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メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

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「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

バートン・フィンク

2008年06月30日 | 映画
バートン・フィンクを観た。

何度も観てますがやはり素晴らしい映画。

バートン・フィンクという才能ある舞台作家が見出され、ハリウッドで映画の脚本を依頼される。
社会派作品しか書いてこなかったがレスリングの話を書けといわれる。
おテルの一室を長期間借り、環境を整える。
しかしまるで書けずに苦しみ続けるお話。

隣にはあつかましい、巨漢の男が住んでいてそいつと何となく仲良くなる。
憧れの作家に出会いその作家の愛人に恋をしてしまう。
暑さで壁紙ははがれる。

ある日憧れの作家の愛人を抱いてしまうが、翌朝女性はベッドで血まみれで死んでいる。
隣の巨漢男が助けてくれて、バートンは深くその男に感謝をする。
そして巨漢男はバートンに謎の箱を預け営業だと言っていなくなる。

しかし警察がバートンを訪ねてきてバートンにひどく当る。
実は隣の巨漢は殺人鬼でバートンはその仲間だと疑われている。

そしてホテルが燃えだし巨漢男が帰ってきて警察を殺し燃え盛る部屋に帰って行く。
バートンは直前に書き上げた原稿を持ちホテルを去る。

原稿をプロデューサーに見せるのだが、哲学的な内容はベタな話を期待していたプロデューサーには最低だと言われた。

バートンは巨漢男から預かった箱を片手に海でたたずむ。


いつもながらとても引き込まれる見事な空気感が終始漂っていてとてもいいです。
寂れたホテルのシーンがほとんどだが、このシチュエーションがとてもいい。
ザ・マジックアワーの深津絵里さんの部屋はこの部屋みたいに作ったと三谷監督が言っていた。
物書きさんの苦悩は少なからずわかるので、感情移入しやすいです。
しかしバートンがちっとも書かないのでドキドキしちゃいます。

自分の意思では無い所で話が進んでしまういつものコーエン兄弟節がこの作品でも少なめですが顕在です。

そんなこんなで7点。
名作だと思います。

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