ベンジャミン・バトン 数奇な人生を観た。
80歳の老人の体で生まれたベンジャミン(ブラッド・ピット)。
すぐ死ぬと言われたが、何と歳を重ねる毎に若くなっていくという数奇な人生を送った人の話。
病院のベッドで死にかけているデイジー(ケイト・ブランシェット)が、娘にベンジャミンの手記を見せ、過去に共に過ごしたベンジャミンという男の話を聞かせる回想ムービーです。
僕の好きなデヴィッド・フィンチャー監督作品です。
(ネタバレ)
プロローグ。
とある駅の時計創りを依頼された盲目の時計職人。
彼は戦争で息子を失った。
その悲しみのあまり、時を戻したいと考え駅の時計を逆まわりする時計にしてしまう。
第一次世界大戦が終戦した夜にベンジャミンは産まれた。
お産の際に母は死に、老人の姿で産まれた子供を観て父は恐れ、妻を殺したと怒り、とある家の玄関に捨ててしまう。
その家は老人ホームの様な事をしている家で、そこの管理者クイニーはとても良い人でそんな姿のベンジャミンをわが子とし、かわいがって育てる。
ベンジャミンは幼少期を老人ホームで老人として過ごす。
その施設は出会いと別れが多く、色々な刺激を受ける。
また幼いデイジーと出会い恋をする。
徐々に若返り、歩けるようにもなってきたベンジャミンは外の世界に出て行き、酒、女、仕事を覚える。
そして17歳の時(見た目は70歳くらい)家を出て漁師になる。
デイジーとの文通が始まる。
彼の乗った船の船長はガサツだがとても良くしてくれた。
滞在していたホテルで熟女のスイマーの女性と恋に落ちた。
しかし彼の船は戦争の最中、海軍管理下となりベンジャミンも戦争に出る。
船長をはじめ多くの船乗り仲間を失う。
ベンジャミンは田舎に戻り、老人ホームを手伝う。
ベンジャミンを捨てた父が現れ、父はボタン工場で成功して金持ちになっていて、もうすぐ病死するからと、過去の後悔と償いで財産をベンジャミンに譲った。
デイジーはバレエダンサーとしてニューヨークでスターになっていて、二人の気持ちはすれ違いになってしまった。
しかしデイジーは事故に遭い、ダンスを続けられなくなってしまう。
田舎に戻ったデイジーとベンジャミンはついに結ばれ二人で暮らし始め、超幸せな日々を送る。
40歳を少し越えた頃、二人の見た目の年齢は一緒だった。
しかしデイジーの妊娠をきっかけにベンジャミンは悩み、若返る自分の運命は妻と、子供を不幸にするとある朝去ってしまう。
デイジーは別の男と結婚し、娘を育てた。
一度だけベンジャミンとデイジーは再会し、愛し合う。
デイジーは夫が死んだ後、ベンジャミンの実家の老人ホームに現れた痴呆症の少年の世話をした。
その少年がベンジャミン。
彼は全てを忘れて言った。
ベンジャミンは最後には赤ん坊の姿になりデイジーの腕の中で死ぬ。
全てを語り終え、嵐の中デイジーも一人静かに眠る。
(評価)
ま、告知の通りの数奇な人生をそのまま淡々と描いた映画でした。
ベンジャミンが何故老人で産まれ、何故若返るのかみたいな追求は一切無しです。
デヴィッド・フィンチャーらしい味のある質感の映像と、印象深いカットが多くて良かったです。
観てる最中、一体どうやって撮影してるんだ?という疑問ばかりでちょっと集中を欠いてしまいました。
メッセージ性もそれなりに強いが、僕はそんなに感じれませんでした。
ただ、劇中のメッセージ通り、行き着く先は一緒で通り道が違うだけという人生の本質は結構孤独で寂しいもんだと思いました。
長い映画で(167分)ホント数奇な人生を淡々と観た気分です。
そんなわけで7点。
ゾディアックといい、最近のデヴィッド・フィンチャー作品は淡々としております。
ところでこの映画を観た時、映画館はほぼ満員で両隣に他人が居た。
左隣は爺さんと呼ばれるほどのおっさんで口がかなり臭く、3時間弱、おっさんの呼吸をかわさねばならず、地獄でした。
観終わった後、もの凄い頭痛に襲われていた。
80歳の老人の体で生まれたベンジャミン(ブラッド・ピット)。
すぐ死ぬと言われたが、何と歳を重ねる毎に若くなっていくという数奇な人生を送った人の話。
病院のベッドで死にかけているデイジー(ケイト・ブランシェット)が、娘にベンジャミンの手記を見せ、過去に共に過ごしたベンジャミンという男の話を聞かせる回想ムービーです。
僕の好きなデヴィッド・フィンチャー監督作品です。
(ネタバレ)
プロローグ。
とある駅の時計創りを依頼された盲目の時計職人。
彼は戦争で息子を失った。
その悲しみのあまり、時を戻したいと考え駅の時計を逆まわりする時計にしてしまう。
第一次世界大戦が終戦した夜にベンジャミンは産まれた。
お産の際に母は死に、老人の姿で産まれた子供を観て父は恐れ、妻を殺したと怒り、とある家の玄関に捨ててしまう。
その家は老人ホームの様な事をしている家で、そこの管理者クイニーはとても良い人でそんな姿のベンジャミンをわが子とし、かわいがって育てる。
ベンジャミンは幼少期を老人ホームで老人として過ごす。
その施設は出会いと別れが多く、色々な刺激を受ける。
また幼いデイジーと出会い恋をする。
徐々に若返り、歩けるようにもなってきたベンジャミンは外の世界に出て行き、酒、女、仕事を覚える。
そして17歳の時(見た目は70歳くらい)家を出て漁師になる。
デイジーとの文通が始まる。
彼の乗った船の船長はガサツだがとても良くしてくれた。
滞在していたホテルで熟女のスイマーの女性と恋に落ちた。
しかし彼の船は戦争の最中、海軍管理下となりベンジャミンも戦争に出る。
船長をはじめ多くの船乗り仲間を失う。
ベンジャミンは田舎に戻り、老人ホームを手伝う。
ベンジャミンを捨てた父が現れ、父はボタン工場で成功して金持ちになっていて、もうすぐ病死するからと、過去の後悔と償いで財産をベンジャミンに譲った。
デイジーはバレエダンサーとしてニューヨークでスターになっていて、二人の気持ちはすれ違いになってしまった。
しかしデイジーは事故に遭い、ダンスを続けられなくなってしまう。
田舎に戻ったデイジーとベンジャミンはついに結ばれ二人で暮らし始め、超幸せな日々を送る。
40歳を少し越えた頃、二人の見た目の年齢は一緒だった。
しかしデイジーの妊娠をきっかけにベンジャミンは悩み、若返る自分の運命は妻と、子供を不幸にするとある朝去ってしまう。
デイジーは別の男と結婚し、娘を育てた。
一度だけベンジャミンとデイジーは再会し、愛し合う。
デイジーは夫が死んだ後、ベンジャミンの実家の老人ホームに現れた痴呆症の少年の世話をした。
その少年がベンジャミン。
彼は全てを忘れて言った。
ベンジャミンは最後には赤ん坊の姿になりデイジーの腕の中で死ぬ。
全てを語り終え、嵐の中デイジーも一人静かに眠る。
(評価)
ま、告知の通りの数奇な人生をそのまま淡々と描いた映画でした。
ベンジャミンが何故老人で産まれ、何故若返るのかみたいな追求は一切無しです。
デヴィッド・フィンチャーらしい味のある質感の映像と、印象深いカットが多くて良かったです。
観てる最中、一体どうやって撮影してるんだ?という疑問ばかりでちょっと集中を欠いてしまいました。
メッセージ性もそれなりに強いが、僕はそんなに感じれませんでした。
ただ、劇中のメッセージ通り、行き着く先は一緒で通り道が違うだけという人生の本質は結構孤独で寂しいもんだと思いました。
長い映画で(167分)ホント数奇な人生を淡々と観た気分です。
そんなわけで7点。
ゾディアックといい、最近のデヴィッド・フィンチャー作品は淡々としております。
ところでこの映画を観た時、映画館はほぼ満員で両隣に他人が居た。
左隣は爺さんと呼ばれるほどのおっさんで口がかなり臭く、3時間弱、おっさんの呼吸をかわさねばならず、地獄でした。
観終わった後、もの凄い頭痛に襲われていた。