわけではなく。
お互いの命を助けることはあれど、やっぱり相手に厳しかったり逃げたり。
だからこそ終盤のコンビ具合には若干の嬉しさと感動すら芽生えますね。

展開はベタですが、ジャッキー・チェンの良さを最大限に出せるのはこの手の作品だと思います。
大どんでん返しなオチも想像の範疇内で、結構さらっとしています。

コメディ要素も悪くなく、観客は結構笑っていました。

ジャッキー・チェンは相変わらずですが、最近ちょいちょい重ための役が多かった印象なので、
こういうライトで最終的にハッピーなやつはなんか良かったです。
結局ファンはこういうのを求めている気がします。

ジョニー・ノックスヴィルは胡散臭さがよく出ていて、いい加減男として素晴らしいバディでした。

ジャッキー・チェンファンには嬉しい映画だと思います。
ハリウッド色が強いレニー・ハーリン監督なのでちょっと懸念していましたが、
エンドロールのNG集もちゃんとありましたので安心してください。


そんなわけで7点。
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