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メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

俺アカデミー賞2016 ランキング20位〜11位

2017年01月26日 | 映画
続きです。

ここまで絞るのは大変でしたが。
ベストテンに入れたいが泣く泣く漏れた作品達です。

どれもかなりの名画です。
必見の10本です。


20位 クリムゾン・ピーク
没落しかかっている英国貴族に半ば騙される様に嫁いだ女性が、その館で数々の怪奇現象に遭遇するお話です。
なかなかジャパニーズ・ホラー的な演出で、脅かしでは無く忍び寄る様な恐怖は大好物です。
ギレルモ・デル・トロらしく壮大な映像世界が凄かったです。
単純なホラーではなくちょっと狂った姉弟からおっかない幽霊が助けてくれるような入り組んだストーリーでした。
個人的に映像が非常に印象的で、想像の少し上を行く展開が面白かったです。



19位 ぼくは明日、昨日のきみとデートする
一目惚れした女性と運命的な恋に落ちますが、二人には悲しい運命がありたった30日間しか一緒に居られないお話です。
ラブコメってアタリハズレが大きくて、しかもハズレの確率が高いジャンルですがコレは素直にアタリと思いました。
少なくともハズレ作品を撮らない三木孝浩監督の腕は流石です。
タイムスリップやタイムリープとは違いますがやたら悲しいそれ系のすれ違いです。
君の名は。ブームの中に上映されてちょっと不幸は感じますが遜色ない設定とロマンチックでした。
仕組みがわかって見事に立場が入れ替わっていく中、もうロマンチックで切なくて何度も泣いてしまいました。
いい加減小松菜奈を好きになりそうです。



18位 ルーム
狭い小屋に監禁された女性とそこで生まれた世界を知らない子供、あまりに危険な計画で脱出し普通の暮らしに戻れない困難のお話。
いやぁ、予告で語られている様なフレーズがまんま正しかったと言った感想です。
強烈な設定の物語でしたが、それを見事に消化して表現していたと思います。
狭い部屋での独特過ぎる暮らしからの脱出、それだけでは無く脱出後の生活の困難さも描いていたのは良かったです。
そしてジーンとさせる終わり方、この手の物語なのにやりきれない気持ちと爽やかさがある名画でした。



17位 ディストラクション・ベイビーズ
暴力のみを手段に危険な遊びにハマっていく退廃的な若者たちのお話です。
冒頭から想像を遥かに上回る鬼気迫る映画でした。
柳楽優弥の怪演がすごく、格闘シーンは本当に殴っているのでは?と疑う程でした。
退廃的でストーリーの強さも無く、どう考えても破滅にしか向かわない物語でしたが、
そういうあるあるを越える激情の様なものがひしひしと伝わりました。
柳楽優弥、菅田将暉、小松菜奈、村上虹郎、池松壮亮等、今後を担う若手が共演していたのも価値がありました。



16位 ちはやふる
競技かるたに青春をかける少年少女の青春物語です。
この手の作品をここまで評価するとは思いませんでしたが、世の中の映画通の評価がどうか知りませんが、
コレは非常に面白かったですね。
今や大スターの広瀬すずの魅力を最大限まで引き出している点でも非常に価値があると思います。
スローモーションの演出、アップの演出、競技かるたをここまでかっこよく描いた腕は凄いと思います。
永遠に思春期な僕にとっては、青春がほとばしりすぎてたまらなかったです。
青春ってこんなにも眩しいんだよねー、グラサン必要なくらい眩しかったです。
10代に戻りたくなりました。
とにかく広瀬すずが激烈に可愛かったです。



15位 残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―
ホラー小説家の元に届いた一通の手紙から怪奇現象が起きる部屋の謎を論理的に調べていくお話です。
近年、すっかりまともなジャパニーズ・ホラーが生まれなくなったと、劇場に足を運ぶ度に失望してきましたが。
久々に最高峰のジャパニーズ・ホラーを観た気がしました、ジャパニーズ・ホラーとして完璧に近いと思います。
ホラーのイメージが無い中村義洋監督作品でしたが、腕のいい監督がホラーをやると凄い高品質になると知らされた作品でもありました。
怪現象を漠然と怖がるのではなく、非常に論理的に知的な人々が真摯に調べる設定も秀逸でした。
恐怖の連鎖は何処まで続くのか?無限地獄に入ったかのような気分でした。
リングや呪怨に匹敵するようなレベルのホラーですが、またちょっと違った知的なホラーで。
凄い怖いのに登場人物たちがギャーギャー騒がないタイプの高品質な作品でした。
ジャパニーズ・ホラーがまだ生きている事がわかって嬉しかったです。



14位 ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK〜
秘蔵映像も含んだシンプルなビートルズのドキュメンタリーです。
もはや歴史上の偉人と言ってもいいであろうビートルズの当時の状況、現象を見事に伝えて居ました。
何より非常に熱量がある仕上がりとなっていました。
劇場で一人立ち上がりそうなほど興奮しました。
ドキュメンタリーなので編集が命だとは思いますが、コレは完璧ではないでしょうか。
ラストにノーカットのライブ映像を流したのも素晴らしかったです。
流石のロン・ハワード作品でした、歴史的価値がある作品だと思います。



13位 永い言い訳
事故で妻を失った小説家が同じ事故被害者の子どもたちの世話をするお話です。
好みの西川美和監督作品ですが、西川作品では最高傑作だと思いました。
非常に繊細で微妙なテーマを描いていますが、その完成度が見事でした。
年齢的にいい大人だけど、大人だってそこまで大人ではないし、
大人だけど成長するし、でもそこまで一気に変われるわけではないし。
個人的に非常に胸に響く内容でした。
何より本木雅弘と竹原ピストルの演技は素晴らしかったです。
子どもたちの演技も素晴らしかったです、”誰も知らない”みたいでした。
何とも言えない狂しい涙を流しました。
こういう映画作れる人々って凄いと思います。



12位 シン・ゴジラ
東京湾に現れたゴジラと日本政府の戦いのお話です。
ご存知、2016年を代表する大ヒット映画です。
庵野秀明監督が作っているのでかなりエヴァンゲリオンみたいでした。
東日本大震災を彷彿とさせる様な国家のピンチに政府が対応する様を、
不思議とリアルさを感じるテイストで描いているのは素晴らしかったです。
ゴジラが暴れだしてどんどんピンチになっていく辺りまでは完璧に面白かったです。
終盤の展開と石原さとみのキャラにちょっと萎える要素があったのが残念でした。



11位 PK
地球に取り残された宇宙人が地球人の言う神様という存在に翻弄されながらも不思議と地球人たちを癒やしていくお話です。
冒頭に丁寧な注意書きが出るくらい、かなり難しく繊細なテーマを扱っています。
純粋な宇宙人のシンプルな反応、地球人が言う神様に疑問いっぱいでその矛盾をズケズケと突っ込んでしまうのはかなり考えさせられました。
雑に宗教を否定するのでは無く、もっと正しい姿があるのではないか?と言うような繊細なテーマを、
コメディや娯楽や感動を作りながらギリギリの力加減で描ききったと思います。
インド映画らしいチープな演出で冒頭はちょっと萎えましたが、それがいい感じに僕を油断させましたね。
長い映画で内容が詰まった映画でしたが最後は大(おお)感動じゃ!劇場内も涙涙でした。
ヒロインのアヌーシュカ・シャルマは信じられないくらいの美女でした。

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